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愛とプリンは固めがいい。宇宙人が分析する、地球人の欲張りな生態【昭和の宇宙人👽調査報告書④】


こんにちは。

地球任務を遂行中。

またまた、昭和の宇宙人👽です。

現在、夏休み。

宿題は、

「地球人について調べてきなさい。」

という、

非常にざっくりした内容です。

先生。

もう少し具体的にお願いします。

とはいえ、

調査は順調です。

……たぶん。

今回も、

いつもの調査対象を観察します。

青依叶子。

この地球人については、

以前から少し気になっていることがあります。

どうやら、この人間、

誰かを愛したいらしい。

そして、

誰かに愛されたいらしい。

これは、
これまでの調査でも確認されています。

そのため調査員は、

「この地球人は、誰かを必要としているのだろう」

と考えていました。

ところが。

最近の観察で、

その予想が、
少し違っていたことが分かりました。

この地球人。

どうも、

ひとりが好きらしい。

……。

これは、

どういうことでしょうか。


【ひとり=寂しい、ではないらしい】


観察を続けます。

行ってみたい場所があれば、

ひとりで行く。

興味のあることがあれば、

ひとりでやってみる。

何か思いつけば、

ひとりで考える。

そして、

そのまま楽しそうにしています。

誰かがいなくても、

退屈している様子がありません。

むしろ、

「自由」

であることを、

かなり楽しんでいる。

調査員は、

少し驚きました。

地球人とは、
誰かと一緒にいないと、
寂しくなる生物だと思っていたからです。

しかし、

どうやら違う。

この地球人にとって、

ひとり=寂しい

ではないらしい。

ひとり=自由。

これは、

重要な発見です。


さらに観察すると、

この地球人には、

「自分の世界」

があります。

考えたり。

想像したり。

妄想したり。

何かを見つけて笑ったり。

突然、何かを思いついて、

夢中になったり。

その世界には、

他の地球人が入っていなくても、

かなりたくさんのものがあります。


私は思いました。


もしかすると、

この地球人は、

ひとりでいる時も、ひとりではないのかもしれない。

本人の中に、
本人だけの世界があるからです。

……。

地球人。

なかなか奥が深い。


【ところが、ここで問題が発生した】


この地球人が、

長い間、

想い続けてきた人物がいます。


その人物について、

この地球人は以前、

とても嬉しそうにしていました。

その人が、

長い間頑張ってきたこと。

周りから、認められるようになったこと。

以前より、

自由に、生きられているようにみえること。

そして何よりも、
その人が以前よりも
優しく穏やかに笑っていること。

その姿を見て、

自分のことのように喜んでいました。


自分が何かをしてあげたわけではありません。

目の前で起きていることでもありません。

それでも、

「よかった。」

と思う。

頑張ってきた人が報われることを、
本当に嬉しく感じている。


調査員は、

思いました。


これが愛なのかもしれない。

調査員は、これを「無償の愛」のサンプルとして記録しました。

ところが。

最近、

その人物の写真を見ていた時。

少し、

様子が違いました。

その人は、

以前よりよく笑っています。

周りにいる人たちと、

みんなで楽しそうに笑っています。

とてもいい写真です。

元気そうです。

楽しそうです。

幸せそうです。

きっと、
いつものように喜ぶだろう。

調査員も、

そう思いました。


ところが。


青依叶子は、

写真を見ています。

笑っている姿を見ています。

しばらく見ています。

そして、

なぜか、

少し……

切なそうな顔をしました。

……。

調査員、

記録を確認。

対象人物が笑うことを、
以前はあれほど喜んでいた。

それなのに、

今は複雑そうです。

対象人物が幸せなのだから、

喜んでもいいはずです。

いや。

むしろ、

喜ぶべきなのではないか。

幸福の総量は増えているはずなのに……



なぜか対象(青依叶子)の
バイタルデータに微弱な、
ノイズが混じっている………………?


