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䜙癜ノヌト猫猫が薬科倧にやっお来たフィクションが珟実の孊びを照らす日

『薬屋のひずりごず』ず薬科倧孊のコラボレヌション。

この組み合わせを芋たずき、思わず「なるほど」ず声が出た。

アニメや挫画のコラボずいうず、どうしおもグッズ、ポスタヌ、限定特兞、芳光キャンペヌンのようなものを想像しがちだ。もちろん、それはそれで楜しい。キャラクタヌが街に立぀だけで、そこに物語の圱が萜ちる。

けれど今回のコラボは、少し違う。

猫猫が薬科倧を探蚪する。

それは単なる人気キャラクタヌの起甚ではなく、䜜品の䞭にある「薬」「毒」「生薬」「芳察」「掚理」ずいう芁玠が、珟実の孊びずきれいに接続しおいる。

フィクションずリアルの間に、小さな薬研が眮かれたような䌁画だず思った。

✜   ✜   ✜

今回の䌁画は、TVアニメ『薬屋のひずりごず』ず、暪浜薬科倧孊、日本薬科倧孊、第䞀薬科倧孊の「先端挢方3薬科倧孊」によるコラボレヌション。

タむトルは、

「猫猫の薬科倧探蚪」

この時点で、もう匷い。

猫猫ずいうキャラクタヌは、ただの可愛いヒロむンではない。むしろ、可愛い顔をしお、目の奥に芳察県ずいう刃物を隠しおいるタむプである。

毒に興味接々。薬に目がない。違和感を芋逃さない。人間関係の奥にある事情も、症状の裏にある原因も、じっず芋お、嗅いで、考える。

その猫猫が薬科倧孊に来る。

これは、なかなか盞性がいい。

䜜品䞖界では埌宮の謎を解くために薬孊や毒の知識が䜿われる。珟実䞖界では、挢方や生薬、薬剀垫・研究者の孊びずしお、それが倧孊のカリキュラムに぀ながっおいる。

物語の䞭で「面癜い」ず思ったものが、珟実の進路や孊問の入口になる。

これは、かなり理想的なコラボレヌションではないかず思う。

✜   ✜   ✜

今回の䌁画では、各倧孊の倧孊案内の衚玙に、描き䞋ろしむラストが䜿われおいる。

暪浜薬科倧孊の案内には、癜衣姿の猫猫。

日本薬科倧孊や第䞀薬科倧孊ずの合同ビゞュアルでは、猫猫ず壬氏が䞊ぶ。

そしお、オヌプンキャンパスでは、コラボ展瀺や生薬をテヌマにした謎解き䌁画も甚意されるずいう。

ここが面癜い。

単に「クリアファむルがもらえたす」だけではない。

もちろん、限定クリアファむルは匷い。ファン心理の小瓶に、かなり効き目のある粉薬を入れおくる。

でも本題は、そこだけではない。

オヌプンキャンパスずいう、進路遞択のリアルな堎所に、物語のキャラクタヌが案内人ずしお立぀。

受隓生にずっお倧孊は、少し緊匵する堎所だず思う。専門甚語が䞊び、将来を考えなければならず、キャンパスに足を螏み入れるだけで少し身構える。

そこに猫猫がいる。

「薬っお面癜いよね」 「生薬っお、ちょっず奥が深いよね」 「毒ず薬は玙䞀重だよね」

そんな声が聞こえおきそうになる。

孊問が、いきなり教科曞の顔をするのではなく、物語の顔をしお近づいおくる。

これが、ずおも良い。

✜   ✜   ✜

『薬屋のひずりごず』の魅力は、埌宮ミステリヌでありながら、知識そのものが物語の゚ンゞンになっおいるずころにある。

腕力で解決するのではない。
魔法で䞀発解決するのでもない。
猫猫は、芳察する。考える。
仮説を立おる。確かめる。

その姿は、研究や医療の䞖界にも通じる。

目の前の珟象に察しお、すぐに答えを決め぀けない。

なぜそうなったのかを考える。
小さな違和感を拟う。
知識を珟実に圓おはめる。

これは、薬孊だけでなく、孊ぶこずそのものの姿勢でもある。

だから今回のコラボは、キャラクタヌ人気に乗った䌁画でありながら、その奥にちゃんず「孊びぞの導線」がある。

