福岡・香椎宮|神功皇后の想いにふれる、古宮へ
宮地嶽神社の古宮址で、神功皇后さまの祈りと、護りのはじまりに触れたあと、空港へ向かって車を走らせていました。
信号待ちをしていると、目の前に
「香椎宮 駐車場」の大きな看板が・・・!
本来のスケジュールにはない場所でしたが、迷うことなく自然とハンドルを切っていました。


鳥居の外から境内を眺めると、どこか女性らしく洗練されつつも、芯の強さを感じる佇まい。
なぜそう感じたのか、由緒書を読んで深く納得しました。
【香椎宮 基本情報】
御祭神:
仲哀天皇
神功皇后
配祀:
応神天皇
住吉大神
所在地:
福岡県福岡市東区香椎4-16-1
アクセス:
JR香椎線「香椎神宮駅」徒歩約4分
西鉄「香椎宮前駅」徒歩約10分
駐車場:あり
英雄ヤマトタケルの子、仲哀天皇は、強く美しい神功皇后と夫婦になり、香椎で過ごすことになりました。
ある日、仲哀天皇は神の怒りに触れ亡くなってしまいます。
神功皇后は悲しみをこらえて、天皇のかわりに男装をして海を行き交い、そして愛する夫のために香椎にほこらを建てました。
その後、ご夫婦に男の子が生まれます。
おじいさんとお母さんの血を受け継いでたくさんの勝負に勝ち、お父さんの遺志を引き継いで応神天皇となりました。
武芸にすぐれ、日本文化の基礎を築いたこの天皇は、いつしか八幡神と呼ばれ、全国の八幡宮という神社の神さまになります。
そして時が流れた後、愛する夫のそばにいたいと願った神功皇后のお宮も建てられ、ご夫婦が再び一緒になられたのがこの「香椎宮」のはじまりです。
ヤマトタケルを祖父神とし、神功皇后を母に持つ応神天皇が八幡さま。
歴史や『日本書紀』にも疎かった私は、今回の旅で初めてそのつながりを知りました。
これまで巡ってきた八幡宮、そして御嶽や三峯神社で出会ったヤマトタケル――。
子どもの頃、父に連れられ、毎年、石清水八幡宮へ初詣に行っていたこと。
子どもの頃の記憶から、これまで訪れてきた神社まで――。
長い時間をかけて積み重ねてきたご縁が、今回の旅でひとつにつながったように思えました。
【本殿】
日本唯一の建築様式である「香椎造」


【御神木】
国家鎮護の象徴の綾杉

【しょうぶ池】

【辨財天社】
御祭神:
市杵嶋姫命
御神徳:
財運・開運招福・芸能上達の御神徳



そして、境内を出て、
「香椎宮起源の地 古宮」へ向かいます。

途中、300歳以上の長寿を保ったとされる日本名水百選にも選ばれた「不老水」へ向かう道との分かれ道。
帰りの時間が迫っていたため今回は断念して、まっすぐ古宮へ・・・。

【仲哀天皇 橿日宮蹟(古宮)】
沙庭斎場
御祭神:
仲哀天皇

ここは、仲哀天皇が国家鎮護の拠点とした橿日宮の跡地。
かつては香椎廟と呼ばれ、地名の由来となった御神木「香椎」も残されています。

【香椎】
宮地嶽神社の古宮址から吸い込まれるように辿り着いた香椎宮。
香椎宮の公式サイトには、
「あなたも大事な人々の幸せを祈って、愛をつないでください。」
と書かれていました。
この言葉に、神功皇后さまの深い愛情が重なるようで、深く心に響きました。
思いがけないご縁に導かれ、たくさんの気づきをいただいた、意味深い巡礼旅となりました。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
