飛行機を見上げると心が軽くなるのはなぜ?
「エッセイしりとり」という企画が僕にまわってきた。
前の人が書いた記事のタイトルの最後の一文字を受け取り、そこから始まるタイトルでエッセイを書くというもの。
バトンを渡してくれたのは、にじここと武藤虹子さん。
にじこのタイトルは「父と過ごす日々」。
ということで、〝び〟もしくは〝ひ〟から始まるタイトルでエッセイを書く。
・・・そもそもエッセイってなんだろう?
言葉は聞くけど、改めてエッセイを書くとなると、そんな疑問が浮かんでくる。とりあえずググってみる(もはや死語?今はチャッピーか?)と、自分の体験や日常の出来事から感じたことや考えたことを自由に書くことだそう。
語源はフランス語のessai(試行錯誤)で、日本語では随筆と呼ばれるそうだけど、日本語にするとますます意味がわからない(笑)。
きっと、「随筆って何?」って聞かれたら、「エッセイのことだよ」って答えるんだろうな。実は随筆もエッセイもあんまり意味がわかってないという。それで会話が成り立つし、わかった気になるんだから。人生というのは意外とテキトーでいいのかもしれない。
生きていると、大変なことは必ず起きる。よく、真剣になっても深刻にはなるなって言う。深く考えるのは悪いことじゃないけど、思い悩み過ぎてまうとちょっと問題になる。心のゆとりがなくなってしまう。そうなると、四六時中その大変なことに思考や感情が囚われてしまう。
不覚にも、少し前にそんな状態に陥った。どういうわけか悪い方向にばかり思考と感情が進んでいく。冷静に考えると、そこまで問題じゃないとはわかるはずなんだけど、「でも・・・」と否定の方に引っ張られてしまう。寝ても覚めてもっていうけど、まさにそんな感じ。
そんなときは、近所の公園を散歩するようにしている。だけど、そういうときって目線が下がってしまっていて、アスファルトばかり見てる。それに気づいたのは、飛行機が上空を通ったときだった。
飛行機の音がしたので、見上げたら飛行機が真っ直ぐに飛んでいた。と同時に青空や雲が目に飛び込んできた。きれいだなぁって感じた。そのとき思った。すぐ上を見ればこんな景色があるのに、なぜか灰色のアスファルトばかり見てたなって。
なんか心が軽くなった。深刻になっているときって、自然とうつむき加減になる気がする。そんなときは外に出て飛行機を見上げると、心が軽くなる。青い空と白い雲を見たらやっぱり人は感動するようにできている。それと顔を上げるだけで、体の状態も変わるらしい。顔を上げて、胸を張って、深呼吸すれば、たしかにそれだけで気分は変わる。
書きながら〝び〟か〝ひ〟で始まる言葉を探していたけど、ちょうど「飛行機」という言葉が出てきた。どうしようかと思ってたけど、なんとかなった。
さて、次のバトンですが、どうやらこの「エッセイしりとり」は8月31日で終わるみたい。なので、次には渡さずにここで止めようと思う。
