我が家のイケメン讃歌
我が家は「強肝臓一家」だ。
以前からちょいちょい私の話はしているが、夫も娘も息子もかなり、かな~りイケる口。
先日、そんな『肝臓アベンジャーズ』が久々の宴のため我が家に集結した!
・・・まぁ、つまり。就職して一人暮らしの子供たちが久々に泊まりで帰宅したというだけの話なのですが、毎度毎度大げさでスンマセン エヘヘヘヘ
今回主役となる酒は、転職した娘が3月に送別会でゲットした、あの高級日本酒『獺祭』(送別会に酒をチョイスされる娘24歳よ・・)。これを家族で味わう夕べの為に母は刺身やら揚げ物やらをせっせと準備していた。
すると、息子が重たそうに一升瓶と4合瓶を抱えて帰ってきた。
「これ、会社の倉庫で眠ってたやつ、もらったんだ!旨いらしいけど、少し古いから飲んじゃったほうがいいかも」
一升瓶×2本。4合瓶1本。4人で飲むにはさすがに多いか。。でも、両方ちょっと古くなってきているわけだしなぁ。。。。
えぇ~~い!
「日本酒を余らせるなんてもったいない。今宵飲むべし!」
謎のもったいない精神が家族全員を支配する。
まずはビールで乾杯からの~~⇒数時間後、綺麗に空瓶が並んでいた。
しかし肝臓アベンジャーズ一家の業はそこで止まらない。
さらに、以前家族旅行で夫がカッコつけて買った静岡のご当地ウィスキーまでもが消費された。。。らしい。。。
らしい・・・・
というのも、私。不覚にも、ウィスキー登場後の記憶がないのだ。
結果。私、夫、息子の3人は途中から完全に記憶を失い、宴の跡はさながら戦場跡地となり。。。
たけき者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。。
落ち武者は敗走したのだ。。
翌朝。そこには凄惨な景色が広がっていた。
息子は寝ゲロで目覚め、いち早くウイスキー未満で戦線を離脱してドロンしたはずの夫はなぜか一番ひどくぶっつぶれている。私もひどい二日酔いで頭が割れそうになり、ただの屍として転がっていた。(落ち武者以下!)
そんな絶望の淵に沈む一族の中で、ただ一人、ケロリとした顔で動く影があった。
同じ量飲んだ筈なのにケロリしているバッカスが!
・・・娘である。
彼女は前夜、泥酔した家族が撒き散らした宴の後片付けを完璧にこなし、挙句の果てに、落武者3名を歯磨きに誘導し、寝かしつけており、さらに弟の寝ゲロ処理を手伝い、屍状態の母に水とアイスノンを用意してくれていたのだ。(これ、私記憶がないので娘からの伝承である)
それだけではない。日曜日、這いつくばる両親と弟を横目に、娘はきっちりと朝食を平らげ、午前中のうちに美しくフルメイクを完成させた。そして、美しいタテガミ(髪)を揺らしながら、こう言い残して颯爽と去っていったのだ。
「あたし、今日も飲み会だから帰るわ」
背中に雄々しく風を切りながら、次の戦地(飲み会)へと旅立つその姿は、完全にサバンナを統べるオスライオンのそれだった。(BGMは『ライオン・キング』で)ちなみに他3名は夕方まで屍として転がっていた。。。
実は、娘のこの規格外の男前さは今に始まったことではない。
彼女が生まれる前、産婦人科のエコー映像を見た私は、画面の中の胎児に「立派なデカいアレ」が付いているのをハッキリと目撃した気がしたのだ。
性別を教えてくれない産院だったので目撃したものがすべてだった。
「よし、男の子だ!見えた。見えたぞ!デカい!デカいぞ!!」
そう確信した私は、産着やらベビー用品やらをすべて爽やかな水色で買い揃えた。ところが、産声をあげて生まれてきたのは、まさかの女の子。
あの時私が見た「アレ」は幻だったのだ。
いや、おそらく娘は、生まれる瞬間にその圧倒的な「男気」だけを残して、性別だけをくるりと入れ替えて出てきたに違いない。
(ちなみに、娘がそこに置いていったはずのアレと女子っぽさをすべて拾い集めて2年後に生まれてきたのが、現在体は大型犬だがギャルみたいに可愛い息子である。神様の配役ミスとしか言いようがない)。
そんな「水色の産着」で始まった娘の人生だ。赤子の頃から無駄泣きもせず、そこらの男よりずっと竹を割ったようにさっぱりとした性格に育ち、現在は男ばかりの職場で、連日の飲みニュケーションも仕事もバリバリとこなしている。身長も高く見栄えもいい、母親の私が惚れちゃうくらいにイケメン女子なのだ。あの子の時代が来てもいいと本気で思っている。
…娘曰く、私の親フィルターは『濃霧か!』という位、濃く深いらしいが。
だからこそ、母としてはほんの少し欲が出る。
できれば医者や弁護士、あるいはエリートサラリーマンあたりと結婚して、母が得られなかったような、誰もが羨む幸せを掴んでほしいな、(私も私なりに幸せだけども誰もが羨むかというとマニア向けコースだからなぁ)なんて願うこともあるのだ。
しかし、いかんせん中身がイケメンすぎて良き相手探しに難航している。
いや、正確に言うと「モテない」わけではないのだ。本人いわく、
「おとこ?弾(タマ)はある」
だそうで、(おまえはゴルゴ13か!スナイパーか!)
実際にいろんなメンズと飯を食いに行っている。
恐らくモテる。モテるのだが、おそらく男側の器が、娘のライオン級の風格にまったく追いついていないのだ。世の中軟弱男ばっかりなのだ!!
結果として、誰も選べない状態が続いている。娘には万に一つも非はない!あるはずない!!
(え?これは親フィルター濃霧母の主観ですが、なにか?)
これらを冷静に分析した結果、私はこんな結論に達した。
この子が一般企業の枠に収まるエリート男と結婚しても、きっと窮屈なだけだ。金や名誉なんかより、この子のポテンシャルが一番活きる幸せの形。
それは――。
もっとバリバリ稼いで、松潤みたいな可愛いペット(男)をゲットし、
『きみはペット』の小雪演ずる「すみれちゃん」になることだ。
それだ。それしかない。
あの包容力と男前さなら、可愛い男の1人や2人、最高の笑顔で養えるはず。
よし、決めた!
娘よ、男を養う金は私に任せろ!
母が12億円ゲットして、何があっても揺るがない最強に太い実家になって、あんたを支えてやるわ!!!!
……と、ここまで鼻息も荒く娘への愛とリスペクトを熱く語ってきたわけだが。
カンの良い方はもう、おわかりでしょう。。
要するに私が言いたかったのは、
現在絶賛発売中のサマージャンボ宝くじを買うための、これ以上ない完璧な大義名分が見つかったということである。
買うぜ!買ったるぜ、宝くじ!!!
当たれ、12億!!!!!
ちゃんちゃん。
・・・毎年こんなこと言ってんなぁ。とほほ
