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コーチングに出会って、私の人生が動き出した話

「コーチング」という言葉を初めて聞いたとき、
正直よくわかりませんでした。

カウンセリングと何が違うのか。何をするのか。
自分に必要なものなのか。

しばらくの間、コーチングとカウンセリングの区別すら、
はっきりついていなかったと思います。

でも、ある考え方に出会ったとき、何かがガラッと変わりました。


「過去」ではなく「未来」から考える

それが、認知科学をベースにしたコーチングとの出会いでした。

それまでの私の思考パターンは、「過去→現在→未来」でした。

これまでの経験から、今の自分がいる。
今の自分の延長線上に、未来がある。

だから「もう歳だから」「今さら遅い」
「これまでこうだったから、これからもこうだろう」
という思考になりやすかった。

でも認知科学コーチングは、全然違う考え方をするんです。

「時間は未来から流れてくる」

まず、ありありとした未来のゴールを設定する。
そのゴールから逆算して、今何をするかを考える。

この考え方を初めて聞いたとき、
「衝撃」という言葉しか出てきませんでした。

時間軸が、完全にひっくり返った感覚でした。


「現状の外にゴールを設定する」

もうひとつ、衝撃だった考え方があります。

「現状の外にゴールを設定する」

今の自分の延長線上にあるゴールではなくて、
今はまだ手が届かないように感じる場所にゴールを置く。

最初は「そんなこと言われても」と思いました。

今の自分には無理なことを目標にしても、意味がないんじゃないか。
むしろ、現実的な目標の方がいいんじゃないか。

でも、試してみたとき、気づいたことがあります。

ゴールを「現状の外」に置いた途端に、見える景色が変わったんです。

今まで見えていなかったものが見えてくる。
今まで「自分には関係ない」と思っていたことが、急に気になり始める。

脳科学で言えば、RAS(網様体賦活系)が変わる——以前の記事で書いたスコトーマ(盲点)が外れる感覚、と言えばわかりやすいかもしれません。


「エフィカシー」という考え方

認知科学コーチングには、「エフィカシー」という概念があります。

「自分はそのゴールを達成できる」という自己評価のことです。

これは、自信とは少し違います。根拠がなくてもいい。
ただ、「私はそこに向かっている」という感覚を持ち続けること。

最初はぎこちなくても、ゴールに向かって動き続けることで、
少しずつエフィカシーが育っていく。

そしてエフィカシーが育つと、行動が変わる。
行動が変わると、現実が変わっていく。


私の人生が動き出した

この考え方と出会ってから、何かが変わりました。

「もう遅い」という言葉が、頭に浮かびにくくなった。

「今の私にはできない」ではなく、
「ゴールの私ならどうするか」という問いが自然に出てくるようになった。

57歳での起業も、59歳でのタップダンスも、ゴルフの再開も
——全部、「今の延長線上」ではなく、
「ありたい自分から逆算した」選択でした。

人生が動き出した、という感覚があります。

「動かされている」のではなくて、「自分で動いている」という感覚。

それが、認知科学コーチングが私に与えてくれたものです。


コーチングという言葉は知っていても、
「自分には関係ない」と思っている方もいるかもしれません。

でも、「時間は未来から流れてくる」「現状の外にゴールを設定する」——この考え方だけでも、何かが変わるきっかけになるかもしれないんです。

人生後半、「動かされる」のではなく「自分で動く」感覚を、
ぜひ一度味わってほしいと思っています。


written by 鈴木理子 心理学・脳科学・コーチングをベースに、人生後半をよりよく生きるためのヒントを発信しています。

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