どうも、

そう簡単にはいかないらしい。



【これは、ヤキモチなのか?】


さらに観察。

モニターに映る
彼女のバイタルデータが、
奇妙な波形を描いています。

心拍数はわずかに上昇。

瞳は写真に映る、

「知らない誰か」

をスキャンするように、

細かく動き、

指先は、

スマートフォンの画面の上で、

行き場を失ったように、

小さく震えています。


地球人の体は、
嘘をつけないようです。


しばらくすると、
一つの可能性が浮かびました。

これは……

ヤキモチ。

または、

嫉妬。

…………。

地球人。

難しい。


対象人物が幸せになることは、
嬉しい。

でも、

自分の知らないところで、

自分以外の人たちと、
楽しそうにしている姿を見ると、

なんとなく、

心が落ち着かない。

これは、
どういう感情なのでしょうか。

さらに観察すると、

どうやら、

いくつもの気持ちが、

同時に存在しているようです。


「幸せでいてほしい。」

「元気なら、それでいい。」

「頑張ってきたんだから、よかった。」

そう思う気持ち。

その一方で、

「私の知らない世界で、

楽しそうにしているんだな。」

という、

少し寂しい気持ち。

そして、

その気持ちを持っている自分に、

また何か思う。

……。

調査員、

少し混乱。


【そして、プリンにも人生があるらしい】


ここで、

地球食についても報告します。

……またプリンです。

🍮

この地球人、
プリンについて、
妙にこだわります。

特に、

固いプリン。

柔らかすぎるものは、

どうやら、

プリンとして認めていない。

「それはもう、クリームに近い何か。」

とのこと。

調査員、

プリンに対して、

そこまで強い意見を持ったことがありません。

しかし、

調べてみると、

このこだわりには、

何十年も前からの理由がありました。

まだ中学生だった頃。

東北の田舎で育ったこの地球人は、

友達とバスに乗って町へ出掛けた。

当時、

その町に初めてできた
セブンイレブンへ行くことが、
ちょっとした冒険だったらしい。

そして、

もっと先の街へは、
電車で約40分。

友達と遊びに行った。

映画。

ハンバーガー。

フライドチキン。

喫茶店。

そして、

そこで初めて食べた、

カスタードプディング。

生クリーム。

赤いさくらんぼ。

ほろ苦いカラメル。

卵の濃厚な味。

固くてもっちりしていて、

口の中ですぐには消えない。

中学生には、
少し高価だったプリン🍮。

だから、

いつでも食べられるものではなかった。

特別な日に食べる、

ご褒美。

だった。

調査員、

ここで考えました。

この地球人が、
今でも探しているのは、
本当にプリンだけなのだろうか。

もしかすると、

あの頃の友達。

電車に乗った時間。

少し背伸びした喫茶店。

初めて知った味。

あの頃の自分。

その全部が、

「プリン」という小さな食べ物の中に、

一緒に保存されているのではないだろうか。

……。

なるほど。

地球人は、
食べ物一つにも、

物語を保存できるらしい。

これは、

なかなかすごい能力です。



【地球人の心には、箱がないらしい】


私は、

地球人の感情を整理しようとしました。

透明で論理的で、
ラベルの貼られた
正確な箱に……。

これは「好き」。

これは「嫉妬」。

これは「寂しい」。

これは「感謝」。

これは「愛」。

箱に入れてみようとしました。

しかし、

入りません。

どれだけ押し込んでも、
蓋が閉まらないのです。


「好き」という、
純粋な光る球体を
箱に入れようとすると、

その影から「嫉妬」という、
トゲトゲとした破片が、
バネのように勢いよく飛び出してきます。

「嫌い」という、
拒絶のような強い酸を
箱に入れようとすると、

かつての「愛情」という、
キラキラした成分が、
沈殿物として残っていて入らない。

「もう忘れよう」という、
乾いた諦めを
廃棄ボックスに放り込んでも、

「元気ならいい」という、
温かい小さな粒子が
指先にまとわりついて離れません。

……。

どうやら地球人の感情は、

一つずつ箱に入れて整理するものではないらしい。


全部、

一緒に持っている。

そして、

時々、

本人にも分からなくなる。

「愛情」という成分は、
一度混ざり合うと、完全に分離することが不可能です。
「嫌い」という強い酸を注いでも、
「忘れよう」という乾いた諦めで捨てようとしても、
心の底に、キラキラとした沈殿物として残り続けます。
それは時に重く、時に温かく、
地球人の行動を、見えない糸で引っ張り続けるのです。


