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アメリカのZ世代と図書館

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今日も海外の図書館ニュースから。
Z世代と図書館に関する最新の調査結果をご紹介します。

アメリカのZ世代と図書館

米国の公共図書館協会(PLA)が2026年4月にミネアポリスで開催した年次会議で、ポートランド州立大学の研究者たちが発表した最新調査(2025年)となります。

この記事は、会議に参加したZ世代の司書見習いのNicole Cabrera氏が自らの視点でまとめたレポートをもとにしています。


Z世代の本の入手先ランキング

調査結果によるとZ世代(1990年代後半〜2010年代前半生まれ)の図書館離れは、思ったほど進んでいないことがわかりました。

過去12か月以内に図書館を訪れたZ世代 は67%(2022年は54%)

気になる本の入手先は…
1位:書店
2位:\図書館/
3位:Amazon)

※「司書のおすすめ」で本を入手すると答えたZ世代 36%
司書のおすすめ本ってとっても大切なことがわかります。
私自身、学校図書館で働いていた時、読書になじみがない生徒さんこそおすすめを求めてくる傾向がありました。

読書離れが進んでいるイメージがありましたが図書館の来館率は3年で13ポイントも上昇しているのは注目ポイントです。


Z世代ならではの行動パターン

一方で、Z世代ならではの行動パターンも浮かび上がっています。

・60% が本を違法ダウンロードした経験あり → 理由は「便利だから」

・28% が予約待ち時間の長さを理由に本の入手をあきらめた経験あり

・69% が「1週間以上の待ちは許容できない」と回答

「便利さ」への感度が極めて高い世代であることがわかります。私が住む札幌の公共図書館では人気の話題書だと数か月待ちはザラです。Z世代には許せないかもしれませんね。読書推進を進めるには迅速な提供も課題となりそうです。


Z世代が「居場所」を求めている

調査の中で最も考えさせられたのが、孤独に関するデータです。

  • 85% が「自宅以外でくつろげる場所を求めている」と回答

  • 図書館の「サードプレイス(第三の居場所)」としての魅力は、自由に過ごせる時間と空間にある

しかし、孤独なほど来られない

  • 79%(18〜24歳)が「孤独を感じている」→ 高齢者より 13ポイント高い

  • 孤独感が 1ポイント上がるごとに、図書館利用が27%減少 する

ここに深刻な逆説があります。

居場所を最も必要としているZ世代が、最も図書館に来づらい状況にある。

孤独な人は外に出づらく、図書館にも足が向かない。でも図書館こそが、その孤独を和らげられる場所かもしれない——この矛盾をどう解くかが、今後の図書館サービスの大きな課題となりそうです。


図書館はどう応えていく?

レポートの著者・Cabrera氏は「図書館がすでに得意なことに集中すること」が大切だと言います。具体的には次のような実践が挙げられています。

  • 来やすい雰囲気づくり ── フレンドリーで気軽に入れる低リスクな環境

  • 人気資料の予約待ち時間の短縮 ── 1週間以内が目標ライン

  • トレンドへの対応 ── Z世代が話題にしている本を把握する

  • SNSを通じたアプローチ ── Z世代がいる場所で図書館の存在を発信する


日本の図書館でできること

この調査結果をみると「孤独なほど来ない」という逆説は、日本の公共図書館でも同様に起きている可能性があります。

来られない人にこそアプローチが必要だということ。孤独を感じているZ世代が「とりあえず図書館に行ってみようか」と思えるような発信や空間づくりが、今後ますます重要になりそうです。


図書館でもTikTokやYouTubeなどショート動画での発信も成果につながる気がしますね。すでにやっている所もありそうですが。みなさんの知っている図書館はいかがでしょうか?


参考・出典


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図書館好きにむけた無料ゲームをつくりました。スマホでもPCでもできます。
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