芋出し画像

垰る堎所のような䞀冊を、あなたぞ。ゆ。さんずの埀埩曞簡・第䞉通

この蚘事は、ゆ。さんからいただいたお手玙ぞの返事です。
埀埩曞簡は党6通。
今回が、私からゆ。さんぞお送りする最埌の䞀通になりたす。

これたでのお手玙はこちらです💌

  1. 本ず人のあいだに立぀、あなたぞ。ゆ。さんずの埀埩曞簡・第䞀通

  2. たずは、ずびっきり倧きな、ありがずうの花束をあなたぞ。ゆ。さんより私ぞ

  3. 本屋さんも、図曞通も、い぀かの喫茶店も。ゆ。さんずの埀埩曞簡・第二通

  4. 倢の本棚の隅っこに、内緒のスペヌスをそっず。 | ã‚†ã€‚さんより私ぞ


ゆ。さんぞ

ゆ。さん、お手玙をありがずうございたす。

私からお送りするお手玙は、ずうずう、これで最埌になっおしたいたした。

あず䞀通、ゆ。さんからのお返事を埅぀こずができるず分かっおいおも、ずおも名残惜しいです。

始める前は、党6通ずいう玄束がちょうどよく思えたした。

けれど、こうしお蚀葉を受け取り、盞手のこずを思いながら返事を綎る時間を重ねおみるず、六通はあっずいう間ですね。

䞀通目のお手玙を曞いたずき、私はただ、ゆ。さんのこずをほずんど知りたせんでした。

それでも今は、雲の切れ間から射す朚挏れ日の䞋に開かれた「小さなお茶䌚」の気配を、以前より少し近くに感じおいたす。

すべおを知ったわけではありたせん。

けれど、知らないたたでも、誰かの蚀葉に心を寄せ、「もっず知りたい」ず思いながら手玙を曞くこずはできるのですね。

最初にお話しした、盞手の蚀葉や䞖界ぞ「奜き」を綎る、ラブレタヌのような埀埩曞簡。

振り返れば、本圓にそのような時間になったように思いたす。

ゆ。さんが思い描いおくださった、「癒し」をテヌマにした本棚。

ずおも、ゆ。さんらしい本棚だず思いたした。

䞀床に長い物語を远えない日にも、䞀篇ず぀開ける短線集や連䜜小説、アン゜ロゞヌ。

短い蚀葉ずかわいらしい絵で、心をほぐしおくれる絵本。

頑匵る方法ではなく、疲れた人ぞ䌑息の取り方を教えおくれる実甚曞や専門曞。

短い時間でも、癒しや笑顔を受け取れる、䞀冊で完結する挫画。

そしお、蚀葉を読むこずさえ難しい日にも、ペヌゞを開くだけで、ここではないどこかぞ連れ出しおくれる写真集やむラスト集。

どれも、「たくさん読める人」のためではなく、その日の心ず䜓に合った入口から、本ぞ近づけるように遞ばれおいるのだず感じたした。

なかでも、

「疲れおいおも読めるものから、䞀぀ず぀、ゆっくりのんびり」

ずいう蚀葉に、私は立ち止たりたした。

私にも、本が奜きなのに、掻字を読めなくなった時期がありたす。

そのころ、読曞ぞ戻る入口になっおくれたのは、長い小説ではありたせんでした。

仏像の写真集や、犬の写真に短い蚀葉が添えられた本、奜きな歌の歌詞。

眺めるだけでもいい。

䞀行だけでもいい。

本を最初から最埌たで読めなくおも、本のそばにいおいい。

そんな小さな入口を通りながら、私は少しず぀、本のある堎所ぞ戻っおきたした。

だから、ゆ。さんの本棚には、過去のゆ。さんだけでなく、か぀おの私も、そっず迎えおもらえるような気がしたす。

「これでは、本棚ではなく、もはや曞店のよう」ず曞かれおいたしたが、私は、その欲匵りさが玠敵だず思いたした。

読む人の疲れ方も、心が求める䌑み方も、それぞれ違いたす。

だからこそ、入口はいく぀あっおもいい。

あれも、これもず䞊べた棚は、たくさんの人ぞ「あなたが今読める本も、ここにありたすよ」ず䌝えおくれるようです。

そしお、いちばん心惹かれたのが、本棚の隅っこに䜜る「内緒のスペヌス」でした。

特別な䞀冊。

倧奜きな䞀冊。

助けおもらった、倧切な䞀冊。

誰かのために敎えた棚の䞭に、ゆ。さん自身の「奜き」ず「特別」も、きちんず眮いおおく。

その小さな偏りがあるからこそ、本棚は、ただ本を分類しお䞊べた堎所ではなく、ゆ。さんの本棚になるのだず思いたす。

誰かの「奜き」が、ただ知らない誰かの「奜き」になる。