調査員、

ここで少し、

地球人が気の毒になりました。

……。

いや。

違います。

本人、

そんなに困っていません。

むしろ、

自分の心の中で起きていることを、

観察しています。


「前は嬉しかった。」

「今は少しザラザラする。」

「良かったと思う。」

「でも、なんだか寂しい。」

「感謝している。」

「元気なら、それでいい。」

「もう想い続けるのは、やめよう。」

「でも、愛情は残っている。」

……。

調査員、

さらに混乱。

しかし、

一つ分かりました。

この地球人、

自分の心まで研究対象にしている。

変わった生物です。

そして調査員は考えました。

彼女が探しているのは、味覚ではなく「あの時の自分」というデータの断片なのではないか。


感情を箱に入れられない彼女が、唯一、思い出を閉じ込めることに成功した箱。それがプリンなのかもしれません。


【誰かがいないと幸せになれない、わけではない】


ここで、

もう一度、

青依叶子を観察します。


ひとりで行きたい場所がある。

ひとりで見たいものがある。

ひとりで体験したいことがある。

自分の世界を、

自分のペースで歩きたい。

それだけで、

ちゃんと楽しそうです。

誰かが隣にいたら、

それはそれで嬉しい。

一緒に笑えたら、

きっと幸せ。


でも、

誰かがいなくても幸せ。


これは、
以前の調査員の予想とは違っていました。

私は、

「愛すること」と、

「誰かを必要とすること」は、

同じものだと思っていました。

しかし、

どうやら違う。


誰かを必要としなくても、

誰かを愛することはできる。

自分ひとりで幸せでも、

誰かと一緒に幸せになることを、

選ぶこともできる。

もしかすると、
それが地球人にとっての、

「愛」の一つなのかもしれません。

必要だから一緒にいるのではなく、

ひとりでも幸せな人が、

「あなたと一緒なら、もっと面白そう」

と思って、

一緒にいる。

……。

私は、

この考え方を、

少し気に入りました。


【しかし、調査対象者には欲がある】


ここで、

また問題が発生しました。

この地球人、

ひとりでも幸せだと言いながら、

どうやら、

恋愛を諦めていない。


いや。

むしろ、

かなり諦めていない。

これは重要な調査結果です。

ひとりで自由に生きたい。

自分の世界も大切にしたい。

誰かに振り回されたくない。

しかし、

愛し合うこと。

大切にし合うこと。

一緒に笑うこと。

そして、

どうやら……

ラブラブになること。


これも、

まだ欲しいらしい。


……。

地球人は、

欲張りである。

自由も欲しい。

愛も欲しい。

ひとりでも幸せ。

でも、

誰かとも幸せになりたい。

自分の世界は守りたい。

でも、

その世界に、

いつか誰かを招き入れる
可能性は残している。


私は、ふと思いました。

もしかすると、

「誰かを必要としない」ということは、

「誰かを愛さない」ということでは、
ないのかもしれない。


むしろ、

自分で自分を幸せにできるからこそ、

誰かを愛することを「選べる」のかもしれない。


……。

なるほど。

地球人。

やっぱり難しい。



【人間は、矛盾したまま生きている】


今回の調査で、

また一つ分かったことがあります。

この地球人は、

好きだった人を、

少し嫌いになる日があります。

それでも、
元気ならいいと思う。

ひとりで幸せだと思う日もあります。

それでも、
誰かとラブラブになりたい、
と思う夜もある。

昔のプリンを思い出して、

「もう一度、あんなプリンに会いたい」

と思うこともある。

……。

全部、

矛盾しています。

でも。
どれも、
嘘ではない。


調査員、

ここで、

かなり重要な発見をしました。

地球人は、

一つの感情だけで生きているわけではない。

好きも。

嫌いも。

愛も。

ヤキモチも。

寂しさも。

自由も。

幸せも。

全部、

一緒に抱えている。

そして、
その全部を抱えたまま、
また明日を生きていく。


……。

これは、

なかなか面白い生物です。


【現時点での調査結果】

今回の調査で、

「愛」と「ひとりでいること」は、

反対ではない可能性が出てきました。

ひとりでも幸せ。

