雨宿りと、みかんのフルーツサンドと。|シロクマ文芸部🐻❄️エッセイ
雨宿りをしていた店先で、ふと後ろを振り返ると、そこはサンドイッチ屋さんだった。
ひんやりしてそうなガラスケースの中には、美味しそうなサンドイッチがズラリと並んでいる。
そのなかでも、ひときわ目を惹くものがある。
それは……みかんのフルーツサンド。
みかんがまるごと入っていて、断面がお花のようになっている。
すごくカワイイ。
かなり食べてみたい。
でも、ここで疑問が出る。
まず、厚みがすごい。
推定……5cmくらい?
食べるときに、かなり口を開ける感じなのかな。
そして、うまく食べないと、みかんだけが、
「ブルルんっ!」
って、飛び出ないかな。
もし飛び出ちゃったら、残りは生クリームだけになってしまう。
それは……淋しいよね。
だって、みかんサンドなのに、
「生クリームがついたみかん」と
「生クリームだけが挟まったパン」になる。
それは、いかがなものなのか。
みかんサンドとして買ったのだから、「みかんサンドとして」食べたいし、みかんサンドにもプライドをもって職務を全うしてほしい。
それに、
「生クリームがついたみかん」と、みかんが脱走した「生クリームだけが挟まったパン」は、もう違う役職なのよ。
食べ方が下手だからダメなのか?
それとも、構造に問題があるのか?
ふむ……。
雨がやむまでに、答えが出るかな?
食べてみたら答えが出るかな?
値段を見た。
………………。
まずは、お財布と相談してみよう。
シロクマ文芸部さんの企画に参加させていただきました🌱✨️
