94 朝の会から帰りの会まで
学校にも慣れて、朝の流れも少しずつ安定してきていた。
朝は普通級へ行き、みんなと一緒に朝の会で挨拶をする。
そのあと、必要に応じて支援級へ移動し、支援級でも改めて挨拶をして一日が始まる。
そんな学校生活のリズムが、少しずつできていった。
最初は、普通級と支援級を行き来すること自体が大変なのではないかと思っていた。
移動のたびに気持ちが切り替えられるのか。
ちゃんと流れについていけるのか。
心配はたくさんあった。
でも息子は、思っていたより自然に、その流れに慣れていった。
朝の会から始まり、授業や活動を過ごしながら、必要に応じて教室を行き来する。
帰りの会も、普通級と支援級それぞれで挨拶をしてから帰宅する流れになっていた。
少し前まで、「学校生活そのもの」がちゃんと送れるのか不安だった。
それなのに気づけば、朝学校へ行き、一日を過ごして帰ってくる。
そんな毎日が、少しずつ当たり前になっていっていた。
もちろん、毎日完璧に過ごせていたわけではない。
落ち着かない日もあるし、疲れてしまう日もある。
それでも、“学校で一日を過ごす”ということ自体が、少しずつ自然になっていっているように感じていた。
その変化は、とても小さいものだったかもしれない。
でも当時の私には、その「普通に学校へ通えている」ということが、とても大きなことに思えた。
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