近づきたいのに、近づくことが許されない
心理カウンセラーのしん( @psynote__ )です。
「会いたい」が言えない。「寂しい」も飲み込む。不安で胸が潰れそうなのに、それを確かめることすら許されない。
今回は、回避型の恋人との恋愛がなぜこれほど難しいのか。また記事の後半では、私の思いを正直に書いてみます。
近づきたいのに、近づくことが許されない
回避型の人にとって、距離が縮まることは安心ではなく恐怖です。
好きだから会いたい、もっと知りたい、本音で話したい。これは恋愛として自然な気持ちですよね。
でもその気持ちをそのまま相手に向けると、相手にとっては「踏み込まれている」になる。
つまり、回避型の恋人との恋愛はどうしても、「近づかないこと」が前提になってしまう。
近づきたいのに近づけない。近づくと相手が離れる。一般的な恋愛とはまったく違うルールの中にいることになります。
しかも、やっていることは恋愛の常識と真逆
この関係の中で求められるのは、一般的な恋愛とは真逆の行動です。
会いたくても自分からは誘わない
気持ちを伝えたくても伝えすぎない
不安になっても確認しない
これを「正しい対応」と信じて続けるうちに、少しずつ自分がすり減っていく。
しかも、これだけ我慢しても関係が「普通の恋愛」に変わるわけではありません。近づかないことで、ようやく関係が壊れずに済んでいる。
それがこの恋愛の現実です。
結婚したら変わる、とは限らない
なかには「結婚すれば変わるかもしれない」と考える方もいます。
正直にお伝えすると、結婚で相手の回避傾向が綺麗さっぱり消えることはありません。ただ、結婚までたどり着いたカップルは、その後も安定した関係を続けていることが多い傾向にあると感じています。
なぜかというと、結婚まで関係が続けられた時点で、二人の間に「この距離感ならやっていける」というルールができあがっているから。
これは「近づかない」前提のまま、お互いが無理のない距離を見つけられたということです。
ただし、お互いの距離感を守り続けることで成り立っている関係という意味では、一般的な結婚生活のイメージとは少し違う印象かもしれません。
ここから先は正直にお伝えします
ここからの内容は、批判覚悟で私が思っていることを正直に書きます。
私はカウンセラーとして、なんでもかんでも
「大丈夫、絶対うまくいきます」
と無責任に言うことはしないようにしています。もちろん「共感」はとても大切にしていますし、最大限、相談者の方に寄り添うことは欠かしません。
ただ、人の感情を扱う以上、「絶対」はないですし、これまでの相談の中で、傾聴やサポートにも限界があることを痛感してきたのも事実です。
私がこれまで見てきた限りですが、回避型の人と交際している方の多くは、相手のことを深く思いやる気持ちがある。簡単には諦めない芯の強さもある。相手を理解しようとする姿勢も、これまで傷つきながら関係を続けてきた根気も本当にすごい。
でもその強さを見ていると、どうしてもこう思ってしまう時があるのです。
回避型じゃない人と出会っていたら、もっと早く幸せになれたはずなのに
と。
でも、理解しています。他の誰でもない「その恋人」と幸せになりたいということは。だからこそ調べて、悩んで、私に相談してくれた。
ただ記事中でもお伝えした通り、回避型の恋人との関係で幸せを感じるには、一般的な恋愛の幸せと比べてしまうと、どうしてもつらさを感じやすい。
だからこそ、「近づきたいのに、近づくことが許されない」関係をどう捉えられるかで、関係の見え方は大きく変わります。
「近づけない恋愛」の中にも幸せの形はあります。距離があっても信頼できる関係、言葉にしなくても伝わる安心感、お互いのペースを尊重しながら一緒にいられること。
それは一般的な恋愛とは違うかもしれません。
でも、それがあなたと恋人にしか作れない関係の形として、受け入れられるかどうかが大切なのです。
「近づけない恋愛」の中で、あなたが決めること
恋愛は「近づく」ことが前提の関係です。でもあなたがいるのは、近づけない恋愛の中。
この矛盾の中で、どこまでなら自分を保てるのか。どこからが「理解」ではなく「我慢」になっているのか。
この関係を続けるのか、手放すのか。今すぐ結論を出す必要はありません。
まずは、回避型の彼との距離の中で「何ができて、何は自分だけでは変えられないのか」を整理してみてください。
その考え方をメールマガジンで順番にお届けしています。
