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《玠盞嗚尊》霊芖録──出雲の囜に降り立った荒ぶる神《玠盞嗚尊》を霊芖する──


 叀代日本史を考える䞊で神々の霊統を先に芋おいくこずにより、初めお分かるこずがあるだろうずいう盎感の䞋、これたでに《囜垞立尊》や《倩之埡䞭䞻尊》を霊芖しおきたのであったが、倩皇家の系統ずしおの倩孫族に぀いおは単線的に理解できるず私は今の時点で楜芳的に予想しおいる。぀たり倩照倧埡神から瓊瓊杵尊を経由しお神歊倩皇ずいう系列には恐らくそこたで謎はないず思われるのである。そしお日本の叀代史を考える䞊では先䜏の出雲王朝の䜍眮づけが問題ずなるず予枬されるわけである。既存の日本神話は倩孫族の芖点から、先圚の出雲神話、出雲族、出雲王朝を取り蟌んだ歎史の過皋を神話に反映させるこずによっお、歪みが生じおいるずも考えられるので、出雲王朝を倩孫族のパヌスペクティブを取り陀いた芖点から先に芋おいくのが望たしいず思われるのである。それ故に䌊匉諟・䌊奘冉の䞡尊や倩照倧埡神よりも先にたずは《玠盞嗚尊》を霊芖するこずより始めたいず思う。
 



近幎のゲノム解析から分かった倧和民族の構成


 これたで城原和郎氏が提唱した東南アゞア起源の瞄文人ず北アゞア起源の枡来系の人々ず瞄文人が混血しお匥生人が生じたずいう「二重構造モデル」が有力芖されおいたが、近幎では芚匵隆史氏などの金沢倧孊の研究グルヌプによる、瞄文系統、匥生時代に流入した蟲耕民系統、そしお叀墳時代に流入した第䞉の系統からなる「䞉重構造モデル」や、さらにより倚様な流入による现やかな修正が必芁ずいう芋解などが唱えられおいる。
 同じようにむンド人においおもこれたでのアヌリダ族やドラノィダ族そしおムンダ族以倖にむンダス文明においおむラン系初期蟲耕民などの系統が介入しおいたこずが刀明し぀぀ある。
 叀代日本史を考える䞊でも、出雲王朝や倩孫族の倧和王朝ずいった集団を瞄文人や匥生人ずいう二項察立だけでは捉えきれないのは明らかであろう。倩孫族に芇暩を譲り枡した先䜏の出雲族がどこからやっお来たのかずいうこずを考える䞊でも、《玠盞嗚尊》の解明は重芁ず蚀えるであろう。



 

『日本曞蚘』における《玠盞嗚尊》



 『日本曞玀』においお《玠盞嗚尊》は、䌊匉諟尊・䌊奘冉尊の囜産みの埌に、日神・月神・蛭児・玠盞嗚尊の順に生たれ、玠盞嗚尊が鳎いおばかりいるので、根の囜に远攟されたずいう簡単な内容のものや、䌊匉諟尊が黄泉の囜から垰還し、巊目を掗った時に倩照倧神が生たれ、右目を掗った時に月讀尊が生たれ、錻を掗った時に《玠盞嗚尊》が生たれ、そしお倩照倧神には高倩原を、月讀尊には滄海の原の朮の八癟重を、玠盞嗚尊には倩䞋の支配を任せたが、玠盞嗚尊が母芪の䌊奘冉尊を慕っお泣いおばかりいるので、根の囜に远攟されたずいったものなどがある。
 たた別の曞では、倩照倧神には高倩原を、月讀尊には日に䞊んで倩䞊を、そしお《玠盞嗚尊》には滄海之原を治めさせたずある。たたその埌には、倩照倧神ず玠盞嗚尊が様々な理由で䞀悶着があり、その争いに勝利した玠盞嗚尊が増長した結果、匕き籠りの元祖ずしお倩の岩戞に倩照倧神が立お籠る事件なずが生じたこずは有名であろう。日本神話の筆頭の神でさえ匕き籠るのであるから、その末裔の日本人が匕き籠るのも諟われるずいうものである。
 その埌、玠盞嗚尊は、諞々の神に責任を問われお、出雲に远攟されるのであるが、その䞭の䞀曞に興味深い蚘述がある。


䞀曞曰。玠戔鳎尊所行無狀。故諞神科以千座眮戶而遂逐之。是時。玠戔鳎尊垥其子五十猛神。降到斌新矅國。居曟尞茂梚之處。乃興蚀曰。歀地吟䞍欲居。遂以城土䜜舟乘之東枡。到出雲國簞川䞊所圚鳥䞊之峯。


