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世界の機動スイッチ

26.06.10 の記録
別にアナログである必要はないけど、でもあえて、手で書きたくなったから、今日は手で書いてみようとする。

世界の機動スイッチ
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朝目覚めると、
世界は、様々に機動スイッチを押す。

朝日によって。鳥の声(アラームかもしれない)。朝ごはんをつくるにおい。その環境にある、昨日と同じ、弱そうで、でも確実に静かにおされるスイッチは、とても強力で、その人のその1日のあたり前をつくります。

このスイッチによって、昨日までの自分が、今日へと引きつがれているのだ。

別に、昨日、この身体をつかった、内容物が、入れかわっていたって、別人になっていたって、かまわないのに、昨日までの文脈に従って、今日も昨日までの人物として、生きるというストーリーに乗っている。

クローゼットから服を選ぶとき、手にとったものに対して、ふと、「これはちょっとはでかな。」「何か言われそう」と、昨日までの自分と、ずれないように、何事もなかったかのようにふるまうべく、コスチュームを選ぶわけだ。

そして同じ時間に家を出て、同じ時間に職場に到着する。別に1時間ずらしたっていいのに。

そういえば昔、1時間ずらして、職場に向かったとき、そこを通る人たちの顔ぶれがまるでちがっておどろいた。いつもの時間には、いつもあの角から、まがってくる人がいて、いつもあの車が、通っていって…だから今何分くらいだなって分かる。
それが、1時間後になると、登場人物が変わる。
朝散歩したときもそうだった。5時代は、男性が走っている。6時代になると、ご老人が犬の散歩をしている。

同じ場所でも、登場人物がかわる、景色が変わる。

わずかだが、大きくかわっている。

別に、くりかえしが悪いといっているわけではない。
ただ、そのくりかえしの中にいるのだということを自覚してみるとおもしろいと言いたい。
無意識に同じ時間に同じことをくりかえしているより、自覚的に同じ時間に同じことをくりかえすのなら、見えるものは変わるはずだ。
ならばと、少しずらしてみたくなるかもしれないし、そうでもないかもしれない。

気づかなかった、静かで、強力なスイッチの存在に気づけたら、もっとみつけたくなるかもしれないし、その影響力の強さをつかって、行動を変容させることもできるかもしれない。新たなスイッチを設置したっていい。

もし、同じくりかえしに、どこか、あきはじめているならまず、どこにどこから影響を受けているのか、そのスイッチをさがしてみることをおすすめする。
それは、自分にとって嫌な相手からのあいさつだったり、苦手な人ごみの中に入っていく瞬間だったりするのだ。

あたり前を生みだす起点は、あまりにひそやかに、何くわぬ顔で、そこにいる。

それは、実はあたり前などではなく、自ら選び、つづけてきたくりかえしが生み出したもの。

それは、今の自分自身も、おかれた環境も、影響を受ける場も、自ら選んできたものだ。

変えたいならば、選び直すしかない。そこに言い訳はいらない。だって、言い訳を言っているのは、昨日まで、くりかえしてつくってきた、昨日までの自分の主張だからだ。
もちろんそれを採用してもいいが、採用しなくてもいいのだ。

さて、何を選ぼう。

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