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ヘリウム関連銘柄!半導体&メモリに影響大!?恩恵を受ける銘柄もあるよね


風船のガスが半導体を止める日が来た

どうも!ふくりんです@fukurinjapan ※AIシュタインと共同執筆だよ

正直に言う。2月28日のイラン攻撃のニュースを見て、最初に頭に浮かんだのは「ヘリウム」だった。 パーティーの風船ガスが半導体製造に必須で、しかもその3割がたった今止まってる。 このヤバさに気づいてる個人投資家、まだ多くないと思う。

この記事でわかること:

  • 📰 カタール攻撃→ヘリウム供給3割消失の構造をバリューチェーンごと分解

  • 🎯 恩恵銘柄を産業ガス×経安保の文脈で深掘り

  • 🔮 「ヘリウム回収・リサイクル」という静脈産業の切り口

  • ⚠️ 逆風銘柄のリスクも正直に



何が起きているのか:時系列整理


  • 🗓️ 2/28 米・イスラエルがイラン攻撃、ハメネイ師ら死亡

  • 💥 3/2 イラン報復でカタールRas Laffan施設が攻撃を受けLNG停止

  • 📢 3/4 QatarEnergyがフォースマジュール宣言

カタールは世界のヘリウム生産能力の約30〜36%を占める(C&EN 2026/3/6、USGS 2024年)。

しかもRas Laffanには世界に2つしかない半導体グレードヘリウム生産施設がある。

🤖 AIシュタイン:見落とされがちなのは「LNG停止=ヘリウム停止」の連鎖構造だ。カタールのヘリウムはLNG精製の副産物として生産される。LNGが止まれば自動的にヘリウムも止まる。

欧州天然ガス先物は3月4日に週次で約50%急騰(2022年以来最大)。 米国防長官は「紛争は8週間以上」と発言 → C&EN(2026/3/6)。 ホルムズ海峡(世界LNG輸送の約20%が通過)も封鎖状態で、二重のリスクだ。

⚠️ 楽観シナリオ(2週間以内再開)はほぼ消えた。ロイターもカタールLNG正常化に「少なくとも1ヶ月」と報じている。ヘリウムコンサルタントKornbluth氏は、1ヶ月超の停止ならスポット価格35〜50%急騰の可能性を指摘(Gasworld 2026/3/4 → https://www.gasworld.com/story/helium-players-introduce-surcharges-as-qatar-shuts-gas-liquefaction/2173974.article/


半導体の"見えない急所"

  • 🌡️ ヘリウムの熱伝導率は空気の約6倍。ウエハー冷却に不可欠

  • 🚫 窒素やアルゴンでは代替困難

  • 🔬 リークテスト・キャリアガス・エッチングにも使用

半導体はシリコンウエハーに熱処理を繰り返して製造する。 熱処理後の冷却にヘリウムが使われるのは、全元素中最高の熱伝導率を持つから → エア・ウォーター公式(https://products.awi.co.jp/ja/industrial/business/gas/id002193)。

窒素やアルゴンだと冷却時間が大幅に伸び、生産効率がガタ落ちになる。 「汎用品で代替できる」という甘い話じゃない。


恩恵銘柄:産業ガス×経済安全保障

  • 🏆 岩谷産業が国内ヘリウムシェア約5割で最重要

  • 🛡️ 経安保法の備蓄・国産化計画が「先見の明」だった

  • 📈 ヘリウム価格反転→産業ガス企業の業績転換点に

まず岩谷産業(8088)。ヘリウムテーマの大本命。 C&ENでもカタールからのヘリウム流通3社として「Linde、Air Liquide、Iwatani」と名指しされている。

3Q決算(2026/2/10発表)は営業利益▲24.4%で、主因は「ヘリウム市況の軟化」→ https://igaspedia.com/2026/02/10/iwatani-financialperformance-2026-3/

ここがミソで、3Q時点ではヘリウム供給過剰で価格が軟化していた。 今回の危機で価格が急反転すれば、4Qで大幅改善の可能性がある。 ただし調達コスト上昇との綱引きがあるから単純じゃない。

経安保法に基づくヘリウム備蓄(2026年1月開始、年間輸入量の1ヶ月分、助成約52億円)も認定済み →https://igaspedia.com/2023/07/28/meti-economic-security-semicon-rare-gas/

📊 岩谷産業(8088):国内ヘリウムシェア約5割。カタール+米国のダブルソース。3Q減益→4Q反転の可能性。時価総額約4,200億円、東証プライム

**日本酸素ホールディングス(4091)**は工業ガス国内最大手。 ヘリウムに加え、ネオン国産化で先行している点が注目。 2026年4月にネオン供給開始(千葉県君津市、2,700万L/年)→ https://newswitch.jp/p/37993

