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基本情動理論(basic emotion theory)
○基本情動理論
エクマン(Ekman, P.)によって提唱された感情理論。
喜び・恐れ・怒り・悲しみ・嫌悪・驚きの6つの感情は、すべての文化で普遍的であるというもの。
それぞれの感情には特定の表情があると考えた。
○ FACS (facial action coding system)
エクマンとフリーセン (Friesen, W.V.)によって開発された顔の特定の筋肉の動き(アクション・ ユニット、44個)を組み合わせ、表情を客観的に記述する方法。
表情表出と認知について、文化を越えた普遍性があることを最初に指摘したのは、ダーウィン(Darwin, C.R.)である。
ゴリラなどの類人猿と人間の表情の共通性を指摘し、高度な社会性をもつ哺乳類の表情に感情が表れることは、進化的に適応的で、生得的であると論じた。
○イザード(Izard、C.E.)の分化情動説(differential emotions theory)
文化差や性差によって表出される感情の相違は、見かけ上の問題であって、感情には普遍性・共通性があるとする理論。
エクマンと同様に、基本的情動が存在するという立場。
感情は生得的であり、表情は脳内にプログラムされていると考える。
○ 顔面フィードバック仮説(facial feedback hypothesis)
トムキンス (Tomkins, S.)が最初に提唱した。
感情は表情筋と腺の反応パターンが中枢にフィードバックされた結果として生じるという仮説。
末梢から中枢へのフィードバックが、感情を喚気すると考える点でジェームズ=ランゲ説を支持している。
○ザイアンス(Zajonc, R.B.)の顔面血流説(facial efferent theory)
顔面筋の活動によって生じる脳内血管系の温度変化が、快・不快を喚起するという理論。
静脈中の血液温度の上昇が不快と結びつき、温度の低下が快と結びついていると考えられている。
