知るメモ|【WBC 2026 決勝】|アメリカ vs ベネズエラ!~ 世界一をかけた頂上決戦、全記録
2026年ワールドベースボールクラシック(WBC)がついに最終章を迎えました。
舞台はフロリダ州マイアミのローンデポ・パーク。
アメリカ代表と、WBC史上初めて決勝の舞台に立つベネズエラ代表が、世界一の座をかけて激突する。
史上最強とも評されたアメリカ打線と、日本・イタリアを撃破してここまで駆け上がってきたベネズエラ。
「実力の頂上対決」と「初優勝への挑戦」が交錯する一戦は、大会史に刻まれるゲームになることが予感!
両チームのここまでの道のり
アメリカ代表 3大会連続決勝進出
ポール・スキーンズ、アーロン・ジャッジなどMLB屈指のスターを揃え、大会前から「史上最強」と呼ばれたアメリカ代表。
しかし、1次ラウンドではプールBでまさかの躓きを見せた。
まずイタリアに6-8で敗れるという衝撃の黒星。
それでも粘り強く立て直し、プールBを2位で通過。
ノックアウトラウンド以降は別チームに変貌し、準々決勝でカナダを5-3、準決勝ではドミニカ共和国を2-1の接戦で下し、3大会連続の決勝進出を果たしました。
大会成績:5勝1敗(決勝前)
ラウンド対戦相手と結果
1次R:ブラジル○15 - 5
1次R:イギリス○9 - 1
1次R:メキシコ○5 - 3
1次R:イタリア●6 - 8
逆転負けを喫し、突破が他力本願に。準々決勝:カナダ○ 5-3
準決勝:ドミニカ共和国○ 2-1
ベネズエラ代表 WBC史上初の決勝進出
アクーニャJr.、ルイス・アラエス、グレイバー・トーレスなどMLBのスターを揃えるベネズエラ。
これまでの最高成績はベスト4だったが、今大会で歴史を塗り替えました。
ドミニカやプエルトリコといったカリブのライバルたちが先に頂点に立つ中、次こそは我々の番だという国民の期待は最高潮に達しています。
1次ラウンド(マイアミ・プールD)を3勝1敗で2位通過。
準々決勝では侍ジャパンを8-5で撃破し、日本のWBC連覇を阻止。
続く準決勝では無敗で勝ち上がってきたイタリアを終盤の4連打で4-2と逆転して撃破、初の決勝進出を成し遂げた。
大会成績:5勝1敗(決勝前)
ラウンド対戦相手と結果
1次R:オランダ○6 - 2
1次R:イスラエル○11 - 3
1次R:ニカラグア○4 - 0
1次R:ドミニカ共和国●5 - 7
準々決勝:日本○ 8-5
日本戦、2点差の6回表にウィルヤー・アブレイユが放った逆転3ランは、日本中の野球ファンを絶望させた一打でした。準決勝:イタリア○ 4-2
両チームともに5勝1敗で並んだため、ホームチームを決めるコイントスが実施された。
アメリカが勝利し、決勝はアメリカのホームゲームでベネズエラの先攻となりました。
決勝 スターティングメンバー
両チームMLB(メジャーリーグ)選手を揃えた対決ですが、それぞれの先発メンバーは以下です。
アメリカ代表
選手名と所属チーム
1番:(遊)ボビー・ウィット Jr.(右):
カンザスシティ・ロイヤルズ2番:(一)ブライス・ハーパー(左):
フィラデルフィア・フィリーズ3番:(右)アーロン・ジャッジ(主将)(右):
ニューヨーク・ヤンキース4番:(DH)カイル・シュワーバー(左)
フィラデルフィア・フィリーズ5番:(三)アレックス・ブレグマン(右):
シカゴ・カブス6番:(左)ロマン・アンソニー(左):
ボストン・レッドソックス7番:(捕)ウィル・スミス(右):
ロサンゼルス・ドジャース8番:(二)ブライス・トゥラング(左):
ミルウォーキー・ブルワーズ9番:(中)バイロン・バクストン(右):
ミネソタ・ツインズ先発:ノーラン・マクリーン(右腕・24歳)
ニューヨーク・メッツ
昨季メッツでメジャーデビューを果たした若き右腕。
8先発で5勝1敗、防御率2.06という輝かしい数字を残した。
