近況と雑感
19年目の音博が終幕。
来年は20周年とのこと。今はまだ考えられないけど、沢山の素晴らしいお客さんとアーティストの想いがドスンと響いた過去最高の音博でした。
同い年で、いつの間にかお互い色々な物事をシェアしているアジカンの後藤くんがブログで自身の老いについて語っていて、他人事ではないなぁと思いながら内心そんな弱音を吐くのは逃げだ、という風に一瞬思ったがそれは違う。彼は私なんかと比べてその労働量と責任のレベルが違う。私はアルバム録音一発、音博一発でだいぶやられてしまった。心身を鍛えねばならない。
本音を言えば若い頃と同じように突っ走ったつもりだったが、これはガタが来る。良くないなと思う。健康には気をつけよう、と言うよりは、朗らかに暮らし、そして朗らかに暮らせるように工夫をしなければならない。
SHISHAMOの、『明日も』そして『明日はない』を音博ステージで目の当たりにし(それは2度目の体験ではあるのだが)、心がばんばらこ(丹後弁です)になってしまった。
演奏を終えた彼女たちと握手し、労おうと思ったのだが感情追いつかず目から溢れてしまうものに言葉が追いつかなかった。
SHISHAMOだけではない。マカロニえんぴつも、RIP SLYMEも、佐野元春さんもASKAさんも10-FEETもomoinotakeも、[alexandros]も青葉市子も弦楽四重奏の面々も、そしてアジカンも、全ての演者の方々の想いとエネルギーが眩しくて仕方がなかった。それぞれの人生を賭けて、多くの人々の魂を打ち振るわそうとばかりに音の塊になっていた。私は彼らに感謝しても仕切れない。
homecomingsという、京都のローカルシーンで活躍していたバンドと出会ってどれ程の時間が経ったことだろうか。バンドは過渡期。メンバーも妙齢。彼らの出演は今回叶わなかったが、シンガーの畳野彩加はくるりの舞台で歌ってくれた。彼女をシンガーに迎えて、『regulus』という新曲を発表したところだ。
前作『ワンダリング』に参加してくれたヴァイオリニストの山田周も、今回の音博で大活躍してもらった。まだ若い彼は誰かから見れば大抜擢だと言われるのかもしれないけれど、厳しいクラシックの世界で踠きながらその腕や音楽人としての矜持を磨いていく途中のアーティストだ。私は彼らに負けるわけにはいかない、と思っていたけど、私とてずっと過渡期にいる。彼らと肩を並べて演奏することが、どれ程有難いことか身に沁みた。
間も無く全国ツアーも始まろうとしている。そして来月も再来月もくるりは新曲を発表する。
