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【2025-11-29】BRASILの「Choro(ショーロ)について


Jacob do Bandolim
Pixinguinha

【2025-11-29】BRASILの「Choro(ショーロ)について

続き

「Choro(ショーロ)」は、ブラジルの代表的な音楽ジャンルで、主に器楽曲を中心としたポピュラー音楽です。ポルトガル語で「泣き声」や「嘆き」を意味しますが、実際の音楽は速くて陽気なリズムが特徴で、「chorinho(ショリーニョ、小さな嘆き)」とも呼ばれます。19世紀のリオデジャネイロで生まれ、ヨーロッパ、アフリカ、先住民の影響が融合したブラジル独自のスタイルとして発展しました。2024年2月29日には、ブラジル国立歴史芸術遺産院(Iphan)により無形文化遺産に登録され、国民的遺産として認定されています。以下にその歴史を時系列でまとめます。(19世紀:1808~1870年代)1808年:家族王室の到来
ポルトガル王室がナポレオンの侵攻を逃れてリオデジャネイロに到着。これによりヨーロッパの音楽(ポルカ、ハバネラ、マクシスなど)がブラジルに導入され、都市文化が花開きます。奴隷貿易の廃止(1850年)も影響し、黒人や混血のミュージシャンが新しい中間層として活躍の場を得ました。
1850年代~1860年代:初期の形成
リオの郊外やサロンで、ヨーロッパのリズムをブラジル風にアレンジした演奏スタイルが生まれます。当初は「chorar(泣くように演奏する)」という表現から「choro」と呼ばれ、感傷的な響きが特徴でした。パンドゥーラやフルートなどの弦楽器が中心。
1870年代:最初のグループ結成
「Choroの父」とされるフルート奏者のJoaquim Callado(ジョアキン・カジャード)が「Choro Carioca(リオのショーロ)」を組織。ヨーロッパ舞曲を即興でアレンジしたスタイルが定着し、ジャンルとして確立します。

黄金期(19世紀末~20世紀初頭:1880~1930年代)1880年代:人気の拡大
ダンスホールやリオ郊外で流行。作曲家Ernesto Nazareth(エルネスト・ナザレス)とChiquinha Gonzaga(キンキーニャ・ゴンザーガ)がショーロに独自の特徴を与え、ピアノ曲として発展。Gonzagaは女性初の著名作曲家として、奴隷制度批判の作品も残しました。
1900年代:歌唱の導入と加速
器楽中心から歌入りへ移行。リズムが速く、陽気になり、Maxixe(マクシス)ダンスの伴奏としても使われます。著名作曲家Anacleto de Medeiros(アナクレト・デ・メディロス)やPatápio Silva(パタピオ・シウヴァ)が活躍。
1920~1930年代:全国的ブーム
ラジオとレコードの普及で全国に広がり。Pixinguinha(ピキンギーニャ、本名João da Bahia)が象徴的な存在となり、「1 x 0(ウン・エス・ゼロ)」などの名曲を生みます。グループ「Os Oito Batutas」がヨーロッパ公演で国際的に紹介。

中期の発展と衰退(1940~1960年代)1940~1950年代:多様化と影
ボサノヴァやサンバの台頭で一時影を潜めますが、Jacob do Bandolim(ジャコブ・ド・バンディオリン)やWaldir Azevedo(ワルジル・アゼベド)の「Brasileirinho(ブラジレイリーニョ)」が復活のきっかけに。ラジオ番組「Roda de Choro(ショーロの輪)」がアマチュアの輪を支えます。
1960年代:アマチュア文化の定着
都市サンバに押されつつ、家庭やバーでの「rodas de choro(ショーロの集まり)」が続き、伝統が口承で守られます。

復興と現代(1970年代~現在)1970年代:クラブの創設
「Clubes do Choro(ショーロクラブ)」が全国で誕生。新世代のグループ(Época de Ouroなど)が登場し、復興の原動力に。
1980~2000年代:グローバル化
MPB(ブラジルポピュラー音楽)の基盤として再評価。Heitor Villa-Lobos(エイトール・ヴィラ=ロボス)のようなクラシック作曲家がショーロを影響源に。
2020年代:遺産登録と活性化
2024年に無形文化遺産に。パンデミック中も屋外の「Choro no Eixo」イベントが続き、教育プログラムや楽器支援の政策が推進されています。現在はフルート、ギター、カヴァキーニョ、パンデイロなどの伝統編成で、若手アーティストが現代アレンジを加えています。

ショーロはブラジルの「魂の化身」(Villa-Lobos談)とされ、構造的にロンド形式(AABBACCA)が一般的で、即興性が魅力です。毎年4月23日(Pixinguinha生誕記念日)が「Dia do Choro」として祝われ、今日もリオの街角で輪が回っています。

自分は昔、吉祥寺のバオバブでバンドリンの寺前 浩之さん(現在は青森在住のはず)と仲良くなり、それでショーロを好きになり、前に立川のイベントに出演してもらったそこでパンデイロの西村さん等に友だちになり仲良くさせてもらっています。それでカバキーニョやパンデイロ等の楽器を知るようになりました。

私は専門家ではないのですが好きなショーロの曲を下記に投稿します。

Vibraçoes · Jacob Do Bandolim

Izaías e Seus Chorões | Pedacinho do Céu (Waldir Azevedo) | Instrumental Sesc Brasil

このIzaias Buenoの演奏が好きです(優しい!!)

Lamentos - Pixinguinha

ショーロといえばこの曲を思う人もいるのでは
Jacob do Bandolim - Assanhado

Naquele Tempo - Pixinguinha

続く

#CHORO
#BRASIL


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