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1977

表現の世界において、
親殺し、という言葉がある。 
自分が、師と仰ぐ存在を否定することだ。
自分自身、一皮むけるために、
越えないといけない大きな山。
しかし、そのことを発言したり、
作品にして発表するには、
相当な齟齬が発生するだろう。
恩知らずと思われるだろうし、否が応でも
当人同士の間には緊張感が走る。
そんな「親殺し」の作品として、
真っ先に思い浮かぶのが
クラッシュの「1977」。
デビューシングル「ホワイト・ライオット」
のB面曲だ。
こう歌っている

No Elvis,Beatles or The Rolling Stone in 1977

「1977」ザ・クラッシュ

ビートルズは解散していたが、プレスリーは
存命だったし、ストーンズも現役だった。
クラッシュは、まだ何者でもない、
新人だったから怖い物知らずで
歌えたのかもしれない。

自分自身、この「1977」を聴いたのは、
スタークラブの日本語カバーが最初だった。
世界初のパンクオンリーのカバーアルバム
(1987年リリース当時の宣伝文句だった)
「God Save The Punk Rock」に収録されていた
その日本語カバーでは歌詞が付け加えられている

1987 アフターテンイヤーズ
ロックの敗北 落ち行く地球
剥がれ落ちる 褪せたポスター
No God! Pistols&Clash not here!

「1977」ザ・スタークラブ

日本のロックンロール・バンドが歌うとしたら、きっとこうだ。
「No,Blue Hearts,michelle,Blankey」
そんな大胆不敵なことを歌うバンドに、
出てきて欲しいものだ。
大言壮語を吐きにくいこの時代だからこそ。


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