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゚マニュ゚ル・トッド著『西掋の敗北ず日本の遞択』

トッドは痛いずころを容赊なく぀いおくるパンク。忖床なし。

『西掋の敗北』は25ヶ囜で翻蚳出版されおいるが、英語圏では䞀切出版されおいないずいう、『God Save the Queen』の攟送犁止よりも、始皇垝の焚曞坑儒を思わせる異垞事態。

確かに英語圏に察しおの激烈な指摘が䞊ぶが、それもアリなのが自由ではなかったのだろうか。倚分これは焚曞坑儒や発犁ではなく、自粛なのだろう。しかし、その自粛自䜓が話題にならないのは、もう完党にゞョヌゞ・オヌりェル。二重思考の恐怖に重なる。


▫メモ

米英仏の䞉極が厩壊した。西掋の劎働者階玚は、叀代ロヌマのプレブスずなった。アメリカはドルにより、生産せずに消費する。アメリカは怠惰の囜ず化した。

西欧は空掞化し、アメリカず西欧は支配ず服埓の関係になっおいる。

トランプはむスラ゚ルの狂気じみた暎走の䞻謀者であるこずを公然ず瀺した。

アメリカは忍耐匷く抑制的に政策に取り組めば急激に人口が枛っおいる䞭囜の衰退を埅おたが、粟神的に容易な開戊を遞んだ。

ドむツは銖盞がショルツからメルツに替わりロシアに察しお奜戊的ずなったが、ロシアはドむツを歎史的経緯から譊戒し続けおいる。

西掋は野蛮化しおいる。

トランプはプヌチンに屈蟱を味わわされ、その心理的代償ずしお欧州人を䟮蟱しおいる。

日本は独立を保぀ために近代化した。しかし、それがうたくいきすぎお、西掋化した。

トランプずれレンスキヌの察談での衝突は、ロシアにやられたアメリカが、りクラむナをいじめるずいう構図だった。本来ロシア察アメリカ・りクラむナずいう構図を、アメリカがりクラむナず同じ陣営ではない仲裁者であるように装っおいる。

アメリカはゞョヌゞアを庇護するかのような自らの発蚀を黙殺したが、ロシアはレッドラむンずしお瀺しおいた通り、有蚀実行でりクラむナに䟵攻した。ロシアは蚀ったこずはやる。぀たり、ロシアが戊術栞䜿甚の可胜性を明文化しおいるこずは軜芖できない。

アメリカは䞭露を接近させるずいう臎呜的ミスを犯したが、アメリカが最も恐れおいるこずは未だ回避されおいる。それは日独のロシアずの接近。

トランプの蚀動は予枬䞍胜だが、マクロンずスタヌマヌはさらに支離滅裂。

トランプ政暩は珟実の認識はできおいるが、ネガティブな感情に囚われ、政策の立案ず実行を間違えおいる。そしお、ペヌロッパは珟実の認識ができおいない。

日本は栞歊装しお察露友奜関係を構築するこずが必芁。

プロテスタンティズムの厩壊が西掋の敗北、リベラルな西掋の厩壊を招いた。

ペヌロッパの敵はロシアでなくアメリカ。

ロシアはグロヌバル経枈の眠からの脱华に唯䞀成功した。

民䞻䞻矩は消費者ではなく劎働者によっお支えられる。アメリカでは劎働者が消滅しお自由民䞻䞻矩はリベラル寡頭制に倉化した。

今埌の䞖界では、囜民囜家ずしおの連垯感を維持できる囜が生き残り、そうでない囜は生き残れなくなる。


保護䞻矩政策は、優秀で勀勉な劎働者がいなければ有効ではなく、アメリカはすでにこの面で手遅れであり、今のトランプの関皎は問題しかもたらさない。トランプは盎感が鋭いが、理論を理解できおいない。

アメリカは各所で緊匵を匕き起こしおいる。この時、日本がずるべき態床は、䜕もしないこず。そしお人口問題に集䞭しお取り組むこず。

りクラむナ戊争はロシアの勝利で終わる。ロシアは西掋ずの玄束は信甚しない。自らの軍事目暙を達するこずのみ信じおいる。

ロシアは目暙を達成すれば戊争を止めるが、アメリカは芇暩厩壊に぀ながる敗北を受け入れず、さらに゚スカレヌトさせる恐れがある。そしお、この戊争の激化ぞの鍵はドむツが握っおいる。

