72 園で広がっていく関わり
幼稚園では、お手紙交換が流行っていた。
息子もお友達からお手紙をもらってくることが増え、「これもらった」と嬉しそうに見せてくれることもあった。
大事そうに持っている姿を見ると、園の中でちゃんとつながりができているんだなと感じて、少し安心した。
まだ字をうまく書くことはできなかったため、「ありがとう」みたいな字を書いて、絵を描いたりシールを貼ったりしてお返事をしていた。
どんなふうに作ろうか一緒に考える時間もあり、それを息子自身も楽しんでいるように見えた。
シールが足りなくなった時には一緒に買いに行き、新しいシールを嬉しそうに選んでいたのを覚えている。
園では、おにごっこをして遊ぶこともあったようだった。
まだ遊びのルールや流れに慣れていないこともあり、鬼に捕まると悔しくて泣いてしまうこともあったと聞いた。
息子は足が速い方ではなかったため、逃げ切れずに捕まってしまうことも多かったようだった。
それでも、少しずつ遊びの流れを覚え、先生に見守ってもらいながら参加できる時間が増えていった。
泣いてしまったあとも、また輪の中に戻っていく姿があったと聞くと、息子なりに頑張っていたんだなと思った。
お手紙交換をしたり、みんなと一緒に遊んだり。
うまくいかないこともありながら、園の中で少しずつ関わりが広がっていっていた時期だったように思う。
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