小さな訪問日記㉔ 「暑い夏も、無理をしないで」
【PR】この記事はプロモーションを含みます。
— 母に送った小さな日記 —
ここ数年、夏になると毎日のように熱中症警戒アラートを目にするようになった。
子どもの頃の夏も暑かったけれど、今は外へ出るだけで危険を感じる日が増えた気がする。
テレビから流れる「外出は控えめに」という言葉を聞くたびに、離れて暮らす母のことが頭に浮かぶ。
母は今でも買い物へ行くときは、二輪自転車を押し車代わりにして歩いている。
もう自転車に乗ることはないけれど、歩くときの支えにもなり、買い物をした荷物も運べるので、母には欠かせない存在だ。
スーパーまでは片道およそ15分。
母に、
「今日は暑いから、買い物はやめたら?」
と言うと、
「食べるもの何にも無いから。」
と笑う。
そう言われるたびに、僕は少し苦笑いしてしまう。
実家へ行くたびに冷蔵庫を開けると、食べ物はいつもきちんと入っている。
スーパーで「これ、おいしそう」と思うたびに手に取っているのだろう。
冷凍庫も、いつもぎっしりだった。
それでも母は、二輪自転車を押しながら、今日もスーパーまで歩いていく。
片道15分。
母にとって、その道のりは買い物だけではなく、毎日の大切な運動なのだろう。
だから僕は、その15分を少しでも快適にしてあげたいと思った。
そこで今年、母へネッククーラーを贈ることにした。
母に合いそうなネッククーラーを探していると、以前は金属プレートがひんやりするタイプが主流だったことを知った。
でも最近は、ペルチェ冷却モジュールを搭載し、電気の力で首元を冷やしてくれるタイプも増えていた。
さらに、うなじから首の両サイドまで風が届くので、暑い日の負担を少しでも和らげてくれそうだった。
そして、僕が選ぶ時にもう一つ大切にしたのは、持ち運びやすさだった。
母は買い物だけでなく、デイサービスへ行く日もある。
使わない時には折り畳んでコンパクトにできるので、荷物になりにくいところも母に合っていると思った。
ただ冷やせるだけではなく、普段の生活の中で無理なく使えること。
それも、母の使う場面を考えて選んだ理由の一つだった。
少しでも暑さによる負担が軽くなれば。
そんな思いで選んだ。
後日、母に使い心地を聞いてみると、
「首が冷えるだけで、こんなに違うんだね。」
と嬉しそうに話してくれた。
そして、
「スーパーまで歩くのが前より楽になったよ。」

その一言を聞いて、僕もほっとした。
もちろん、ネッククーラーだけで熱中症を防げるわけではない。
だから母には、買い物へ行くときは水筒と塩分入りの飴を持っていくようお願いした。
「ちゃんと持って行ってる。」
その何気ない返事を聞くだけでも安心できる。
離れて暮らしていると、毎日そばで見守ることはできない。
だからこそ、こうした小さな工夫を一つずつ重ねることが、今の僕にできる親孝行なのかもしれない。
便利な道具は年々進化している。
でも一番大切なのは、無理をしないこと。
暑い日は休む勇気を持つことも、自分の体を守るためには必要なのだと思う。
これからも母には、自分のペースで、元気に歩き続けてほしい。
暑い夏も、無理をせずに。
そして僕も、離れていてもできることを少しずつ増やしながら、母の毎日を見守っていきたいと思う。

今回使用した商品です。
