【読書感想】〜サクッとわかる ビジネス教養 新地政学
今年に入り、アメリカのトランプ大統領による、ベネズエラへの軍事介入やグリーンランドの領有問題がニュースとなりました。
その中で度々聞かれた『地政学的リスク』…
僕の頭の中で「地政学って何?」となりました。
そんな時にたまたま行った本屋で、地政学に関する書籍が多くあることを知り、興味を持つきっかけとなりました。

わかりやすく説明されています。
そもそも地政学って何?
地政学とは読んで字の如く地理の政治学、地理を手掛かりにして、世界の政治、経済、軍事、外交などを考えることのようです。
政治、経済はわかるとしても軍事的なことも?と思いました。
後でわかるのですが、平和ボケしている僕にとって頻繁に見聞きする世界での紛争や戦争は、やっぱり対岸の火事だという認識があります。
それに何故そこでそんな争いが起きているのか、背景はよく理解できていません。
台湾有事だって人に言葉で説明できないです。
それが地理的な条件から各国の思惑が見えてきたり、こんな争いの歴史があったのかということが認識できます。
特に図で説明されていることが多いので非常にわかりやすいです。地図だけに…
ランドパワーとシーパワー
地政学を学ぶ上で重要な用語が出てきます。
先ずはランドパワーとシーパワーです。
ランドパワーとは大陸の内部に位置し、他国とは陸地で国境線を接する大陸国家のこと。
ロシア、中国、ドイツなどがありますね。
他国と接するため侵入されやすく、その防衛コストが高いというデメリットがあります。
逆に陸路で領土を拡張しやすいメリットがあります。
流通ルートは鉄道や道路など陸路が中心です。
シーパワーとは国境の多くを海に接する海洋国家のこと。
日本、イギリス、あとアメリカもそうなんですね。
海に囲まれているため攻め込まれにくく守りやすい代わりに、遠征の際は燃料や輸送の負担が大きくなります。
船によって大量輸送が可能で海路が主なルートです。
国際的な紛争はランドパワーとシーパワーのせめぎ合いでした。
ハートランドとリムランド
ランドパワーとシーパワーが衝突する緩衝地帯はリムランドと呼ばれ、主にユーラシア大陸の海岸線に沿った沿岸部地帯です。
対してハートランドはユーラシア大陸の中心エリアになります。
なるほど地図で見れば紛争が起きている場所はリムランドに集中しており、確かに内陸部ではないんですね。
そういった背景が地政学を学ぶことで納得できるようになります。
世界平和の世界観
地政学は地理の政治学と言うものの、内容のほとんどが領土や権力争いなど軍事的なことでした。
平和な日本人にはあまり考えられないのですが、世界は様々な民族がいて宗教があって、自国のためだけの平和を求めて、それが争いのタネになっています。
『当たり前』はみんなそれぞれ違う。
自分の常識は世の中では当てはまらない。
まぁ、大抵の日本人だって、職場という小さな世界の中でさえ全く合わない人がいるもの…それが多くの人の悩みになってるわけですからね。
もっと大きな地球規模では信じられないくらい違うってことでしょう。
地政学を学んでグローバルに考えられるようになったら、狭い社会でのことなんてつまらないし気にしても仕方ないと思えてきそうです。
