だれしもが澱の前ではかしこまる/暮田真名

シリーズ・現代川柳と短文NEO/359

 まず、殿(との)の前ではだれしもがかしこまる。だから、澱(おり・よどみ)の前でもやはりだれしもがかしこまるのだ。このようなとき、よく見ろよ、あれは澱(おり・よどみ)だ、かしこまる必要なんかないぜ、というヒーロー気取りの者も出てくるけれど、そもそも、なぜわれわれは殿(との)の前だとかしこまるのかを考えなければならない。

【きょうの現代川柳】
だれしもが澱の前ではかしこまる
/暮田真名

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