映画🎬真実の行方(原題:Primal Fear)
映画🎬真実の行方
(原題:Primal Fear)
製作年:1996年
製作国:アメリカ
監督:グレゴリー・ホブリット
脚本:スティーヴ・シェイガン、アン・ビダーマン
原作:ウィリアム・ディール『Primal Fear』
キャスト
マーティン・ベイル:リチャード・ギア
アーロン・スタンプラー:エドワード・ノートン
ジャネット・ベナブル:ローラ・リニー
ジョン・ショーネシー:ジョン・マホーニー
モリー・アリントン:フランシス・マクドーマンド
ミリアム・ショート判事:アルフレ・ウッダード
あらすじ
シカゴの大司教が自宅で惨殺され、現場から血まみれで逃げる19歳の侍者アーロンが逮捕されます。
世間の注目を集める刑事事件を数多く手がけてきた敏腕弁護士マーティン・ベイルは、彼の弁護を無償で引き受けます。
おびえた様子のアーロンは事件当時の記憶が途切れており、自分は殺していないと訴えます。
一方、検察側に立つのは、かつてマーティンと親密な関係にあった検事ジャネット。
法廷で二人が鋭く対峙するなか、マーティンは事件の背後に隠された事実を探り始めます。
やがて大司教をめぐる人間関係や、アーロンが抱えてきた過去が浮かび上がり、単純に見えた殺人事件は複雑な様相を帯びていきます。
『真実の行方』でリチャード・ギアが演じるマーティン・ベイルは、自分の力量を知り、それを隠そうともしない敏腕弁護士です。
法廷での立ち居振る舞いは鮮やかで、言葉を操る姿には都会的な洗練と知性があります。
リチャード・ギアの持つ大人の品格が、マーティンという人物に実によく似合っています。
私は昔からリチャード・ギアが好きですが、この作品で心に残るのは、その端正な佇まいだけではありません。
彼が向き合うアーロンは、残酷な事件の容疑者として世間の視線にさらされる青年です。
けれどマーティンは、「容疑者」という言葉だけで一人の人間を決めつけようとはしません。
罪を裁くことと、人間の尊厳まで奪うことは同じではない。
その境界を守ろうとする姿勢に、弁護士という仕事の重みが静かに宿っています。
エドワード・ノートンの演技も圧巻です。
伏せられた視線、途切れる言葉、怯えた表情。
その繊細さを受け止めながら、マーティンは事件の奥へと踏み込んでいきます。
ローラ・リニー演じるジャネットとの法廷での応酬にも、大人同士の知性と緊張感があります。
そして、この映画を語るうえで忘れられないのがドゥルス・ポンテスの「Canção do Mar」です。
哀愁を帯びた声が流れると、法廷劇の硬質な空気の向こうから、人間の情念や孤独が静かに浮かび上がってきます。
真実とは、証拠の中にあるのか。
言葉の中にあるのか。
それとも、人が信じようとした場所に宿るのか。
正義の向こうには、いつも一人の人間がいる。
そのことを忘れずに立ち続けるマーティン・ベイルの姿と、海を思わせるあの歌声が重なり、この作品に忘れがたい余韻を残しています。
真実は 信じる者の足元から崩れていく
✨✨✨✨✨
見に来てくださってありがとうございます💕🙏💕
みなさんと映画のお話が出来てとても幸せです💕りさ💕
