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【詩】 風にのって

11月のとある公園のベンチで
僕はひとり、君を待っている

寒いけど待ち遠しくてたまらず
約束の時間よりだいぶ早く来た

立ったり座ったり遠くを見ては
ドキドキ、ソワソワしながら…

すると、いたずらっ子な寒風が
落ち着かない僕を見兼ねてか?

僕のほっぺをサーッと撫でて
かすかな香りを届けてくれた

ああ、君の、君の香りだ!
記憶に鮮明な君の香り!!

風にのって君よりはやく
僕のところにやってきた

やがて、遠くに君が見え
僕は、おーいと手を振った

君も手を振り返しながら
僕のもとに駆けてくる

お待たせ〜!
明るく弾む声が響くと同時に

僕の真っ赤な冷たいほっぺは
温かい君のくちびるを感じた

今はもう君自身から匂いたつ
君のやさしくすてきな香りは

あたりの空気に拡がって
まわりが一瞬で華やいでいく

さっきまで期待と不安と高揚が
混ぜこぜだった辺りの空気は

取り留めない僕の心とともに
幸せな色に塗り替えられた

永遠に感じる最高のひと時
さあ、これから何をしよう?



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