なぜドーピング問題で白黒つけたがるのか妄想してみる
ACAとのフェデレーション構想が話題になってから、またドーピング問題でXのタイムラインが賑わっています。
この話題は定期的に燃えますよね。
もちろん「ドーピングは悪いことだ」という前提に異論はありません。
でも、タイムラインを眺めていて毎回思うことがあります。
みんな本当に知りたいのは、ドーピングの真実なんだろうか。
もしかすると私たち格闘技ファンは、「真実」よりも「白か黒か」を求めているだけなんじゃないか。
今日はそんな妄想をしてみます。
ドーピング問題が起こると、SNSではすぐに陣営ができます。
「あの選手は黒だ。」
「いや、証拠がないんだから白だ。」
「限りなくグレーだ。」
まだ何も確定していなくても、どちらかの陣営に立って戦い始める。
その光景を見るたびに少し不思議に思うんです。
現実には「まだ分からない」が答えのことなんて、いくらでもあるはずなのに。
これは完全な妄想ですが、日本人は昔から「潔白」であることを美徳としてきました。
武士道、正々堂々、礼に始まり礼に終わる。
そういう価値観に触れて育ってきたからこそ、「グレーな状態」がすごく気持ち悪いのかもしれません。
白なら応援できる。
黒なら批判できる。
でもグレーはどう扱っていいか分からない。
だから早く白黒をつけたくなる。
そんな心理があるのではないでしょうか。
一方で、現実のスポーツはそんなに単純ではありません。
ドーピング問題は世界中で起きています。
汚染サプリの問題もありますし、国や競技団体によってルールや検査体制も違います。
少なくとも私には、「白」と「黒」の間には広いグレーゾーンがあるように見えます。
だからこそ、「絶対に白」「絶対に黒」と言い切れる場面は、私たちが思っているよりずっと少ないのでしょう。
私は最近、公式発表以外では判断しないようにしています。
選手本人の発言も、関係者の証言も、SNSでどれだけ拡散されていても、それだけで白黒を決めることはしません。
情報が足りないなら、「分からない」で止めておく。
昔はそれが苦手でしたが、今はそのくらいの距離感の方が気持ちよく格闘技を楽しめています。
もちろん誤解してほしくないのは、ドーピングはズルです。
今風に言えばチートです。
だから、応援している選手が被害を受ければ怒るファンの気持ちもよく分かります。
私だって推しの選手が同じ立場なら、きっと冷静ではいられません。
だからこそ思うのです。
この問題で戦っているのは、「白派」と「黒派」ではなく、「感情」と「現実」なのかもしれない、と。
SNSでは白黒がつくまで議論は終わりません。
でも現実は、案外グレーのまま終わることも多い。
そのグレーを受け入れられるようになることも、格闘技ファンとして長く楽しむコツなのかもしれない。
……そんなことを、今日の牛丼うまかったなぁと思いながら、昼休憩にポチポチ書いているのでした。(事実とは異なります)
