165 五年生 始業式
5年生が始まった。
高学年になり、登校班では副班長になった。
クラス替えもあった。
普通級の担任は、去年と同じ先生だった。
4年生の時、普通級で楽しそうに過ごしている息子のことをよく見てくれていた先生だったので、今年も同じ先生だと知って嬉しかった。
一方、支援級の担任は、大学を卒業して先生になったばかりの若い新任の先生だった。
どんな先生なんだろう。
息子とうまくやっていけるだろうか。
少し心配だった。
そして、ある日のこと。
息子は休み時間に、支援級の教室にあるソファで横になっていたらしい。
すると、新しい先生から「だめ」と注意された。
去年まではよかったのに、今年になったら急にだめになった。
息子には、それが納得できなかったようだった。
それをきっかけに、息子は新しい先生の言うことをなかなか聞かなくなってしまった。
先生も対応に困ってしまったようだった。
その後、新しい先生と普通級の担任が話をしたらしく、息子は支援級に在籍したまま、普通級で過ごす時間を増やすことになった。
息子はもともと普通級へ行きたがっていた。
だから本人にとっては嬉しいことだったと思う。
私も、普通級で過ごせる時間が増えること自体は嬉しかった。
でも、
「これでいいのかな?」
と思う部分もあった。
先生との関係がうまくいかなくなったことで、結果的に普通級で過ごす時間が増えた。
それでいいのだろうか。
そんな複雑な気持ちもあった。
その頃、息子と中学校についても話をした。
「中学校はどうしたい?」
そう聞くと、息子は、
「普通級に行きたい。」
と言った。
小学校へ入学する時、支援級を選んだのは私だった。
でも、中学校は私が決めるのではなく、息子自身の気持ちを大切にしたいと思っていた。
私も、息子が普通級でやっていけるのなら、普通級へ行けたらいいなと思っていた。
息子が中学校では普通級へ行きたいと考えていることを学校にも伝えた。
すると、
「その方向でいきましょう。」
ということになった。
5年生では、支援級に在籍しながら、普通級で過ごす時間がさらに増えていった。
そして私たちは、中学校では普通級へ進むことを少しずつ考え始めた。
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