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【草間彌生といえば、やっぱり“かぼちゃ”】——現代アートの代名詞になった理由 | 各種版画 査定 鑑定 買取 致します


『草間彌生全版画集 All prints of KUSAMA YAYOI 1979-2004』(阿部出版、2005年刊) 本書は、1979年から2004年までの草間彌生の版画作品を網羅したカタログ・レゾネです。​かぼちゃをはじめとする代表的なモチーフの版画が多数収録されており、彼女の版画表現の変遷と多様性を理解する上で貴重な一冊となっています。​各作品の詳細なデータや図版が掲載されており、研究者やコレクターにとって必携の書籍です

「草間彌生といえば、やっぱり“かぼちゃ”」——現代アートの代名詞になった理由

黄色に黒のドット、水玉模様がびっしりと並んだ、あのユーモラスなかぼちゃ。
世界的な現代アーティスト・草間彌生の代名詞ともいえるこのモチーフは、版画作品としても絶大な人気を誇ります。

なぜ、かぼちゃ?——草間は幼少期から幻視や幻聴に悩まされ、その世界と向き合うために絵を描き始めました。かぼちゃは、そんな彼女の不安を和らげてくれる“心のよりどころ”だったそう。だからこそ、どのかぼちゃにも彼女の想いが込められていて、見る人の心に残るのでしょう。

とくに版画作品では、色や構図が工夫され、ひと目で草間作品だと分かる独特の存在感を放ちます。黄色の背景にラメが光るものや、黒地に赤の水玉など、バリエーションも豊富でコレクター心をくすぐります。しかも、版画とはいえ一つひとつが限定数のため、市場に出回る数も限られています。

この10年ほどで、草間の版画作品はオークションでも高額で取引されるようになりました。とくにかぼちゃをテーマにした版画は、世界中でコレクターから熱視線が注がれています。なかには、かつて100万円台だったものが、いまや600万円を超える価格で落札された例も。限定数の版画であること、草間作品の国際的評価が年々高まっていることなどが、人気と価格の高騰に拍車をかけているのです。

さらに近年では、香港やニューヨークといった海外のオークションでも、草間作品が高額で次々と落札されています。特に「かぼちゃ」の絵画や版画は、現代アート市場の“スターアイテム”として定着しつつあります。海外からの注目度の高さが、日本国内の相場にも大きな影響を与えているのです。

草間のかぼちゃは、かわいくて、おしゃれで、ちょっとシュール。それでいて、どこか心を癒してくれる不思議な力を持っています。見る人の心にそっと寄り添う、そんなアートのかたちが、世界中で愛される理由なのかもしれません。

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◎草間彌生(くさま やよい)・プロフィール

草間彌生(くさま やよい)は、1929年、長野県松本市に生まれた現代美術家。​幼少期から幻視や幻聴に悩まされ、それらを克服する手段として絵画を始めました。​1957年に渡米し、ニューヨークで前衛的な活動を展開。​帰国後も国内外で精力的に作品を発表し続けています。​代表的なモチーフである水玉模様やかぼちゃを通じて、無限や自己消滅といったテーマを探求。​その独創的な作品は、世界中の美術館やコレクターから高い評価を受けています。


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