会話はできるのに、授業になるとわからない。
「日本語、たくさん話せるじゃない。」
外国籍の子どもたちとかかわっていると、そう思うことがあります。
友達と最低限のコミュニケーションが取れている。
先生とも会話ができる。
日常生活、そこまで困っているようには見えない。
でも、いざ授業・テストとなると、
「やっぱり……あまり理解できていない。」
と感じることがあります。
日常会話はできていても、教科書やプリントとなると、急に難しくなる子がいます。
私がかかわっている子たちにも、何人かそういう子がいます。
日本語の難しいところは、話すときと、読む・書くときで使う言葉が変わってくること。
そこに、漢字、ひらがな、カタカナ。
言葉の形が変わったり、授業でしかあまり使わない言葉が出てきたりもします。
「読む」だけでも大変なのに、そのうえで問題の意味を理解して、答えを考えて、日本語を書く。
普段の会話ができるからといって、それがすぐにできるわけではありません。
では、そんな子に何ができるのだろうか。
私が教材づくりに取り組もうと思ったのは、
少しでも、その子の使える言葉を増やしたいから。
文章を読むことに慣れてほしいから。
そして、自分で考えて、書いてみてほしいからです。
まだ教材づくりを始めたばかりですが、今の私が
「こんなことができたらいいな」と思っているのは、この3つです。
もちろん、いきなり全部できるようになるわけではありません。
だからこそ、まずは興味のあることから。
「これ、知ってる!」
「この国のことなら話せる!」
「ちょっと読んでみようかな。」
そんな小さなきっかけから、日本語を読むことや書くことにつながっていけばいいなと思っています。
まだまだ試行錯誤の途中です。
これからも、実際に使ってみて、子どもたちの反応を見ながら、少しずつ変えていきたいと思います。
「できない」を減らすだけじゃなくて、
「やってみたい」を増やせる教材にできたらいいな。
そんなことを考えながら、これからも取り組んでいこうと思います。