今大会では1次ラウンドのイタリア戦に先発し3回3失点。
課題も見えたが、長いシーズンではなくWBCの短期決戦向きの投球フォームと球質が評価されています。
ベネズエラ代表
選手名と所属チーム
1番:(右)ロナルド・アクーニャ Jr.(右):
アトランタ・ブレーブス2番:(三)マイケル・ガルシア(右):
カンザスシティ・ロイヤルズ3番:(一)ルイス・アラエス(左)
サンフランシスコ・ジャイアンツ4番:(DH)エウヘニオ・スアレス(右)
シンシナティ・レッズ5番:(二)グレイバー・トーレス(右)
デトロイト・タイガース6番:(遊)エセキエル・トーバー(右)
コロラド・ロッキーズ7番:(左)ウィルヤー・アブレイユ(左)
ボストン・レッドソックス8番:(捕)サルバドール・ペレス(主将)(右)
カンザスシティ・ロイヤルズ9番(中)ジャクソン・チョーリオ(右)
ミルウォーキー・ブルワーズ先発:エドゥアルド・ロドリゲス(左腕・32歳)
アリゾナ・ダイヤモンドバックス
今年5月でキャリア11年目になるベテラン左腕。
今大会では1次ラウンドのドミニカ共和国戦で2回2/3を投じ3失点と苦しんだが、総合的な投球術と経験値が決勝での起用理由と見られる。
アメリカ打線のスラッガー陣相手にどこまで抑えられるかが鍵。
ちなみに、両チームメジャーリーガーだらけですが、ベネズエラ代表の控え投手には一人、日本で活躍している選手がいます。
アンドレス・マチャド
所属: オリックス・バファローズ(守護神)
今大会の活躍: 準々決勝の日本戦(3月14日)では、8回に「6番手」として登板。
かつてのチームメイトである若月選手や、村上選手(ヤクルト)、牧選手(DeNA)といったNPBの強打者たちを相手に、160km/hを超える剛速球で立ちふさがったシーンは大きな話題になりました。決勝での役割: 決勝のアメリカ戦でも、終盤の緊迫した場面で登板しました。
両国のWBC対戦成績
今大会以前、WBCで両国は計5度対戦している。
アメリカが3勝2敗と勝ち越してはいるものの、結果だけを見ればほぼ互角の争いだ。
2009(第2回):1次R アメリカ 15-6 ベネズエラ
2009(第2回):1次R ベネズエラ 5-3 アメリカ
2009(第2回):2次R ベネズエラ 10-6 アメリカ
2017(第4回):2次R アメリカ 4-2 ベネズエラ
2023(第5回):準々決勝 アメリカ 9-7 ベネズエラ
2023年大会の準々決勝では、トレイ・ターナーの逆転満塁本塁打でアメリカが勝利しており、ベネズエラとしては「3年越しのリベンジ」を果たしたい一戦でもある。
試合結果:ベネズエラ 3 - 2 アメリカ
ベネズエラが土壇場の9回に勝ち越し、初優勝を飾りました。
マクリーンの快投とベネズエラの先制
1回: アメリカ先発のノーラン・マクリーンが160㎞/h超の直球を連発。
ベネズエラの1番アクーニャJr.にヒットを許すも、後続を併殺に打ち取り無失点の立ち上がり。3回表: ベネズエラが均衡を破る。
先頭の8番サルバドール・ペレスがヒットで出塁。その後、マクリーンのワイルドピッチで二、三塁とチャンスを広げると、2番マイケル・ガルシアのセンターへの犠牲フライで1点を先制。(米 0-1 ベ)
アブレイユの追加点と投手戦
5回表: 準々決勝の日本戦でも逆転弾を放ったウィルヤー・アブレイユが、バックスクリーンへ突き刺さるソロ本塁打。
ベネズエラが貴重な追加点を挙げる。(米 0-2 ベ)5回裏: ベネズエラ先発のエどゥアルド・ロドリゲスは、4回1/3を無失点に抑える完璧な投球。
球数が制限に近づいたところで降板し、ここからベネズエラ自慢のリリーフ陣による継投に入る。
ハーパーの劇的同点弾とスアレスの決勝打
8回裏: 沈黙していたアメリカ打線がついに火を吹く。
