【FWPL-102】事故直後の記録が大切な理由「信号は青だったはず。」
事故直後の記録が大切な理由
「信号は青だったはず。」
「相手は止まっていたと思う。」
「私はこう見えた。」
事故の直後には、誰もが「自分は覚えている」と感じます。
しかし、人の記憶は時間とともに少しずつ変化することがあります。
これは「嘘をついている」という意味ではありません。
私たちの記憶は、後から見聞きした情報や他人との会話、自分なりの解釈によって補われ、知らないうちに書き換えられることがあるのです。
記憶は思ったより正確ではない
事故の相談を受けていると、
「最初に話していた内容と、数か月後の説明が少し変わっている」
ということは珍しくありません。
例えば、
・信号の色
・停止していた位置
・相手車両との距離
・どちらが先に動いたのか
・周囲にいた人の状況
こうした重要な事実であっても、時間の経過によって曖昧になることがあります。
だからこそ、「覚えているから大丈夫」と思わないことが大切です。
事故直後に残しておきたい記録
事故の直後には、次のような記録を残しておくことをおすすめします。
① メモを残す
・いつ
・どこで
・何が起きたのか
・相手は何と言っていたのか
箇条書きでも構いません。
その時の記憶を言葉として残しておくことが重要です。
② 現場の写真を撮る
・車両の位置
・道路状況
・信号機や標識
・ブレーキ痕
・損傷状況
事故現場は時間とともに変化します。
写真は客観的な情報として役立ちます。
③ ドライブレコーダー映像を保存する
ドラレコ映像は上書きされることがあります。
事故後はできるだけ早く保存し、バックアップを取ってください。
「後でやろう」と思っているうちに、消えてしまうケースも少なくありません。
記録は、自分を守るためのもの
記録を残すことは、相手を責めるためではありません。
事故の事実をできるだけ正確に残し、後の話し合いや手続きで困らないようにするためです。
記憶に頼るのではなく、その時にしか残せない情報を残しておく。
それが、自分自身や大切な家族を守ることにつながります。
最後に
事故は突然起こります。慌ててしまうのは当然です。
だからこそ、覚えておいていただきたいことがあります。
「人の記憶は、時間とともに変わることがある。」
事故直後の数分、数十分の行動が、その後の大きな支えになることがあります。
もしもの時のために、
メモを残す。
写真を撮る。
ドラレコを保存する。
その小さな行動が、大切な事実を守る第一歩になるのです。
