2027年に生き残る仕事5選——共通点は「体が動くこと」
最近、会う人にこんなことをよく聞かれます。
「大森さん、AIが来たら電気工事士ってどうなるんですか?」
正直に言います。私は全然不安を感じていません。むしろ、今がいちばんのチャンスだと思っています。
今日はそのわけを話しながら、私が考える「2027年に生き残る仕事5選」をまとめてみます。
■ まず、2027年に何が起きるか
ChatGPTが世の中に出てきたのが2022年。あれからもうすぐ5年になります。
2027年というのは、AIが「便利なツール」から「当たり前のインフラ」になる節目だと私は見ています。
今でも、文章を書いたり、メールを返したり、データを整理したり——そういうデスクでできる仕事はかなりAIに任せられるようになりました。2027年にはそれがもっと進んで、「パソコンの前でできる仕事」のかなりの部分が自動化されていくと思います。
でも、全部なくなるわけじゃない。
むしろ「体を動かさないとできない仕事」の価値は、これからどんどん上がっていきます。
■ AIが絶対に入れない場所がある
私は30年間、電気工事の現場に立ってきました。
天井裏に潜って古い配線を引き直す。床下に這いずって漏電の原因を探す。焦げ臭い匂いがしたら、その場でパネルを開けて確認する。
これをAIができるか、と言われたら——今も、2027年になっても、できません。
理由はシンプルです。「毎回状況が違うから」です。
100年前に建てられた家の天井裏を這い回るのに、マニュアルなんてない。壁の中に何が通っているかは開けてみるまでわからない。焦げ臭さが本当に危険なのかどうかは、長年現場に立ち続けた人間にしかわからない。
AIが得意なのは「パターンがあること」です。データがあれば分析できる。テンプレートがあれば文章が書ける。
でも「毎回違う現場」「五感を使った判断」「人との信頼関係」——ここはAIの苦手中の苦手です。
■ 2027年に生き残る仕事5選
では具体的に見ていきましょう。
① 電気工事士
電気工事士法という法律があって、一定規模以上の電気工事は資格者しかできません。これはAIが何をしようとも変わりません。しかも電気の需要はこれから爆発的に増える(後述します)。法律で守られていて、なおかつ需要が増えている——これが電気工事士の強みです。
② 配管工・設備工
水道、ガス、空調。これも資格が必要な仕事です。日本中のインフラは老朽化が進んでいて、修繕の需要は右肩上がり。複雑な配管経路や狭い現場はロボットが入るには変数が多すぎる。
③ 大工・建設職人
「木を読む」「現場の癖を感じる」は経験でしか身につかないスキルです。高齢化でリフォーム需要は増え続けますし、古い家の改修はまだまだ人の手の仕事です。
④ 介護・医療現場のスタッフ
人の体に触れる。感情を受け止める。その場の状況を見て判断する。これはAIが最も苦手な領域です。少子高齢化で需要は増え続けますし、これからも人の手が必要であり続けます。
⑤ 農業・食品製造の現場
「この野菜が採り頃かどうか」「この生地の感触は正しいか」——自然や食材を相手にする仕事は、感触と経験が全てです。完全な自動化にはまだ時間がかかる。特に小規模の農業や食品加工は、人の手の仕事が長く残ります。
■ 電気工事士が特に強い理由
5つ挙げましたが、私が「電気工事士はこれからいちばん強い」と言い切れる理由がさらにあります。
まず、法律の壁があること。上でも書きましたが、資格のない人間ができない仕事が、法律で担保されています。
次に、需要が増え続ける3つのトレンドがあること。
EV(電気自動車)が広がれば充電設備の設置工事が急増します。太陽光パネルや蓄電池が普及すれば設置・メンテナンスの仕事が増えます。そして、AIを動かすデータセンターが日本中に建設されていますが、データセンターは膨大な電力を使います。
つまり「AIが広がるほど、電気工事士の仕事も増える」という構図です。
そして、なり手が減っているのに仕事は増えていること。
業界の高齢化が進んで若い人が入ってこない。仕事は増えているのに職人が減っている。需要が増えて供給が減る——これほど有利な状況はなかなかありません。
■ 最後に
2027年、AIが当たり前になる時代は、デスクでできる仕事の価値が下がる時代です。
同時に、体を動かして現場に立つ仕事の価値が上がる時代でもあります。
「手が動く人間の価値は下がらない。むしろ上がる」——これが私の正直な見立てです。
電気工事士としての仕事に誇りを持って、これからも現場に立ち続けます。
もし「電気のこと、もっと知りたい」「一人親方として独立・経営を考えている」という方は、公式LINEからぜひ話しかけてください。
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茨城の電気社長タカ
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