57 出た、と言いにくる

おまるに座ることにも慣れてきたので、トイレにおまるをセットしてする練習に変えてみた。

最初は嫌がることもあったけれど、少しずつ座れるようになってきた。

出る前に教えてほしいけれど、教えてくれるのはいつも出てから。

「出た」と言いに来るたびに、あと少しなのかなと思う。

それでも、たまに成功する時もある。
その時は一緒に喜ぶ。

少しでもできた日は、私も嬉しくなる。

うまくいく日もあれば、いかない日もある。
進んでいるようで、戻っているような、そんな繰り返し。

昨日できたことが、今日はできない日もある。
思うようにいかなくて、ため息が出ることもある。

こうやって、少しずつできるようになっていくのかなと思う。

プレや療育センターではおむつ。
家では、おむつの時もあればパンツの時もある。

このやり方でいいのか、無理をさせていないか、少し迷うこともある。

進めた方がいいのか、もう少し待った方がいいのか。

周りと比べてしまうこともある。
同じくらいの年の子が当たり前のようにできているのを見ると、どうしても気になってしまう。

言葉も気になるけれど、
おむつのこともやっぱり気になってしまう。

一つ気になり出すと、また別のことも気になってくる。

できていないことばかりに目がいってしまう自分に気づいて、少し落ち込むこともあった。

それでも、できていることが何もないわけじゃない。

少しずつでも前に進んでいるはずだと、自分に言い聞かせる。

焦っても変わらないと分かっているのに、焦ってしまう。

そんな気持ちを繰り返しながら、
それでも今できていることを見ながら、
少しずつ進めていくしかないのかなと思った。

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