長編小説、宝石探し、29日目③

僕と化け物退治の人は食事をした。僕は送別会で食べていたので軽めの食事にしておいた。

化け物退治の人は…
「送別会に行けなくて悪かったね。明日の化け物との決闘の準備があったんだ。改めて宝石探し、お疲れ様。見事に宝石を手に入れたね。

…次は僕が化け物を退治する番だね。集中するよ。明日は何をするの?宝石を手に入れてヒマだと思うけど。

…それが良いよ。部屋でゴロゴロするヒマなんて無かったからね。

…僕の送別会?僕は日本で知り合った人は、あまりいないよ。それに明日の決闘で送別会を開いてる時間も無いし。送別会とかは苦手だから気にしなくていいよ。

…そうだね。一緒に帰れたらいいね。でも確か飛行機に乗る時間が違ったから別々に王国に帰ることになる。王国に帰ったら、また食事でもしよう。

…気にしなくていいよ。化け物退治をしていたら、やられる時は、いつか来る。生き残る方が奇跡だからね。応援もいらない。化け物とは一対一の決闘になる。どっちが勝っても悔いはない。君も知ってるだろうが化け物は怪盗の友達。化け物が、やられても悲しむ人はいるんだ。

…引き分けは無いよ。どちらかが勝つまで続く。」
…と言った。

僕は化け物退治の人を応援したかったがスポーツと違い決闘は悲劇しか生まない。確か日本では決闘は禁止されてるが、それは人間対人間の決闘で人間対化け物の決闘は禁止されていない。

おそらく多くの人間が人間を応援するだろう。同時に多くの化け物が化け物を応援するはず。いや化け物は応援という行動をしない。化け物は一匹で戦っている。怪盗は化け物を応援するかもしれないが、それは特別である。化け物退治の人は化け物の孤独を攻めたくないのかもしれない。周りの人間のために負けろ、とは言いたくないのだろう。

僕は決闘が行われる空き家には行かないことにした。一対一の邪魔をしたくない。化け物退治の人に任せて明日は部屋でゴロゴロすることにしていた。

しかし決闘のことを考えると何も、やる気が起きない気もした。なるべく決闘のことを考えずに過ごすには、どうしたら良いだろうか。寝てるのが良いが1日中、寝る気もしない。

僕は怪盗をデートに誘うことにした。怪盗も決闘のことで頭がいっぱいのはず。僕は怪盗に電話をかけて明日どこかに出かけようと誘ってみた。怪盗は遊園地と言ったが遊園地は2回も行ってる。

どこに出かけるかは明日、決めると言い電話を切った。宝石探しは29日目が終わった。

続く

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