南禅寺から大文字山山頂を目指したら、まさかの遭難してしまった
2026年に入ってから、特に理由はありませんが、毎月1回のルーチンとして大文字山に登っています。
1月、2月、3月、4月と、なんとか毎月1回は登ることができました。
そして5月。大分暑くなってきましたが、今月も出かけてきました。
ただ、前回から同じコースではなく、少しずつ違うルートを試しています。
前回は日向大神宮を通って山道に入るコースを選んでみました。
↓前回の記事はこちら↓
そして今回は、南禅寺側から大文字山山頂を目指してみようということになりました。

予定では、南禅寺から山道に入り、七福思案処(いつも通る分岐点)を経由して大文字山へ。そこから大文字の火床に出て、京都市街を見下ろし、最後は銀閣寺方面へ下山するつもりでした。
観光と軽い山歩きを組み合わせた、ちょうどよさそうな半日コースです。
……のはずでした。
南禅寺から奥の院方面へ
まずは南禅寺へ向かいました。

南南禅寺周辺は、やはり雰囲気がとてもいいです。
水路閣の赤レンガ、境内の落ち着いた空気、そして周囲を包むような木々の緑。少し歩いただけなのに、急に別世界に入ったような感じがします。

この日は特に緑がきれいでした。
南禅寺から大文字山へ行くには、まず水路閣の奥から、駒ヶ瀧、最勝院、奥の院方面へ進むルートを取りました。
南禅寺の中を歩き、水路閣を見ながら奥へ進んでいくと、だんだん観光地の
雰囲気から山側の雰囲気に変わっていきます。

ここまでは順調でした。



ただ、問題はここからでした。
いつものように慣れた道でないのと京都トレイルランの標識がないためです。

とはいえ、道はあるので進みます。


そして出てきた謎の130標識です。
ここで分かれ道があり、左に京都の景色が見えるため、右側の山の奥に行くよりは手前の景色沿いを歩いた方が無難だと判断しました。
この判断がおそらく間違えていたのでしょう。
ここから不安になるくらいのひたすら下りが続きます。
そしてほとんど誰も通っていないのだろうという、枯れ葉が盛り上がったような非常に歩きにくい下りが続きます。
ひたすら下りなので、これはもう大文字山に戻ることはないのだろう、このままどこかに降りていく道なのだろうということはなんとなく察していました。
「これはおそらくほとんど人が歩かない道なのだろう・・・」
そう思いながら歩いていると急遽現れた「椿ヶ峰山天神神蹟」と記載のある石灯籠。

このようなものが現れるということは、一応道として認識されており、道としては間違えていないのだと判断しました。
が、ここからの下りが本当に道がなくなります。
道がない山を下るのがこんなに大変だったなんて初めて知りました。
そんなに勾配はありませんが、滑落して怪我をする可能性もあります。
道なき山を少しずつ下っていくと、、、、、、、

こんなところに出てきました・・・。
とりあえず道があって、無事下山したようです。


こんな状況でもちゃっかり、妻は御朱印をもらっていました・・・。
そして少し歩くと哲学の道に出ます。

つまり本来のコースと今回進んだコースはおおよそ以下のようになることがわかります。

登った標高や時間は本来より大分短縮されましたが、南禅寺から大豊神社に出るまで全く歩いたことがない道で、
「遭難するかもしれない」
「遭難しているかもしれない」
「ペットボトルの水が1本しかない」
と考えながら歩くのは全然楽ではありませんでした。
大文字山は遭難が非常に多いという話を聞いていたので、笑い事ではありませんね・・・。
YAMAPを使うべきだった。
今回あらためて思ったのは、低山でも油断してはいけないということです。
大文字山は有名な山ですし、京都市内から近いので、気軽に登れるイメージがあります。銀閣寺側から火床まで登るルートは比較的人も多く、観光の延長として歩く人も多いと思います。
しかし、南禅寺側から入ると、場所によってはかなり山道感があります。
スマホの地図だけでは分かりにくいです。
YAMAPというアプリは山道にもおそらく対応しているのでそちらを使って判断するべきでした。(実は途中で使おうとしたのですが、ログインできなかったので、まあなくても大丈夫だろうと楽観的に考えていました。)
道を間違えると、予定していない方向へ下りてしまうこともありますし、今回のように道がなくなることもあります。
「低い山だから大丈夫」ではなく、低山でも山は山です。
今回の一番の学びは、そこだったかもしれません。
結果オーライと考えて新緑の哲学の道を北へ
山登りはあきらめて、そのまま哲学の道を北へ歩くことにしました。
予定とは違いますが、これはこれで悪くありません。

哲学の道は、やはり雰囲気があります。
川沿いを歩きながら、木々の緑を眺めていると、山中で少し迷った緊張感が少しずつ抜けていきました。
普通の道を歩ける安心感が、こんなにありがたいものだとは思いませんでした。
途中で法然院にも立ち寄りました
哲学の道を歩いている途中、せっかくなので法然院にも立ち寄りました。

法然院は、派手なお寺ではありません。
しかし、茅葺きの山門や苔の緑がとても美しく、静かで落ち着いた雰囲気があります。


南禅寺から大文字山へ登るつもりが、気づけば大豊神社に下山し、そこから哲学の道を歩き、法然院に寄っている。
完全に予定とは違います。
でも、これはこれで結果オーライです。
山で迷った後だったからか、法然院の静けさがいつも以上にありがたく感じられました。
昼食は湯豆腐の「㐂さ起」へ

その後、銀閣寺方面へ向かいながら、昼食をとることにしました。
入ったのは、哲学の道沿いにある湯豆腐のお店、京湯どうふ 㐂さ起(喜さ起/きさき)です。
難しい漢字ですが、「きさき」と読みます。
ランチは2つのコースがあり、今回は安い方のコースにしました。
最初に出てきた胡麻豆腐が、いかにも京都らしい感じでした。

そして湯豆腐、天ぷら、ご飯、香の物。


山で少し迷って、道なき道を歩いて、ようやく下山した後に食べる湯豆腐は、かなりおいしかったです。

本来なら、大文字山の山頂で達成感を味わっている予定でした。
実際には、湯豆腐屋さんでほっとしていました。
でも、それもまた良かったです。
そのまま京都の街中まで歩きました
昼食の後は、銀閣寺方面からそのまま歩き続けました。
大文字山には登れませんでしたが、哲学の道を歩き、法然院に寄り、湯豆腐を食べたことで、気分としてはすっかり京都散歩になっていました。

そこからは、いつものように京都の街中まで歩いていきました。
山道で迷っていた時間とは違い、街に近づくにつれて人が増え、店も増え、少しずつ現実に戻ってくる感じがあります。
気づけば、最初に思い描いていた「南禅寺から大文字山へ登る半日ハイキング」とは、まったく別の一日になっていました。
でも、南禅寺の緑、山中での軽い遭難感、大豊神社への下山、哲学の道、法然院、湯豆腐、そして京都の街中までの散歩。
これはこれで、かなり濃い京都歩きだったと思います。
時間があったので金平糖のお店に寄りました。


このサイダー金平糖が人気のようですが、この日は単品では完売しておりパインとセット販売のみでした。
終わりに
今回、南禅寺から大文字山へ登ることはできませんでした。
2026年に入ってから毎月1回、大文字山に登ってきましたが、5月は山頂までたどり着けない結果になりました。
山を舐めてはいけないということを体験した1日となりましたが、本来のコースで行っていたら行くことはなかった
大豊神社
法然院
京湯どうふ 㐂さ起
にも行けたことですし結果オーライです。