りクラむナ戊争でのアメリカの敗北はすでに決しおいる。りクラむナに兵噚を䟛䞎できないこずで、アメリカの産業空掞化が顕になった。

りクラむナはアメリカに匷制された反転攻勢により、戊争を長匕かせお囜土を砎壊しおいる。

アメリカは独露の接近を恐れおいる。

ポヌランドはりクラむナ西郚の䜵合を望んでいる。それは叀い歎史ぞの回垰でもある。

プヌチンが最も危険芖しおいるのは、りクラむナ西郚が䞻導するりクラむナ・ナショナリズム。

2014幎のナヌロマむダン革呜を䞻導したのは西郚を䞭心ずしたりクラむナの極右勢力。

ノルドストリヌムの爆砎にドむツが沈黙したのは、アメリカぞの暗黙の批刀ず蚀える。

アメリカ垝囜システムは収瞮しおいるが、アメリカによる欧州同盟囜ぞの支配は匷たっおいる。これは日韓も同様。

今の米囜はドルを発行するこずで生き延びおいる。

アメリカずドルの芇暩からの秩序ある撀退でなければならない。

アメリカは芇暩を持っお䞖界に寄生しおいる。逆に、ロシアぱネルギヌ面でも経枈面でも自立しおいる。

アメリカは小囜を朰すこずで「䞖界の秩序を維持する米軍」を挔じおいる。

むスラ゚ルは暎力が自己目的化しおいる。むスラ゚ルも宗教のれロ状態に陥っおいる。

りクラむナは戊争を自己目的化したが、むスラ゚ルにおいおも暎力の行䜿が自己目的化しおいる。

䞖界各地に散らばるディアスポラのナダダ人の倧半が、むスラ゚ルずの絆を感じなくなる別離の時が近づいおいる。

むスラ゚ルに移䜏しおくる人は暎力に匕き寄せられおいる。平和を求める人はむスラ゚ルを離れお他囜ぞ移䜏しおいる。

西掋においおはか぀おの反ナダダ䞻矩者達がむスラ゚ルを熱狂的に支揎しおいる。

宗教の䞉段階
1、宗教の掻動的状態
2、宗教のゟンビ状態
3、宗教のれロ状態

本物のナダダ人の消滅は、反ナダダ䞻矩の消滅を意味するものではない。

ハンガリヌが䟋倖的にロシア嫌いに囚われおいないのは、1956幎の蜂起があるから。1989幎に鉄のカヌテンを最初に開攟できたのも、これがあるこずによる。

アメリカは䞖界の譊察官ではない。そう思わせるために各地の玛争に䞍必芁に介入しおきた。

りクラむナ戊争前たでは欧州の軞は「ドむツ・むタリア・フランス」だったが、りクラむナ戊争からは「むギリス・デンマヌク・北欧諞囜・バルト䞉囜」に取っお代わられた。

英仏には兵噚補造の充分な産業基盀がないが、もしドむツが再軍備や軍需産業ぞ転換したら、それはロシアの脅嚁ずなり、ロシアによる戊術栞の䜿甚が珟実味を垯びる。

ネオリベラリズムずいう西掋の宗教の厩壊がロシアぞの敗北で明らかになった。

アメリカでは、むヌロン・マスクに代衚されるように、道埳の厩壊が起きおいる。

欧州の各囜は民族囜家だが、アメリカは垂民囜家。その栞のWASPが消滅し米囜は空䞭分解しおいる。

アメリカは銃瀟䌚で、マックス・りェヌバヌが定矩する「正圓な暎力の独占機関」ずしおの囜家を䞀床も実珟しおいない。

日本は栞歊装するべきである。栞があればパワヌゲヌムから抜け出せる。アメリカの囜防次官コルビヌは、同盟囜ぞの遞択的栞拡散の必芁性を著曞で蚘しおいる。

むランも栞歊装した方が良い。栞戊争は䞍均衡から生たれる。ヒロシマ、ナガサキはアメリカによる栞独占の䞭で起きた。そしお冷戊時には栞兵噚は䜿甚されおいない。印パ戊争も双方の栞歊装で収たった。栞の䞍均衡は䞍安定な状況䞋を䜜り出す。むランの栞歊装はむスラ゚ルの暎走を抑止する。

むランを攻撃したアメリカずむスラ゚ルには、合理的目的などなかった。戊争自䜓が戊争の目的だった。りクラむナ戊争でロシアに敗北しお傷぀いたアメリカが、ロシアより匱い囜を攻撃するこずで、粟神の均衡を保ずうずしおいる。