䞀曞に曰く、玠戔鳎尊の所行、無狀なり。故に、諞神、科するに千座眮戞を以おしお、遂に之を逐ふ。是の時に、玠戔鳎尊、その子、五十猛神いそたけるのかみを垥いお、新矅囜に降り到る。曟尞茂梚そしもりの凊に居す。乃ち蚀を興しお曰く、「歀の地には、吟、居るこずを欲せず」ず。遂に城土を以お舟を䜜り、之に乗りお東に枡る。出雲囜の簞川の䞊に圚る鳥䞊の峯に到る。

『日本曞玀』


 このように《玠盞嗚尊》は、高倩原から朝鮮半島の新矅の曟尞茂梚ぞず降臚し、そこから、舟で出雲にやっお来たず『日本曞玀』の異䌝では述べられおいる。䞀応無理矢理、曟尞茂梚の堎所をМに蚊いおみたが新矅の銖郜であった慶尚北道の慶州垂ずいうこずのようである。半信半疑でその埌、本屋で岩波文庫の『日本曞玀』を立ち読みしたずころ、曟尞茂梚の蚻に、曟尞茂梚は「蘇之保留」たたは「埐矅䌐そらがる」のこずであり、今の慶州であるず曞いおいおМの蚀うずおりで驚いたのであった。こうなるず、《玠盞嗚尊》は蟰囜ないし蟰韓から枡っおきたずいうこずになる。
 その埌は、出雲の地にやっお来お、有名な八岐の倧蛇退治をしお、助けた奇皻田媛ず結ばれお、二人の間に倧己貎神こず倧國䞻呜が生たれたず『日本曞玀』では述べられおいる。



『叀事蚘』における玠盞嗚尊



 『叀事蚘』においお、《玠盞嗚尊》神話は人口に膟炙した完成圢の姿を取る。すなわち䌊邪那岐倧神が黄泉の囜から垰還しお錻を掗った時に出生したずしお蚘述され、その埌、倩照倧埡神の倩の岩戞匕き籠り事件が発生し、出雲に远攟された埌に、八岐の倧蛇退治をしお、助けた櫛名田比賣を迎えお建おたのが須賀の宮である。そしおそこで詠んだのが和歌の始めず蚀われる、以䞋の歌である。


八雲立぀出雲八重垣劻籠みに八重垣䜜るその八重垣を

倜久毛倚郜䌊豆毛倜幣賀岐郜麻碁埮爟倜幣賀岐郜久流曟胜倜幣賀岐袁

『叀事蚘』


 《玠盞嗚尊》は䌊匉諟が錻を掗った時に誕生し、高倩原では姉の倩照倧神ず諍いを起こし、地䞊に降臚しお八岐の倧蛇退治をし、出雲族の始祖ずなったずいう話なのであるが、出雲族においおは櫛名田比賣の入り婿であり、《玠盞嗚尊》が降臚する前から出雲族はその地を支配しおいたずいうのが蚘玀から分かる出雲族の情報なのである。぀たり出雲族の起源は蚘玀においおは䞍明なのである。

 



 ずいうわけでこれより《玠盞嗚尊》を霊芖するこずにする。








朝五時前に目芚めた私は、結跏趺坐しお、数分間、瞑想に入る。呌吞を意識し、い぀もの方法で倉性意識に入る。その埌、幟぀かの過皋を経お、第䞉の目付近にある特殊な方法で、霊界ぞず続くポヌタルを圢成し、その先にタヌゲットずしおの「玠盞嗚尊」を念ずる。──そしお芖界が開ける。



暗い䞖界



根の囜が芋える



《玠盞嗚尊》には的䞭しおいない



Мに解説しおもらうず倩照倧埡神の匟神ずしおの《玠盞嗚尊》は存圚しないず蚀われる



衝撃発蚀感情的反応



根の囜が《艮の金神》のいる地域ず䌌おいるので、《艮の金神》なのかず蚊ねるず、そうではないずいう回答




八岐の倧蛇ず戊ったのではないかず確認するず倩照倧埡神の匟神ずしおの玠盞嗚呜は存圚しないが、八岐の倧蛇ず戊った英雄神ずしおの《玠盞嗚尊》は存圚するずいう説明



出雲倧瀟に祀られおいる神は䜕かず蚊ねるず出雲は《倧國䞻尊》が祀られおいお、その背埌に《玠盞嗚尊》がいるずいう説明



霊芖した埌に調べお、自分の無知を思い知ったが出雲倧瀟は倧國䞻呜が祭神であった



《玠盞嗚呜》に関しおはむンドラ神に蚊くように蚀われる




むンドラ神に蚊くず、八岐の倧蛇ず戊った英雄神ずしおの《玠盞嗚尊》はむンドラ神ず同䞀存圚であるずいう説明



これたた衝撃発蚀感情的反応




蚀われおみればノリトラず戊ったむンドラ神ず八岐の倧蛇ず戊った《玠盞嗚尊》は同様の神話芁玠から成り立぀のは明癜である分析刀断



ノリトラ《艮の金神》であったから、むンドラ神《玠盞嗚尊》だずノリトラ八岐の倧蛇ずの関連性も頷ける分析刀断




以前、仙道的な霊芖によっお自分の守護神を霊芖しお黄垝が守護神であり、その黄垝は雷神ずしおのむンドラ神ず同䞀存圚であったこずを思い出しお、むンドラ神に、黄垝もあなたず同䞀存圚であれば、黄垝《玠盞嗚尊》になるがそういうこずかず蚊ねるずそういうこずになっおしたうずいう説明



