バイスティックの7原則を100原則にする
ケースワークの基本と言えば、バイスティックの7原則ですね。
そう、社会福祉を学んだ人なら、一度は暗記して、テストが終わった瞬間に半分くらい忘れた、あの7つです。
個別化、意図的な感情表現、統制された情緒的関与、受容、非審判的態度、自己決定、秘密保持。
はい、ここテストに出ます。
今回はこの7原則に、存在しない93原則を勝手に追加して100原則にしてみようと思います。
バイスティックの100原則
個別化
意図的な感情表現
統制された情緒関与
受容
非審判的態度
自己決定
秘密保持
同一性の保持
共感的理解
境界線の保持
無知の姿勢
多職種協働
権利擁護
持続可能性
エンパワメント
構造的介入
自己覚知
説明責任
文化的配慮
自己研鑽
とりあえず傾聴
とりあえず座ってもらう
お茶は熱すぎない
それはケースバイケース
一旦持ち帰る
会議で共有したことにする
会議のための会議をやる
様子を見る
記録してなければ起きていない
検査しなければ陽性じゃない
エビデンスはあとから探す
本人のペース
個別支援計画は締め切り前日に完成
捺印した後に誤字発見
夜勤での「今日は平和だね」は禁句
「誰にも言わないで」は共有事項
カップ麺にお湯入れた瞬間にコール鳴る
コーヒーも冷める
帰ろうとしたら話しかけられる
「すぐ終わる」は終わらない
なくしたと思っていたボールペンが同僚のデスクから出てくる
いつもお菓子をくれるおばちゃん職員がいる
休憩室で重要な情報交換が行われてるときある
退勤時間間際に家族から電話来る
定時は概念
あそこの事業所はもっと大変らしい
初めて訪問する場所はちょっと緊張する
あれ?前、違う事業所にいましたよね……?
トラブルあった日の記録に限って保存直前に消える
制度は覚えた頃に改正される
行政に問い合わせると部署によってちょっと答えが違う
前の人は大丈夫って言ってました
散々待たされて担当者は定時で帰る
必要な印鑑ほど行方不明になる
決裁がいつまで経っても回ってこない
クライエントはなぜか同じタイミングで相談したくなる
急ぎの書類ほどコピー機が紙詰まりを起こす
「実地指導」と聞くと気絶する
監査の後だけ事務所綺麗
付箋貼りすぎて重要な書類がわからなくなる
フェイスシートに書いてない情報があとから出てくる
あれ?この人前にもどこかで……
とりあえずアセスメント
とりあえずモニタリング
多職種連携って言っておけばなんとかなる気がする
次回へ持ち越します
前向きに検討します
引き続き検討します
検討することみんな忘れてる
みんな疲れてる
みんな死んだ魚の目してる
ベテランほど勘で解決する
外勤が重なりすぎて誰もいなくなることある
家族の方が詳しいことある
医師の字は読めない
看護師の当たりが怖い
包括は大物を小出しにしてくる
ケアマネはいつも「様子を見る」
いつ帰ってる?サービス管理責任者
絶対に捕まらない相談支援専門員がいる
今ケース何人持ってるんですか?100人……?そうっすか……
管理者は会議中
施設長は外勤中
結局自分で決める
なんとかなる
ならない
でもなんとかする
前にも言いましたよね
ここに書いてありますよね
すみませんでした
メール今届いたみたいで
メールソフトの調子が悪いことにする
Excelも壊れたことにする
エイゴワカリマセン
だいたい空気で解決
気が付いたら自分が人生相談していることがある
何のために頑張っているのかわからなくなる日がある
仕事中にトイレで泣く日がある
「ありがとう」の一言で救われる日もある
結局また明日も来る
ここまで読んで、「あるある」と思った人は、たぶん現場でちゃんと戦ってきた人です。
福祉の仕事は制度も変わるし、書類も増えるし、会議も増えるし、コピー機はなぜか紙を食べます。それでも翌日になると、また利用者さんが待っています。
だから結局、みんな出勤してしまう。
教科書には7原則しか載っていません。でも現場には、きっと100個くらいある。
……いや、制度改正のたびに3つくらい増えてる気もします。