本ず人のあいだに生たれる、そのような出䌚いが、私は倧奜きです。

挫画の奜みも、偏りごず含めお「奜き」なのだず思うので、い぀かこっそり教えおくださいね🀭

さお、ゆ。さんからは、私が以前劄想したお店「テラ」の掚し本は䜕にするのか、ずいう問いをいただきたした。

䞀冊だけ遞ぶずなるず、これたた悩たしい問いです。

奜きな本。

誰かにすすめたい本。

苊しいずきに救っおくれた本。

今の私を぀くった本。

遞ぶ基準を少し倉えるだけで、思い浮かぶ䞀冊も倉わっおしたいたす。

それでも、「テラ」の掚し本ずしお、䞀冊を特等垭に眮くずしたら。

やはり、バヌゞニア・リヌ・バヌトンの絵本『ちいさいおうち』を遞びたいず思いたす。

子どものころ、母に䜕床も読んでもらった絵本です。

䞘の䞊に建぀、ぎんく色のちいさなおうち。

季節がめぐり、呚りの景色が倉わり、やがお町が倧きくなっおも、おうちは同じ堎所に立ち続けたす。

幌いころは、ただ「かわいいおうち」ずしお眺めおいたした。

けれど、倧人になっお読み返すず、そこには、倉わっおいくものの䞭で守られるぬくもりや、垰るこずのできる堎所ぞの願いが描かれおいるように感じたす。

私は、この絵本から「安心できる堎所」ずいうものを教わったのかもしれたせん。

本のある堎所にいるず、ほっずするこず。

曞店や図曞通で、本ず人のあいだに立぀仕事を遞んだこず。

noteで、忙しい毎日に小さな䜙癜を届けたいず思っおいるこず。

い぀か、本屋さんのある喫茶店「テラ」を開けたらず倢芋おいるこず。

ひず぀ず぀たどっおいくず、私の原点には、あの䞘の䞊のちいさなおうちが立っおいるような気がしたす。

以前、この絵本に぀いお綎ったこずがありたす。

『ちいさいおうち』が教えおくれた、倉わらないもの。

図曞通の棚で『ちいさいおうち』を芋぀けるず、今でも぀い嬉しくなりたす。

幌いころの私ず、今の私を、䞀冊の絵本が静かに぀ないでくれおいるからです。

倉わっおいく毎日の䞭で、少し立ち止たり、本ず䞀緒にひず息぀ける堎所。

もし、い぀か「テラ」が本圓に開店する日が来たなら、『ちいさいおうち』を手に取りやすい特等垭ぞ眮きたいです。

子どものころの私ず今の私を぀ないでくれた䞀冊が、今床は、お店を蚪れた誰かの心の居堎所になっおくれたら。

それほど嬉しいこずはありたせん。

ゆ。さんの倢の本棚ず、私の劄想のお店「テラ」。

ただ圢のない堎所なのに、こうしお蚀葉にしおみるず、ほんの少しだけ本圓に存圚しおいるような気がしたす。

そしお、この埀埩曞簡もたた、私にずっお小さな「垰る堎所」のひず぀になりたした。

ゆ。さんから最初にいただいた、ずびっきり倧きな「ありがずう」の花束。

本屋さんず図曞通のこず。

ただよく知らなかった私たちが、手玙を埅぀時間ごず楜しみながら、少しず぀蚀葉を亀わしたこず。

きっず、あずから読み返すたび、今ずはたた違う気持ちに出䌚えるのだず思いたす。

あの日、勇気を出しお、いちばんに手を挙げおくださっお、本圓にありがずうございたす。

初めおの埀埩曞簡のお盞手が、ゆ。さんでよかったです。

私からの最埌のお手玙に、私の原点である䞀冊ず、最埌の質問をそっず添えおおきたす。

ゆ。さんには、これから叶えおみたい倢や、ひそかに育おおいる野望はありたすか

すぐに実珟させたい具䜓的な倢でも、ただ茪郭のない劄想でも。

本棚の隅っこに䜜った「内緒のスペヌス」のように、心の片隅で、こっそり倧切にしおいるもので構いたせん。

ゆ。さんがこれから芋おみたい景色を、よかったら教えおください。

このお手玙が届いたあず、ゆ。さんがどんな蚀葉を返しおくださるのか。

急がずに、最埌のお茶䌚が開かれる日を楜しみに埅っおいたす。

埀埩曞簡が終わっおも、このご瞁たで閉じおしたうわけではありたせん。

たたい぀か、曞きたくなった日に、手玙を送り合えたすように。

喜朚 拝

いいなず思ったら応揎しよう

喜朚凛ききりん サポヌト頂けるず飛んで喜びたす 本を買う代金に充おさせお頂きたすね〜 感謝の気持ちいっぱいです