近道
子どもの頃、
近道が好きだった。
学校から帰るとき、
いつもの道じゃなくて、
「あっちから行ったら早いんちゃう?」
そうやって、
知らない道へ入っていく。
細い路地を見つけると、
ちょっとワクワクした。
「ここ、どこにつながってんねんやろ?」
本当に早かったかどうかも覚えていない。
知らない場所へ行ってみる、
小さな冒険だった。
ところが、大人になると、
近道の意味が少し変わる。
できれば、
失敗したくない。
できれば、
苦労せずに、うまくいきたい。
できれば、
なるべく早く結果がほしい。
そんな気持ちで、
「近道」を探すようになる。
そして、ときどき思う。
これって、
近道なんかな?
楽なほうを選んだつもりが、
あとになって、
遠回りになっていたこともある。
嫌なことを避けたら、
結局、あとで向き合うことになったり。
誰かの正解を選んだら、
自分が何をしたいのか、
わからなくなったり。
早く答えを出そうとして、
かえって時間がかかったり。
人生って、
不思議だなと思う。
私も、
ずいぶん遠回りしてきた。
でも最近は、
それも悪くなかったなと思えるようになった。
遠回りしたからこそ、
わかったことがある。
立ち止まったからこそ、
見えたものがある。
そして今は、
「早くたどり着きたい」
とも、あまり思わなくなった。
行きたい方向がわかっていれば、
ゆっくりでもいい。
途中で寄り道したっていい。
たまには、
道を間違えたっていい。
子どもの頃の私は、
「早く着きたい」から
近道を探していたんじゃなかった。
知らない道を歩いてみたかったのだ。
今も、
その気持ちは残っているのかもしれない。
人生の後半は、
正しい道を探すより、
「なんだか楽しそう」
そんな気持ちを、
少し大事にしてみたい。
近道じゃなくても、
その道を歩いている私が、
楽しそうなら。
人生の近道って、
自分が行きたいと思った道を、
ちゃんと歩いていくこと。
読んでくださり、ありがとうございます。
「好き」へ向かう道が、
近道になりますように。
Feel the Flow 🪽⋆⊹𓂃 ࣪ ˖
〜あとがき〜
マイキー🐣さんの企画 「#エッセイしりとり」
花日和と碧色さんからバトンを受け取りました。
nnoteでのご縁から
かけがえのない心友となり、
今では、人生の景色を
そっと分かち合える存在に。
花さんありがとう♡
次にバトンを渡したいのは、
海外にお住まいの、
猫ちゃんが大好きなCandiさんです。
バトンを受け取ってもらえるとうれしいです。
数ヶ月前、お父さまを見送られたCandiさんが、
お父さまへの弔辞を、そのままnoteに綴られていました。
大切な人を想う気持ちが、
ひとつひとつの言葉になって残っている。
言葉って、
誰かを想う気持ちを
こんなにもあたたかく残しておけるものなんだなと、
その一文一文から、お父さまへの深い愛情を感じました。
もうおひとりは、
ゆきてぃさん。
自分の人生を、自分らしく生きるための言葉を
そっと届けてくれる人。
迷ったときも、
自分の心に戻ることを思い出させてくれる。
そして、お父様の影響で、
関西に抵抗があったというのに、
記事では関西弁をとても上手に使われていて、
思わずクスッとしてしまうことも。
言葉の魅力をたくさん持っている方です。
今回はそんな、素敵なお二人にバトンをつなぎます。
締切が近く、
急なお声がけになってしまいました。
どうぞ、無理のない範囲で、
受け取っていただけたらうれしいです。
もちろん、スルーもOKです。
(って、マイキーさんが言ってましたよね?😊)
詳しくは、マイキーさんの上記の記事を。
マイキー🐣さん、
すてきな企画と、
あたたかなご縁をつないでくださって
ありがとうございます。