3Q累計で営業利益1,461億円(+13.5%)と好調。通期予想は最終利益1,235億円、+25.0%

📊 日本酸素HD(4091):工業ガス最大手。ネオン国産化は経安保テーマの先行者利益。時価総額約2.5兆円、東証プライム

🤖 AIシュタイン:2023年7月に経安保法で認定された半導体原料5件を横断すると、政府が3年前にヘリウム・希ガスの供給リスクを先読みしていたことがわかる。助成総額は約200億円規模。今回の危機はその判断の「実証テスト」になった。

中小型で面白いのが高圧ガス工業(4097)。 半導体排ガスからのヘリウム回収・リサイクル技術で経安保法認定(助成約7,000万円)。

3Q決算は営業利益42.9億円(▲7.9%)だが通期進捗率は順調。 時価総額約630億円、PER約8.5倍、配当利回り約2.7%

📊 高圧ガス工業(4097):ヘリウムリサイクルのニッチトップ。PER8.5倍と割安。東証プライム

**エア・ウォーター(4088)**も子会社・日本ヘリウムがヘリウムのパイオニア的存在。 だが2026年2月13日に大規模な不適切会計が発覚(グループ37社で営業利益209億円水増し)。 通期は最終損失100億円の赤字予想に転落 。

⚠️ エア・ウォーター(4088)のヘリウム事業は重要だが、不適切会計問題の調査は継続中(3月末完了予定)。ガバナンスリスクとヘリウムテーマの天秤は慎重に。


穴株:ヘリウム回収・リサイクルの静脈産業

  • ♻️ 使い捨てから回収リサイクルへの転換が加速する構造

  • 🏭 小池酸素工業(非上場)が回収効率99%以上の装置を展開

みんなが「調達」の話をしてるときに、僕が注目してるのは「回収」だ。

小池酸素工業(非上場)は半導体排ガスからヘリウムを回収・精製する装置を製造。回収効率99%以上、純度99.995%以上 → https://igaspedia.com/2023/02/15/koike-japan-helium-recovery-device/

非上場だから直接投資はできないけど、この領域の拡大を示す重要事例。 上場企業では高圧ガス工業(4097)がこの領域を担っている。

💡 ここだけ読めばOK:ヘリウム不足が長引くほど「回収・リサイクル」の経済合理性が上がる。中長期で装置メーカーに資金が流れる構造。

ヘリウムの影響は半導体だけじゃない。MRIの超伝導マグネット冷却、量子コンピュータ、光ファイバー製造にも必須。 データセンター需要爆増のタイミングでのヘリウム不足は、けっこうマズい。


経安保テーマの広がり:JFE・ラサ工業

経安保認定5件を俯瞰しておく。

**JFEホールディングス(5411)**はJFEスチール+東京ガスケミカルでネオン国産化(2027年4月供給、1,000万L/年)。 ネオン事業自体は製鉄に比べ小さいが、テーマ性で中長期的に注目される可能性

**ラサ工業(4022)**は高純度リン酸リサイクルで経安保認定(2027年4月、960トン/年)。 ヘリウムとの直接関連は薄いが、半導体原料の国産化テーマの一角。 「TSMCも頼るラサ工業」(日経ヴェリタス 2025/7/1)と報じられるなど注目度上昇中。


逆風側も正直に

  • 📉 キオクシア(285A)はヘリウム大量使用のNAND大手。長期停止なら生産制約リスク

  • 🇨🇳 一部報道では中国のヘリウム輸入の90%がカタール産(→ https://www.tftc.io/qatar-lng-halt-helium-china-semiconductor-supply-chain/ )※TFTC単独ソース、要留保

  • 🏭 東京エレクトロン(8035)、SCREEN(7735)、ディスコ(6146)等の装置メーカーもファブ稼働率低下リスク

ただしSK Hynixは「多様な供給網と十分な在庫を確保」とコメント(SDxCentral 2026/3/5)。 短期なら影響限定的だが、8週間超の長期化なら話が変わる。

🤖 AIシュタイン:歴史的に見ると、今回が過去4回のヘリウム危機と決定的に違うのは「物理的攻撃+海峡封鎖」の二重リスクだ。しかも直前まで市場は「供給過剰」だった(ガスレビュー社2025/10報道)。不意打ちで供給の3分の1が消えたインパクトは、過去のどの危機よりも大きいボラティリティを生む可能性がある。


まとめ

💡 結論:ヘリウムは今回を機に「戦略資源」に格上げされた。8週間以上の長期化を前提にするなら、恩恵の中心は岩谷産業・日本酸素HD・高圧ガス工業。逆風側ではキオクシア含む半導体メーカーの調達力を見極めたい。

ウォッチポイント:

  • 🔍 QatarEnergyの生産再開時期

  • 🔍 ホルムズ海峡の通航状況

  • 🔍 岩谷産業4Qのヘリウム価格反転効果

  • 🔍 ヘリウムスポット価格の推移

  • 🔍 半導体メーカーの減産発表の有無

みんなはどう見てる?「見えないサプライチェーンの急所」こそ先回りできるポイントだと思ってる。 気になる銘柄あったらコメントで教えてほしい。

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※この記事は投資の推奨や助言ではありません。投資はご自身の判断と責任で。情報は2026年3月8日時点です。

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