102 支援級 展覧会
支援級で、秋の展覧会があった。
みんなでそれぞれ作品を作り、展示するらしかった。
息子は、粘土で怪獣を作っていると聞いた。
「どんな怪獣作ってるの?」
と聞くと、
「まだ秘密」
と言いながら嬉しそうにしていた。
ただ、少し心配もあった。
息子は、手先がそこまで器用な方ではなかった。
うまくできないとイライラしてしまうこともある。
途中で嫌になったりしていないだろうか。
投げ出したくなっていないだろうか。
そんなことを考えていた。
それでも、どんな作品が出来上がるのか楽しみだった。
展覧会の日、実際に見に行くと、
一生懸命作ったんだろうなと思う怪獣が飾られていた。
形は少し歪んでいたけれど、
息子らしい怪獣だった。
「これ作ったんだよ」
と少し誇らしそうに話してくれた。
上手かどうかより、
最後まで作れたことが嬉しかった。
ちゃんと学校で取り組んで、
作品として完成させたんだなと思った。
支援級には、それぞれ違う作品が並んでいた。
みんな作るものも違うし、個性が出ていて面白かった。
私は、そういう支援級の雰囲気が好きだった。
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