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白銀の北欧から、全裸のボヘミアへ 〜チェコ・プラハでのサウナ初体験〜


新たな熱を求めて、黄金のプラハへ

労働者たちの熱と誇りが渦巻くタンペレを後にし、ヘルシンキを経由して、私は次なる目的地へと飛んだ。初めて降り立つ地、チェコ共和国の首都プラハである。 中世の美しい街並みが残るこの街で、私は人生初となるチェコサウナの扉を開けることにした 。

向かったのは、メトロのMuzeum駅から歩いて5分ほどの場所にある『Sauna Central-Praha』だ 。 料金は2時間で489czk(チェココルナ) 。タオルなどが全て込みとなっているため、手ぶらでふらりと立ち寄れるのがありがたい 。館内はどこも綺麗に保たれており 、ロッカーの使い勝手も申し分なかった 。


全裸の国の、大人のルール

チェコのサウナは男女共用であり、基本的には全裸で過ごすのがルールである 。ただし、移動時などはシーツを巻いている人がほとんどだ 。 最初は少し戸惑うかもしれないが、大きめのジャグジーのような水風呂に入れば、その合理性に気づく 。温度は14℃ほどでしっかりと冷たく、肌感も良くて気持ちがいい 。当然ここには皆全裸で入るのだが、他人の目を気にする人など誰一人としていない 。そこには、大人の成熟したサウナ文化が静かに根付いていた。


マッチョなマスターと、優雅なる「セレモニー」

この施設は完全室内型で外気浴のスペースはないが 、サウナ室は全部で5つくらい用意されている 。ドライサウナやスチームサウナなど、それぞれ微妙に温度設定が異なっており 、一つひとつはそれほど大きくない 。

ここでのハイライトは、1日に数回行われるアウフグースだ。チェコではこれを「セレモニー」と呼ぶらしい 。スケジュールは館内の掲示板で確認することができる 。 定員20名ほどの最も大きなサウナ室で行われたセレモニーを担当してくれたのは、マッチョな若い男性のサウナマスターだった 。彼の仕事ぶりは非常に丁寧で 、音楽に合わせてタオルと大きな扇子(ヨーロッパのサウナでよく見かけるアレだ)を巧みに操り、風を届けてくれる 。ただ熱狂的に温度を上げるのではなく、熱すぎない心地よい温度管理がなされており 、チェコのサウナレベルの高さをまざまざと見せつけられた 。


暗闇のオアシスと、次なる旅への予感

サウナと水風呂の後は、暗めに設定された休憩スペースへ。そこには椅子やベッドが多数並べられており 、静かなヒーリング系の音楽が流れていた(たしか、そうだったと思う) 。室内ではあるものの、空調がしっかりと効いているため、「ととのう」には抜群の環境である 。 このコンパクトで洗練された動線は、日本の施設で例えるなら名古屋の『サウナモンキー』にどこか似ているかもしれない 。サウナの合間には飲食もできるようだが、今回は利用しなかった 。


歴史的な円安のあおりを受けて少し割高には感じるものの、トータルでのコストパフォーマンスは非常に高いと言える 。アクセスのしやすい立地も含めて、初めてのチェコサウナを体験するには最適な場所だった 。

私は暗闇のベッドで深く息を吐きながら、この見知らぬボヘミアの地で、これからどんな熱に出会えるのかと胸を躍らせていた。


👇プラハでのサウナ旅の様子はYouTubeでもご覧いただけます👇


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