3歳児健診では「大丈夫」と言われた。でも、今振り返ると思うこと。
「3歳児健診で何も言われなかったから、大丈夫。」
当時の私は、そう思っていました。
いのすけの3歳児健診。
名前を聞かれたら答えられる。
「誰と来たの?」にも答えられる。
私の横でおとなしく座っていられる。
泣かずに歯科健診も受けられる。
保健師さんから聞かれたことにも答えられる。
家で困っていることについても、ちゃんと伝えました。
でも、その場では特に何かを指摘されることはありませんでした。
私の住んでいる市町村の3歳児健診は、こんな感じでした
地域によって内容は違うと思いますが、私の住んでいる市町村では、保健師さんとの簡単な聞き取りが中心でした。
「大きい・小さいは分かる?」
「困っていることはありますか?」
そんな質問をされたり。
そして、
「子育てしながら仕事もして、3人も育てて大変ね〜」
なんて声をかけてもらったり。
これ、言われたときは素直に嬉しかったです。笑
その場でめちゃくちゃ泣いている子がいて、保健師さんから声をかけられたり、
希望する人は心理相談を受けたり。
そんな流れだったと思います。
そして私は、健診が終わったとき、
「……え?もう3歳児健診終わり?」
って、内心思いました。
それくらい、いのすけが落ち着いて健診を受けられていたんだと思います。
だから私は「大丈夫なんや」と思った
その時のいのすけは、できていたこともたくさんありました。
質問にも答えられる。
座っていられる。
健診も受けられる。
だから、その場で何かを指摘されなかったことは、当然だったのかもしれません。
私自身も、
「大丈夫なんや」
と思いました。
でも、家に帰れば気になることはありました。
癇癪。
思い通りにならないと大変になること。
切り替えの難しさ。
「これって、この年齢なら普通なんかな?」
と思うこと。
そして、私は保育士として子どもたちを見てきたからこそ、
「ちょっと気になるな」
と感じることもありました。
「もっと早く気づけばよかった」と思ったこともある
今振り返れば、
「あの時、もう少し早く気づいていればよかったのかな」
と思うこともあります。
でも、たぶん。
ずっと家でのいのすけを見ていて、
保育園でのいのすけも見ていて、
そして子どもに関わる仕事をしていた私だからこそ、
感じられた違和感だったんだと思います。
家での姿だけだったら、どうだったんだろう。
保育園での姿だけだったら、どうだったんだろう。
どちらか一方だけだったら、
「こんなもんじゃない?」
と思っていたかもしれません。
実際、夫は、
「こんなもんじゃない?」
と言っていました。
それも、全然おかしなことではないと思っています。
同じ子どもを見ていても、
見る場所が違えば、感じることも違う。
「気づけなかった」のではなく、「まだ分からなかった」
私は今でも、
あの頃の自分に
「もっと早く気づいて!」
とは言いたくありません。
だって、当時の私はちゃんといのすけを見ていました。
健診にも連れて行った。
困っていることも伝えた。
園での様子も見ていた。
そして、自分なりに
「これって普通なのかな?」
と考えていた。
ただ、
その違和感が何なのかは、まだ分からなかった。
それだけだったんだと思います。
だから今、
3歳児健診を控えているお母さんや、
健診では「大丈夫」と言われたけど、
「でも、なんとなく気になる」
と思っているお母さんがいたら、
その気持ちは大切にしていいと思います。
健診でできたことも、その子の大切な姿。
そして、日常生活で困っていることも、その子の大切な姿。
どちらも、その子です。
「健診で大丈夫だったから、気にしちゃいけない」
ではなく、
「私は何が気になっているんだろう?」
と、もう一度子どもの日常を見てみる。
それだけでもいいと思います。
私も、3歳児健診の日には分からなかったことを、
今になって少しずつ振り返っています。
そして今なら、
「あの時の私が感じていた“なんとなく”って、こういうことだったのかもしれない」
と思うことがあります。
