セレオリのレベルが確実に上がってきていると感じる
ユニクロ・GUの進化が凄まじい。
とくにボトムス。
今までのユニクロ・GUは「ほとんどの人はこれで十分」という牌を取りに行っていました。
しかし今は、ファッションが好きなデザイナーブランドを買う層も購買対象として射程に捉えつつあります。
こうなると、厳しいのはセレオリです。
オリジナルを展開するセレクトショップブランドに確実にプレッシャーがかかってきていると感じます。
ユニクロに下から突き上げられる。
ドメブラに上から挟まれる。
だから最近のセレオリは、
「素材」
「縫製」
「パターン」
を異常なレベルまで引き上げ始めています。
何故なら、彼らは確実にユニクロよりも良いものを出さないとビジネスが成り立たないからです。
実際にUNITED ARROWSやEDITIONに現場調査に行ってきました。
注目したのは「H BEAUTY&YOUTH」です。
もはやセレクトショップのオリジナルというより、独立系デザイナーズブランドに近いレベルです。
UNITED ARROWSグループが長年蓄積した企画力と資本力を全面投入して勝負している気がします。
https://store.united-arrows.co.jp/brand/hby/item/1200025S0264?via=brandtop_web_item_more
https://store.united-arrows.co.jp/brand/hby/item/1200026S2196?via=brandtop_web_item_more
写真では伝わりづらいのですが、素材感や縫製のレベルが非常に高いです。
昔はドメブラを触ると、
「うわ、全然違う」
でした。
今は、
「いやこれHのパンツも相当良くないか?」
が普通に起きています。
さらにEDITIONオリジナルで英国THOMAS MASONの生地を使ったアイテム。
2万円台でハイクオリティを実現しています。
シャツは沢山持っているし、私の体型には胸部のサイズ感がいまいちだったので購入はしませんでしたが、普通にこれは欲しいと思えるアイテムでした。
これらのブランドは高品質なだけではなく、射程とする範囲が一般オシャレ層なので、下手にドメブラで難しいコーデを考えるよりも、より簡単にシンプルな格好よさを手に入れられるメリットもあります。
ここで消費者は、あと1~1.5万だしてドメブラを買うかどうか。
というラインで分かれると思います。
正直、私はお金を出してブランドを買う派でした。
しかし、ここにきて、その服好きが持っているこだわりや価値観は、もはや令和のこの時代に古いのではないかと感じるようになりました。
もちろん、小物類も含めて全てをセレオリにするとなると、今度や逆に難しい問題が出てくると思います。
おそらくそれでは欲求は満たせない。
ただ、ベーシックなアイテムに関しては、もう本格的な選択肢に入ってきてもいいと思っています。
そうなってくると、一体ドメブラの価値とは何なのか?という問題も出てきます。
シルエット研究
↓
セレオリもやる
素材研究
↓
セレオリもやる
縫製
↓
工場共有で差が縮む
ドメスティックブランドは、デザイナーの思想、世界観、ブランド価値で差別化して勝負するわけですが、それは今後も服が好きな人達が実際に着たいと思える価値として継続するのか。
とくに、美容、ライフスタイル含めてトータルでファッションが考えられるようになったこの時代に、この問題は顕在化していくのではないかと思っています。