二死からウィットJr.が歩くと、2番ブライス・ハーパーがセンターへ起死回生の同点2ラン本塁打。(米 2-2 ベ)9回表: 追いつかれた直後のベネズエラ。
先頭のアラエスが四球で出塁すると、代走のサノハが盗塁に成功。
二死二塁から、4番エウヘニオ・スアレスが左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、再びリードを奪う。(米 2-3 ベ)9回裏: ベネズエラは守護神パレンシアを投入。
アメリカのシュワーバー、アンソニーらを三者凡退に仕留めて試合終了。
MVP
3回に犠牲フライで先制点となった「マイケル・ガルシア」が選出されました。
4割近い打率と、日本戦では5回表日本が3点リードしていた場面で2ランホームランを放ち、その後の逆転への流れを作り、イタリア戦では2-2の同点で迎えた7回裏の勝ち越し打などの活躍です。
決勝打を打ったエウヘニオ・スアレスの優勝コメント:
「(私たちは)ただのチームメイトではありません。私たちは「家族」なんです。
このチームは本当に素晴らしい。
私たちは家族として、情熱と愛を持ってプレーしました。なぜなら、自分たちのユニフォームを感じているから。自分たちの背負っている国を感じているからです。
これは、選手として、一人の人間として、そしてベネズエラ人として、私たちにとってどれほど大きな意味を持つことか。
今、私たちがチャンピオンです。大会が始まった時、多くの人は自分たちのチーム(ベネズエラ)を信じていませんでした。
でも、私たちはここにいます。自分たちの国のために成し遂げなければならなかったんです。」
"We're not just teammates, we're a family. This team is awesome. We are family here, that's why we play with passion, with love, because we feel that jersey, we feel our country in front of us."
"This is why this is a lot for us as players, as a people, as human beings and as Venezuelan. Now, we are the champions."
"In the beginning of this competition, a lot of people didn't believe in our team. But now we're here... We have to do it for our country."
アメリカは、ジャッジが3打席連続三振に倒れるなど、チャンスでのあと一本が出ず、2大会連続の準優勝となりました
◆まとめ
アメリカの誇りと、ベネズエラの情熱。
どちらが勝ってもおかしくない、まさに「野球の祭典」の締めくくりにふさわしい決勝戦でした。
スアレスが語った通り、大会前はアメリカやドミニカ、日本などが優勝候補として挙げられる中、ベネズエラはダークホース的な扱いでした。
しかし、準々決勝で前回王者・日本を破り、決勝でアメリカを撃破したことで、ベネズエラ人としての誇りにさらに重みが加わったことでしょう。
次回のWBCは基本的には3,4年毎の開催なので2029年または2030年の開催が予想されていますが、2028年のロサンゼルス・オリンピックで野球競技が行われる予定のため、開催日程が未定です。
もしこの記事が役立ったら「スキ」やフォローしてくれると嬉しいです!
次回は「アメリカがイラン指導者に懸けた懸賞金」について少し書いていますので、お時間あれば読んでみてください。
日々の出来事から日記代わりにいろいろ書いています。
前回の記事も時間がありましたら読んでみてください。
いいなと思ったら応援しよう!
応援ありがとうございます!