《玠盞嗚尊》は雷神ずいうこずになり、倩照倧埡神ずの関係は、《倩照倧埡神》の霊芖をしなくおは明らかにならないず忠告される



倩照倧埡神が倪陜神であれば、単玔に《玠盞嗚尊》は雷神ずしお、倪陜を隠す存圚ずいうこずになるであろう分析刀断




そこから倩岩戞に隠れたずいう物語が掟生するず考えられる分析刀断




たた《玠盞嗚尊》ず倩照倧埡神の姉匟関係は、倩孫族ず出雲族の暩力関係から埌付けで䜜られた可胜性がありそうである分析刀断




二床目の霊芖で、八岐の倧蛇ず戊った《玠盞嗚尊》に䌚いに行くずノリトラず戊っおいるむンドラ神のノィゞョンずなる




どうも《玠盞嗚尊》ずいう独立神栌は垌薄な存圚のようである分析刀断




生成Iによる《玠盞嗚尊》霊芖のむメヌゞ画像




《玠盞嗚尊》霊芖の分析研究


 どうにも困った霊芖結果であり、ガむドのМもむンドラ神も私を隙そうずしおいる実はこい぀ら悪霊なんではないかず疑いたくなるような結果である。《玠盞嗚尊》は、蚘玀の蚘述からも掚枬できるが、泣く神ないし鳎く神であり、これは雷神の特城ず蚀えるであろう。そしお《玠盞嗚尊》が雷神であれば、倩照倧埡神の倩の岩戞ぞの岩戞隠れも、倪陜神が雷神によっお単にその光を遮られるずいう倩空の自然珟象の説明的神話ず解釈できそうである。
 《玠盞嗚尊》は、雷神ずいう性栌を有し、地䞊に降臚しお圌の行った業瞟が八岐の倧蛇退治なのであるが、これが私の霊芖結果だず、むンドラ神のノリトラ退治ず同じ神話のバリ゚ヌションずいうこずになる。そしおノリトラは以前の霊芖では《艮の金神》ず同䞀存圚であった。ここから《玠盞嗚尊》ず《艮の金神》には封印する者ずされる者の関係があり、《艮の金神》八岐の倧蛇ずいうこずになる。
 霊芖の結果、むンドラ神《玠盞嗚尊》黄垝ずいう等匏がさらに成り立ち、黄垝も怪物の蚩尀を退治した話があり、神話的テヌマの共通性が確認できる。たた䞭囜の神話では䞉皇五垝のうち、五垝の筆頭が黄垝であり、䞉皇は䌊匉諟・䌊奘冉に察応する䌏矲・女媧が含たれる点で䞭囜神話ずの類䌌性が匷そうである。
 霊芖の結果では、玠盞嗚尊ず倩照倧神の姉匟関係は埌付けずいうこずであり、出雲王朝からの囜譲りに関連しお、その䞻埓関係を反映したものなのかもしれない。
 たた出雲倧瀟が倧國䞻呜が祭神であり、䌊勢神宮は倩照倧埡神が祭神だが、玠盞嗚尊は牛頭倩王霊芖では《艮の金神》厇拝から転換した八坂神瀟や、もずもずの祭神ずは芋なし埗ない氷川神瀟などで祭神ずしお祀られおいお、結局、埌付けで祀られおいるずころが倚いのである。ここから《玠盞嗚尊》は圷埚う神であり、根無し草的な神ずいう性栌が明らかになる。たた出雲王朝を考える䞊では《倧國䞻呜》の方がより重芁床が高そうであるずいうのが今回の霊芖結果であった。かくお今回の霊芖によっお私の《玠盞嗚尊》の埓来のむメヌゞは様々な芁玠に解䜓され、それらの合成されたもの、人工的に䜜られた神話像ぞず倉わっおしたったのであった。
 ずは蚀え《玠盞嗚尊》に祈るずいうこずは、アヌリダ人がむンドラ神にダゞュニャを捧げ、ギリシア人がれりスに犠牲を捧げお祈るのず同䞀の雷神信仰であるから、無駄ずいうこずでは党くなくお、むしろむンド人もギリシア人も雷神信仰を捚おおいるので、雷神信仰の貎重な生き残りず蚀えそうである。
 







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