雪さんと話して気づく純粋な気持ちの尊さ
晴れ間は見えているけど、めちゃめちゃ寒いなと思っていたら雪が降ってきました。
こりゃ、寒いはずだわ(^_^;)と思っていたら
「こんにちは、koyuさん、またお会いできて嬉しいわ」
雪さんが澄んだ声で言いました。
「雪さん、こんにちは。めっちゃ寒いと思ったら雪さんのお出ましだったんですね」
私が両手をさすりながら言いました。
「koyuさんは本当に寒いのが苦手なのね」
雪さんは笑います。
「はい。めちゃくちゃ苦手です。でも雪は好きです。シャチさんもまた雪さんが来てくれて喜んでます」
さすって少し温かくなった手を頬に当てながら言いました。
「ありがとう。とっても嬉しいわ。
シャチさんも喜んでくれて本当に嬉しい」
雪さんはニッコリ笑いました。
「シャチさん、めちゃくちゃ喜んでましたよ!あんなに喜んでもらえたら来た甲斐がありますね」
私が笑うと
「本当にそうね。誰かに自分という存在を純粋に認めてもらえるってとても幸せね」
雪さんは噛み締めるように言いました。
「自分にとって利益がある、とか、損得勘定で相手を見てしまったりしますもんね」
私が少しうつむきながら言うと
「それが普通なのよ。大人になると、より、そうなってしまうのね」
雪さんが少し寂しそうに言いました。
「だからこそ、会いたいって、ただその気持ちだけって、すごくすごく尊いものなのかもしれません」
私が雪さんを真っ直ぐ見ながら言うと
「そうね。その通りね。
純粋な気持ちは大人になるにつれて、少しずつ減ってしまうのかもしれない。
たからこそ、とても尊いのかもしれないわ」
雪さんは強く優しく言いました。
「はい。だからこそ、大事にしたいです、そういう気持ち」
私も力強く言いました。
「生きていく中では純粋さだけではやっていけなちわ。
相手の気持ちを探ったり、見極めたり、打算的にならないといけない場面は多いわ。
それは仕方のない事。誰だってそうなるの。
でもきっと、純粋な気持ちはなくならない。
心の奥にしまい過ぎてるだけなのかもしれない」
雪さんは優しく言いました。
「私の中にもちゃんとありますかね、純粋さ」
私がポツリと言うと
「もちろんよ。心配いらない。私はちゃんと分かる。大丈夫よ」
雪さんは優しく微笑みました。
「シャチさんを見ていると自分には純粋さがないんじゃないかと思ってしまいます」
私が苦笑いになると
「シャチさんは特別ね。純粋さの塊かもしれないわ」
雪さんは笑いました。
「自分にないものを持ってるから何か惹かれるのかなって」
私が言うと
「そういう事もあるけれど、koyuさんとシャチさんは類友かもしれないわね」
雪さんは、え?という顔をしている私に
「純粋だけだと傷つきやすいからkoyuさん、強さも持ち合わせてね」
雪さんはフフッと笑って行ってしまいました。
何となく痛いところを突かれたような気がしました。
ちょっとした事で落ち込んで傷ついて凹んで・・・
私の場合は純粋さよりも強さを鍛えた方が良い気がするなぁと雪さんが去った後の空を見あげて思いました。
