ノアの本棚|アイデアのつくり方
なぜこの本を選んだか
正直に言うと、この本を選んだのは、最近の物語がきっかけでした。
ずっと別々のものだと思っていた、2つの願いがありました。
一つは「光が届かなかった場所に、光を届けたい」という願い。
もう一つは「消えない、忘れられないと、信じたい」という願い。
書きながら、ふと気づきました。
「この2つ、実は同じ場所を指しているんじゃないか」
その瞬間、正直、少し興奮しました。
別々だと思っていたものが、実は繋がっていた。
この感覚、前にどこかで読んだ気がすると思って、本棚から引っ張り出したのが、この本でした。
『アイデアのつくり方』(ジェームス・W・ヤング著、今井茂雄訳、CCCメディアハウス)です。

一言で言うと
アイデアとは、既存の要素の、新しい組み合わせにすぎない。
これが、この本のすべてです。
わずか100ページほどの、驚くほど薄い本ですが、1940年に書かれてから80年以上、ずっと読み継がれています。
特に刺さった部分
一番刺さったのは、アイデアの作り方が、才能ではなく、手順として説明されているところでした。
本によれば、アイデアが生まれるまでには、こういう順番があるそうです。
材料を集める
集めた材料を、頭の中でこねくり回す
一度、完全に問題を手放す
すると、ふとした瞬間に、アイデアが「降ってくる」
それを、現実に使える形に磨き上げる
正直、僕はいつも「降ってくる瞬間」だけが、アイデアだと思っていました。
でも本によれば、その前の「材料を集める」「こねくり回す」という地味な作業こそが、一番大事な工程なんだそうです。
2つの願いが繋がって見えたのも、たぶん偶然ではありませんでした。
それぞれの願いを、何話もかけて、何度も何度も、頭の中でこねくり回していたからこそ、繋がって見えたんだと思います。
こんな人におすすめ
アイデアが「降ってくるのを待つしかない」と思っている人
発想力に自信がなく、才能のせいにしてしまいがちな人
物語や企画を作っていて、バラバラなピースをどう繋げればいいか悩んでいる人
正直、この本を読むと、アイデアという言葉の重さが、少し軽くなります。
才能の話ではなく、手順の話だったんです。
材料を集めて、こねくり回して、手放して、待つ。
これなら、誰にでもできる気がします。
小さな一歩も、ちゃんと星になる。🌙
