妻の誕生日と新人販売員さんの話
先日、妻と買い物へ行ってきました。
理由は妻の誕生日です。
毎年この時期になると、知り合いの花屋さんで花を買ってプレゼントしていました。
元従業員のお母さんが営んでいるお店で、ここ何年もお世話になっていました。
今年もお願いしようと思い連絡をしたのですが、返ってきた言葉は意外なものでした。
「最近は花をやってないんです」
ええぇー!
ちょっと驚きました。
実は連絡する前から、なぜか変な予感がしていたんです。
最近の物価高を考えると、予算を上げないと厳しいかなぁ。
そんなことを何となく思っていました。
スピリチュアル好きな私は、
「これは何かのお告げか?」
なんて勝手に思ったりもします(笑)
でも冷静に考えると、個人商店や小さな会社は本当に大変な時代ですよね。
大手企業なら数の力で仕入れも有利です。
でも個人店はそうはいきません。
利益の少ない商品ばかりでは続けられない。
商売の厳しさを改めて感じました。
残念でしたが、
「じゃあ別のものを探そう」
という話になりました。
すると妻が向かった先はジュエリーショップ。
そういうことか(笑)
最初から花ではなかったのかもしれません。
店内を見ながら手頃な価格のピアスを選びました。
妻も気に入ったようで一安心です。
そして接客してくれたのが若い女性スタッフさんでした。
20代前半でしょうか。
一生懸命に説明してくれます。
でも何となく感じるんです。
言葉のイントネーションというか、
話し方というか、
どこか初々しい。
私は仕事柄、人を育てることに興味があります。
気になって聞いてみました。
すると、
「今年の4月に入社したばかりなんです」
とのこと。
やっぱりそうだったか。
その横では先輩社員さんがしっかり見守っています。
まさに教育の現場でした。
そして新人さんが頑張って提案してくれます。
「こちらもご購入いただくと20%引きになります」
なるほど。
客単価アップの練習中ですね(笑)
よし。
せっかくだから協力しよう。
私は少し意地悪な質問をしてみました。
商品の説明についてです。
すると、
「すみません、確認してきます」
そう言って先輩のところへ走っていきました。
私はその姿を見て嬉しくなりました。
これなんですよね。
現場で覚えるということ。
本を読むだけでは身につかない。
実際にお客様と話して、
分からなくて、
聞きに行って、
覚える。
その繰り返しです。
商談も終わりに近づいた頃、
私はもう一つ質問しました。
もし予定通りにいかなかった場合はどうなるのか。
リスクについてです。
私は内容が知りたかったわけではありません。
お客様は良い話だけではなく、
最悪の場合も知りたい。
それを伝えられるようになると、お客様は安心します。
そんなことを少しでも学んでくれたらと思ったのです。
結局その説明は先輩社員さんが対応してくれました。
でも新人さんは横でしっかり聞いていました。
たぶん。
いや、緊張して聞けてなかったかもしれません(笑)
帰り道、
妻とそんな話をしていました。
「少しは勉強になったかな?」
「一日一善できたかな?」
なんて。
でも改めて思いました。
一生懸命な人を見ると応援したくなります。
若い頃は自分もそうだった。
失敗して、
怒られて、
覚えていった。
だから頑張っている姿を見るとつい応援してしまいます。
妻の誕生日プレゼントを買いに行っただけなのに、
なぜか新人教育について考える一日になりました。
これも何かのご縁なのかもしれません。
スピリチュアルかどうかは分かりませんけどね(笑)
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