173 中学は普通級へ
息子と何度も話をした。
中学校では、普通級へ行きたい。
そのためには、在籍替えを目標に頑張ろう。
そう決めて、学校にもその気持ちを伝えた。
息子は、
「もっと勉強を頑張りたい。特に漢字。」
そう話していた。
そして、ある日。
「サッカー、辞めようかな。」
と言い出した。
サッカーは大好きだった。
友達もいて、コーチも優しかった。
だからこそ、簡単に決めたわけではなかった。
コーチにも相談した。
「週3回じゃなくてもいいよ。週1回でも来てみたら?」
そう声をかけてもらえた。
それでも息子は、
「やるなら、みんなと同じようにやりたい。」
と言った。
中途半端にはしたくなかったのだろう。
たくさん悩んで、サッカーを辞めることを決めた。
最後の練習の日。
チームのみんなから寄せ書きをもらった。
息子はとても嬉しそうに私に見せてくれた。
家に帰ると、その寄せ書きを自分の机に飾った。
仲間との思い出が、そこに詰まっていた。
「絶対に在籍替えする。」
その言葉には、強い決意が感じられた。
大好きだったサッカーを手放してまで目標を選んだ息子。
私は、その決意を応援しようと思った。
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