でも、

誰かと一緒に幸せになることも選びたい。

愛している。

でも、

ヤキモチを焼く。

幸せを願う。

でも、

少し寂しい。

忘れようと思う。

でも、

愛情が残っている。

……。

地球人、

やはり複雑です。

しかし、
もしかすると、
この複雑さこそが、
人間なのかもしれません。


調査対象者は、

まだまだ未来に興味があるようです。

行ってみたい場所もある。

やってみたいこともある。

食べてみたいものもある。

そして、

まだ出会っていない、

美味しいプリンもある🍮

……。

もしかすると、

まだ出会っていない誰かも、

いるのかもしれません。

調査員、
その可能性については、
まだ調査結果を出していません。

ただ、

一つだけ言えることがあります。

この地球人。

まだ、愛を諦めてはいない。


ひとりで幸せだから、

もう誰もいらない、

ということでもない。

自分の世界を大切にしながら、

その世界を一緒に楽しめる誰かに出会う。

そんな可能性も、

まだ残している。

その時は、
また追加調査が必要でしょう。

なぜなら、

この地球人、

ものすごく嬉しそうに、

誰かと笑っているかもしれないからです。

……。

いや。

かなりラブラブかもしれない。

これは、

要追加調査。


【本日の地球食調査】

プリン🍮

ただし、

柔らかすぎるものは除外。

調査対象者によると、

それはプリンではなく、

「クリームに近い何か」

らしい。

地球人の恋愛については、
まだよく分かりません。

しかし、

プリンについては、

かなり詳しくなりました。

……。

夏休みの宿題。

私は、

ちゃんと終わるのでしょうか。

先生。

宿題の範囲が広すぎます。

🍮👽


【本日の最終報告】


地球人は、誰かを愛する。

そして、

ヤキモチも焼く。

ひとりで幸せになる。

それでも、誰かと幸せになりたいと思う。

寂しくなる。

それでも、自由でいたいと思う。

好きになる。

嫌になる。

忘れようとする。

それでも、どこかに愛情が残っている。

……。

調査員、最初は、どれか一つが本当で、
他は間違いなのだと思っていました。

しかし、どうやら違う。

全部、本当なのかもしれない。

人間は、一つの気持ちだけでは、
できていない。

矛盾した気持ちを、抱えたまま生きている。

そして、その矛盾を抱えたままでも、
誰かを大切にしたり、ひとりで笑ったり、

美味しいものを食べたり、
明日のことを考えたりする。

……。

調査員、

少しだけ分かった気がします。

人間は、「矛盾しないように生きる生物」
ではない。

矛盾したままでも、生きていける生物
なのかもしれない。

これは、かなり興味深い。

そして、調査対象・青依叶子について、
もう一つ分かったことがあります。

この地球人、どうやら、
まだ自分の人生を面白くする気がある。

行きたい場所へ行く。

見たいものを見る。

好きなものを食べる。

ひとりの時間を楽しむ。

誰かを愛する。

誰かに愛される可能性も、

まだ捨てない。

……。

欲張りです。

でも、

悪くない。

むしろ、

そのくらい欲張っても、

いいのかもしれません。


調査員、

この件については、

もう少し観察を続けます。

そして、

もし本当に、

この地球人が誰かとラブラブになったら……

……。

その時は、

恋愛調査・第二次調査を開始します。


これは、

かなり重要な案件です。

……たぶん。

🍮👽



昭和の宇宙人👽


ガチャン……。

地球調査報告書④ 完


調査継続中。

愛についても。

ヤキモチについても。

そして、ラブラブについても。

🌏👽✨️


【最重要 任務遂行中🍮🍒💕】


※ラブラブの定義については、                      次回の調査課題とするとしよう👽💕


︎🌟画像はすべてAIで生成しました。

                       2026年8月22日        青依叶子🌹

#エッセイ #コラム #宇宙人 #自分らしく生きる #孤独 #プリン #嫉妬 #愛 #矛盾 #私のこだわり #地球調査報告書#昭和の宇宙人

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