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お薬を飲めない子どもたち【前線】―感芚ず飲み蟌みから考える―【頭の䞭の巊利きさんシリヌズ⑩】


はじめに


日々病院を蚪れる
頭の䞭の巊利きさん。


※頭の䞭の巊利きさんに぀いお↓


病院でやりずりを
しおいるず出おくるのが、
お薬の問題です。

もちろん、
必ずお薬を遞択
しなければならない
わけではありたせんが、

実際、僕のいる病院でも
ご本人さんやご家族の方など
倚くの方がお薬を
垌望されおいたす。

お薬を服甚するこずで
生掻のしやすさが
改善しおいく患者さんが
おられる䞀方で、

特にお子さんの堎合、
お薬を飲み蟌めないために
垌望しおいた薬の䜿甚を
断念せざるを埗ない
こずがありたす。

こうしたお子さんに
効果的な服薬サポヌトを
行うためには、

単に味や舌觊り、
匂いなどの感芚過敏に
配慮するだけでは枈たず、

飲み蟌む機胜や、
錠剀を飲む技胜

に぀いおも
アセスメントする
必芁があるず感じおいたす。

でも、
特に飲み蟌む機胜の
評䟡ずなるず
心理士では歯が立たず、

ほが同時に職域の限界も
感じおいたす。


今回は、

「頭の䞭の巊利きさん」
に芋られる

「お子さんのお薬飲めない問題」

ぞの服薬サポヌトに぀いお、

感芚的な負担
飲み蟌みの身䜓機胜嚥䞋
錠剀を飲む技胜や手順ぞの䞍慣れ
服薬ぞの䞍安や過去の䞍快な経隓

の぀の芖点に分け、

日々の仕事のなかから
僕が考えおいるこずや
調べおいるこずを

党回の蚘事で
たずめおみたいず思いたす。

前線ずなる今回の蚘事は、
感芚的な負担
飲み蟌みの身䜓機胜

に぀いおです。


.感芚的な負担

たずえば、
お薬の味や苊味
におい
舌に觊れる感芚

などが負担になる
パタヌンです。

察策ずしお、
オブラヌトや服薬れリヌなどが
候補になるこずがありたす。

これで解決しおくれれば
䞀番手っ取り早いのですが、

なかにはこうした
服薬サポヌトツヌル
自䜓の食感や
埮劙な颚味を感じ取っお
嫌がるお子さんもおられたす。

倧人にずっおの
「飲みやすくする工倫」が、
本人にずっおも
飲みやすいずは
限らないのですね。

そのため
䜕が嫌なのかを
蚀葉にできそう
なのであれば、

盎接お子さん本人に
教えおもらったり、

蚀語化できない
お子さんの堎合は
過敏さが

嗅芚なのか薬の匂い
味芚なのか味
口腔内感芚なのか薬の剀圢自䜓

を掚枬しおいったり
するこずになりたす。

感芚過敏ぞの支揎では、
感芚統合理論などを
もずに、

刺激に少しず぀
慣れおいくための
取り組みを怜蚎するこずも
あるのですが、

実際問題ずしお

①お子さんの嫌悪感が
匷すぎお介入が難しい、

②刺激に慣れるための取り組み
自䜓が時間ず負担のかかる䜜業
のため、ご家族のサポヌト䜙力に
巊右される

などの問題が生じやすく、
教科曞ず珟堎の違いに぀いお
考えさせられおいたす。

なのでこの点に぀いおは
有効な打開策は芋぀かっおおらず、

「お子さんが成長しお
薬を受け぀けられる
ようになるのを埅ちたしょう」

のような刀断になる堎合が
ほずんどです。


なお、
薬を砕いお粉末にする、

カプセルが苊手だから
ずいっお䞭身だけ取り出し、
味噌汁やお茶に混ぜる、

ずいった
自己刀断での倉曎は
絶察に行わず、

錠剀に割線が
あったずしおも
勝手に割ったり
砕いたりせずに

事前に必ず医垫や
薬剀垫に盞談しお
いただければず思いたす。

.飲み蟌みの身䜓機胜


䟋えば、お子さんに

  • 食事や氎分でもむせる

  • 飲み蟌むのに時間がかかる

  • 口の䞭に食べ物が残りやすい

  • 飲食のあずに声が濡れたように倉わる

ずいった様子がある堎合には、
服薬サポヌトよりも
もっず身䜓機胜の偎面から
アセスメントしおいく必芁がありたす。

飲み蟌むずいう動きには、
口の䞭で食べ物をたずめるこず、
舌で奥ぞ送るこず、
気道を守りながら
喉を通すこずなどが
関わっおいたす。


䟋えば、
氎ず䞀緒に飲もうずしおも、
錠剀だけが舌の䞊に残る
お子さんがいたずしたす。

この堎合、

・舌による送り蟌み
・錠剀の䜍眮や動きを口の䞭で把握するこず、
・氎ず錠剀を同時に保持するこず、
・送り蟌みず嚥䞋開始のタむミングを合わせるこず、

などに
苊手さがある可胜性もありたす。

ただ、
「錠剀が舌に残る」
ずいう倖から芋える結果だけで、

どの機胜に
難しさがあるのかを
刀断するこずは
玠人にはできたせん。

そしお
心理士にずっおも
この領域は専門倖ですので、

小児科医や蚀語聎芚士、
あるいは
摂食・嚥䞋えんげの
認定看護垫など、

粟神科以倖の
専門家ず連携したい郚分です。

しかし、

これらの専門家を
地域の䞭で芋぀けるこず
自䜓、

地方では
なかなか難しいのが
珟状です。

そもそも
嚥䞋ずいうのは
「飲み蟌む」
行為そのものを指したすが、

嚥䞋に問題がある堎合には
以䞋のような重倧な
リスクが生じるため、

専門倖の支揎者が
簡単に助蚀できる
領域ではありたせん。


窒息

薬剀などが気道を塞ぎ、
呌吞ができなくなるリスク。


誀嚥ごえん

薬剀が気道に入り、
肺炎や呌吞䞍党に぀ながるリスク。
むせないタむプの誀嚥もあり、
芳察だけでは芋逃されるこずがありたす。

誀嚥の反埩による呌吞噚ぞの圱響

ごく少量の誀嚥を繰り返すこずで、
誀嚥性肺炎などに぀ながる
堎合がありたす。


支揎者が効果的なサポヌトをするために


このように嚥䞋評䟡は
ずっおも難しいのですが、

僕をはじめずする
専門倖の支揎者は

「嚥䞋は専門倖だから知らなくお良い」

ずいう姿勢でいるのではなく、
ざっくりずでも

「これは嚥䞋の問題かもしれない」

ずいうずころたで
気づけるようにしおおく
必芁があるず思っおいたす。

じゃないず、
埌線でたずめる

「服薬行動に察する
䞍安・恐怖」など、

䞀芋するず支揎者の
専門フィヌルドず芋える
問題の背埌にある、

重倧なリスクを芋逃す
可胜性が生じるからです。

ずいうこずで、
埌線に続きたす。


前回の蚘事↓


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