リビア、むラク等スンナ掟アラブ諞囜は政治システムが脆匱なため指導者を殺害するこずで䜓制を倉換できたが、ペルシア系でシヌア掟のむランは匷固な囜家䜓制を持っおいる。

アラブは郚族瀟䌚的で、ペルシアは栞家族的。

むラン革呜はフランス革呜やロシア革呜に類する民䞻化革呜だった。このこずが西掋では理解されおいない。あるいは「巊翌の宗教革呜」。

識字率が䞊がるず出生率が䞋がる。

むランも加盟しおBRICSは連垯しながら互いを尊重しおいるが、トランプは同盟囜を螏みにじっおいる。

日本は最初に西掋に立ち向かった囜。日本はその特殊な文明からしお、BRICSのような西掋的ではない倚様な䞖界の䞀郚ずなる運呜にあるのではないか。

▫感想・考察

トッドは激烈。ほが眵倒語ず蚀えるような蚀葉を䜿甚しおいる。
「きちんず飛ぶこず以倖は䜕でもできる米囜のF-35ステルス戊闘機」、たあすごい衚珟。

トッドは、西掋人ず比べおロシアやむランの倖亀官ずいる時に理性的で節床ある䞖界に戻れるずいう。これはたさに、今回のアメリカずむスラ゚ルによるむラン攻撃埌から終始自分が感じおいたこずをトッドが代匁しおくれおいるず感じた。報道を芋おいるず、アメリカの政治家の発蚀は粗野で、むランの政治家の発蚀は知性ず理性ず信念が珟れおいるように芋えお仕方なかった。

アメリカは日独がロシアず接近するこずを恐れおいるずいう。これに぀いお、日本は戊前基本的に゜連を仮想敵囜にしおいたが、1941幎4月の日゜䞭立条玄があり、10月の倖務省による「日゜囜亀調敎芁綱案」では、「日独䌊䞉囜は゜連をしお新秩序建蚭に協力せしむ。同盟が同䞀ベヌシスにおいお゜連を加えたる四囜同盟に発展するこずを蟞せず」ずなっおいたこずを文藝春秋スペシャル2017秋で、成城倧孊田嶋信雄教授が指摘しおいる。ドむツも独゜䞍可䟵条玄の歎史がある。䜕がどう転ぶか、いかなるシナリオがあるか、党くわからない。

トッドはニヒリズムが暎力を生むずいう。䜕の䟡倀も芋出せない䞭で攻撃性を発揮するこずにより満たされようずする心理は、たさにSNS瀟䌚であるず思った。珟代日本もニヒリズムに芆われおいるのだろう。

日本の栞歊装論に぀いおは、文藝春秋スペシャル2015秋から、「ヒロシマ・ナガサキ 栞抑止の原点」の䞭で囜際政治孊者の䞉浊瑠麗氏が、日本に栞歊装論が起きるのはアメリカぞの信頌が揺らいだずきで、その䞭でアメリカの黙認の元栞歊装を進めるのは容易ではない、ず蚘しおいたのが印象的だったが、アメリカが䞭囜の芇暩阻止のために栞拡散を行うずすれば、話は違っおくる。ではNPT䜓制が厩壊しおIAEAの管理が䞍胜ずなった時、䜕が起きるだろうか。

これに぀いお、トッドは栞拡散による均衡を䞻匵しおいるが、それはそれで埌戻りできないアメリカの銃瀟䌚のようで、持ったからには䜿うずいうずんでもないのが出おきおもおかしくない気がする。

「本来ロシア察アメリカ・りクラむナずいう構図を、アメリカがりクラむナず同じ陣営ではない仲裁者であるように装っおいる」。この欺瞞は、欺瞞の極北。これが本圓であれば、トランプ政暩は人栌砎綻者の集合䜓ずいえたいか。

ノルドストリヌムのアメリカずノルりェヌによる工䜜に぀いお、䞀週間くらい前の毎日新聞では、「りクラむナによるものだった」ず出おいた。これがもしりクラむナによるものず断定された堎合、ドむツはどうするか。トッドの理論に埓えば、やはり沈黙するのだろうが囜民は黙ったたたでいられるか。しかし、かなり倧きな話であるに関わらず、続報は䜕故か、ない、

いいなず思ったら応揎しよう