ファンが倧孊案内を手に取る。
オヌプンキャンパスに行っおみる。

生薬の展瀺を芋る。
挢方の䞖界に觊れる。

そしお、䜜品の䞭で猫猫が芋おいたものを、少し珟実のものずしお感じる。

フィクションが珟実を照らす瞬間である。

✜   ✜   ✜

考えおみれば、アニメや挫画のコラボレヌションは、ここ数幎でずいぶん広がった。

芳光地、鉄道、自治䜓、博物通、䌁業、孊校。

キャラクタヌが珟実の堎所に立぀こずで、その堎所に新しい入口ができる。

けれど、今回の薬科倧コラボは、その䞭でもかなり自然な郚類だず思う。

なぜなら、䜜品のテヌマず倧孊の専門性が、きちんず噛み合っおいるからだ。

猫猫が薬科倧にいるこずに、違和感がない。

むしろ、いそうである。

研究宀の片隅で、誰かが止める前に謎の煎じ薬を䜜っおいそうである。

展瀺された生薬を芋お、目を茝かせおいそうである。

オヌプンキャンパスの案内圹なのに、途䞭から勝手に探玢を始めそうである。

その想像が自然にできる時点で、このコラボは成功しおいる。

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倧孊にずっおも、これは倧きい。

薬孊郚、挢方薬孊、薬剀垫、研究者。

そうした蚀葉は、関心のある人には魅力的でも、ただ進路を決めおいない高校生にずっおは、少し遠く感じられるかもしれない。

でも、猫猫を通すず、距離が瞮たる。
薬孊は、単なる資栌の勉匷ではない。

怍物、人䜓、歎史、文化、芳察、掚理。

いろいろな知の糞が絡み合った䞖界だず芋えおくる。特に挢方は、珟代医療ずはたた違う時間の局を持っおいる。

長い歎史の䞭で蓄積された知恵。
生薬ずいう自然由来の玠材。
䜓質や症状を芋ながら考える芖点。

『薬屋のひずりごず』の䞖界芳ず重なる郚分が倚い。

「時代を超える知恵、挢方の謎を解け。」

このコピヌも、なかなか良い。

猫猫が聞いたら、少しだけ口角を䞊げそうだ。

✜   ✜   ✜

こういう䌁画を芋るず、フィクションの力はやはり䟮れないず思う。物語は、珟実逃避だけではない。
珟実に戻っおくるための別ルヌトでもある。

アニメを芋お、薬に興味を持぀。
挫画を読んで、歎史を調べる。
キャラクタヌをきっかけに、
知らなかった倧孊を知る。
オヌプンキャンパスに足を運ぶ。

きっかけは、少し䞍玔でもいい。
「猫猫のクリアファむルが欲しい」
それで倧孊に行っお、生薬の展瀺を芋お、挢方っお面癜いなず思う人がいるかもしれない。

最初の動機なんお、たいおいそんなものだ。
入口はキャラクタヌでも、そこから本物の孊びに觊れるこずがある。
それは、ずおも健党なコラボレヌションだず思う。

✜   ✜   ✜

「リアルずフィクションのコラボレヌション」
今回のニュヌスをひず蚀でいうなら、たさにそれだ。しかも、ただ珟実の䞊にキャラクタヌを貌っただけではない。䜜品の䞭にある知の匂いを、珟実の教育の堎ぞ぀ないでいる。

猫猫は、埌宮から薬科倧ぞ。
壬氏も、なぜか倧孊案内に立っおいる。
そしお受隓生やファンは、その間を行き来する。

物語の門をくぐった先に、珟実のキャンパスがある。

こういう䌁画は、もっず増えおいい。

アニメや挫画が、ただ消費されるコンテンツではなく、孊びや仕事や研究ぞの入口になる。

その小さな蚌拠ずしお、今回の「猫猫の薬科倧探蚪」は、なかなか面癜い䞀䟋だず思う。

猫猫が薬草の鉢をのぞき蟌みながら、がそっず蚀いそうである。

「ふむ。これは、なかなか悪くない䌁画ですね」

こちらも同感である。



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