もらうものだと思っていた指輪を、自分で買いに行った日
40代後半の今、突如興味を持ったジュエリー。アクセサリーはそれなりに好きで、自分でもたまに買っていましたが、何となくハイブランドの、特に指輪はもらうものだと思っていました(笑)。だから、買うタイミングはいくらでもあったはずなのに、結婚指輪以外はほぼ持たずに生きてきました。
また、コロナ以降は手洗いの回数が増えたことや、少し前のミニマリストブームの影響もあって、何となく「少ないもので暮らす」ことが正解だと思い込んでいました。それなのに、なぜ今さらジュエリーに興味を持ったのか……。
興味を持ったからには、検索が好きな私は一気に調べ上げました。候補はいくつかありましたが、記念すべき1つ目に選んだのは、カルティエの「トリニティ クッション」のクラシックモデルです。
ジュエリーにそれほど興味がなくても、昔から「カルティエのトリニティ」は知っていました。そんな定番中の定番。SNSでも、初心者はまず「トリニティ」がおすすめということで、オンラインショップを眺めていると、スクエア型のデザインが目を惹きました。トリニティの100周年を記念してデザインされたモデルだそうで、ちょっと一癖あるものも好きな私は、直感でこっちかなと。
また、カルティエは若い頃にラブリングを買ってもらったことがある思い出のブランドだったこともあり、実物を見てみたくなりました。
とは言っても、予約をしての来店には少々抵抗がありました。とりあえずお店に行って試着できたらいいなという気持ちで、でも念のために縁起の良い日を選んで足を運びました。予約がない場合でも空きがあれば入れるようで、待ち時間は1時間ほどとのこと。LINEで順番待ちの設定をして、しばらくカフェでのんびりしていました。(良い時代になったね)
担当してくださった女性の方は、夕方に来店したからか少しお疲れのようで、最初は正直あまり感じが良いとは言えず「別の店舗に行こうかな」とも思いました。でも、お話をしていくうちに経験の豊富さが伝わってきて、この方にお任せしてみようと決めました。私も(若く見えるらしいですが)結構な大人なので、そのあたりの見極めはシビアです(笑)。
本命の「トリニティ クッション」と、気になっていたトゲトゲしたデザインの「クラッシュ」を何度も試着し、モデルによってサイズが結構違うことを知りました。私の手だと、クッションはいつものサイズより1サイズ上、クラッシュは1サイズ下。サイズ選びは非常に重要なので、ここで担当の方の経験値に助けられました。 実際に着けてみるとクラッシュの華やかさもものすごく素敵でしたが……クッションはもし今日選ばなくても絶対買うだろうと思ったので、初志貫徹で「トリニティ クッション」に決めました。念のため、定番のトリニティも着けてみて、納得のいく選択ができたと思います。
お会計を待つ間、せっかくなので時計も見せていただきました。私は客室乗務員を辞めて以来、十数年時計をしない生活を送っていましたが、久しぶりに手に取った時計はどことなく特別な感じがしました。結婚指輪以来のハイブランドジュエリーに、ワクワク感と照れくささが入り混じったような不思議な気持ちになりましたが、赤い紙袋を手に、意気揚々と家路につきました。
これで終わりと思いきや、また新たな悩みが……。次のお話に続きます。
