86 ⭐️ 入学式の日、絶望感しかなかった

療育センターへの通いは、小学校入学をきっかけに一区切りとなった。

続けるべきかどうか迷いながらも、不安を抱えたまま最後まで通う形となった。

定期的に相談できる場所がひとつ減ることに、正直少し不安もあった。

何かあった時に話を聞いてもらえる場所がなくなるような感覚で、心細さもあった。

それでも、これからは小学校という新しい環境でやっていくしかない。

そう思いながら、流れとして受け止めるしかなかった。

療育センターでの相談や助言は、その時の私にとって大きな支えになっていた。

通い始めた頃は、どう関わればいいのか分からず、不安ばかりだった。

でも、少しずつ息子のことを相談できるようになり、「これでいいのかな」と確認できる場所にもなっていた。

療育センターには、似たような悩みを抱えた子たちが多かった。

だからこそ、他の子と比べて落ち込むようなことはあまりなかった。

できないことがあっても、「うちだけじゃない」と思えることが、どこか救いになっていた。

それだけに、終わることへの寂しさもあった。

でも、いつまでも同じ場所に頼ってはいられないという気持ちもあった。

不安と切り替え、その両方を抱えたままの状態だった。


卒園式の日を迎えた。

ここから先は

2,416字

¥ 390

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

ありがとうございます。励みになります。いただいたチップはおやつ代にしたいと思います。