旅を絵にする 3 【バガン遺跡】
このところ、日本のみならず世界中で地震などの自然災害が多発しているように感じられる。ご存知のとおり、先日、ネパールで発生した土石流も、衝撃的な映像と共に連日報道されている。犠牲になった人々の中には、この場所、この時間、奇しくも旅行や用事などで訪れていた人も多くいたらしい。犠牲になられた方々に哀悼の意を表します。一方で、この地に住んでいながら、たまたま他の場所に居て難を逃れた人もいるに違いない。その運命の境は、神のみぞ知る思いである。
今回の旅の絵は、世界三大仏教遺跡のひとつともいわれるミャンマーのバガン遺跡です。2016年2月、友人と二人で訪れた時の情景を油絵で表現しました。

その地で、僕らは電動バイクをそれぞれレンタルして、自由気ままに走り回りながら遺跡巡りをしていた。
しかし、そのレンタル時間も終わろうとしていた頃、僕の乗っていたバイクが急に低速状態になり、仕舞いには、動かなくなってしまった。
「なんだよ、ダメだな~ このポンコツ!」
二人で大笑いしながら、何度かトライするも全く動かない。充電切れだ。やむなく、道に落ちていた紐らしきもので2台を前後につなぎ、牽引しながら走ることにした。
その後も、ゆるやかな上り坂でさえ押さざるを得ない有様で、どうにかレンタル店まで辿り着くことができた。
終了間際に珍道中となったけど、散策に、プラスおまけが付いた感じで、面白くて愉快な一日となった。
夕食時、二人でビールを飲みながら、その出来事は笑いのタネになり、又、酒のツマミにもなって楽しい時間を過ごすことができた。
帰国して半年が過ぎた頃、このバガン近郊を震源地とする大きな地震があった。多くの遺跡の仏塔が壊れたと報道していた。驚くと共に、時間のズレがあれば、僕らも巻き込まれていたかもと思った。この絵の中のある数多くの仏塔も、あるものは崩壊し、また、大きく姿や形を変えているのも、あるのかも知れない。
最近、世界各地での自然災害の報道を見聞きする度に、国内・海外を問わず、突然、災害は我が身に降りかかるかも知れない! という不安や教訓を、あらためて自覚させられている。
ご覧いただきありがとうございます。旅先に限らず、皆様の安全を願ってやまない次第です。
