【海外生活】妊娠後期目前、ストレス解消の方法が全部通用しなくなった話
こんにちは。配偶者の駐在に帯同してトロント生活を送るなのはなひよこです。今、妊娠27週で、明後日からいよいよ後期に入ります。
正直な実感として、赤ちゃんがいること自体は妊娠前に想像していたよりずっと嬉しいです。
これは本当にそうで、「大変だけど幸せ」というテンプレ的な言い方に寄せているわけではなく、単純に毎日「ああよかったな」と思っています。最近は1日に何回もお腹をドンドン蹴飛ばしてくるので、この子に会うのが本当に楽しみな気持ちでいっぱいです。
ただ、それとは全く別のところで、生活の質はかなり下がっています。
これまで自分の生活の軸であり、ストレス解消にもなっていたものが、ほぼ全部できなくなりました。
私の趣味は、ダンス、登山、スキー、ジム、語学学習、読書です。お酒や食べ歩き、料理も大好きでした。
登山やスキー、飲酒のように妊娠中には明確に危険なものだけでなく、語学の勉強や読書のように一見できそうなものも、頭がぼーっとしてしまって続きません。読書会のような軽い集まりも、体調の不確実性や気力の問題で現実的ではなくなりました。最近は長時間立ちっぱなしなのも辛く、玉ねぎを炒めるなどの軽い立ち作業すらダイニングの椅子でこまめに休みながら行っていて、料理も楽しいという感じではありません。
体力が全体的にかなり落ちてしまい、筋トレやダンスどころかYouTubeのマタニティヨガ動画でさえ腕がプルプルしてしまい、ストレス解消というより苦行寄りのアクティビティと化しています。
「できないことが増えた」というよりは、「これまで成立していた回復手段が、全部機能しなくなった」という感覚に近いです。
漫画を読んだり、noteを読んだり書いたりすることは苦痛なくできますが、それだけでは時間を埋めることはできても、回復にはあまりつながらない。むしろ、回復手段がない状態で時間だけが過ぎていく感じがして、じわじわと消耗していきます。
そんな中で、最近ふと「手芸でもやってみようかな」と思い始めました。
自分でも少し意外でした。
手芸には長い間まったく興味がなかったし、スポーツのように肩こりの解消にもならなそうですし、語学のようにキャリアにつながるわけでもありません。今の自分が優先してきた価値観からすると、かなり外れた選択です。
ただ、よく考えると、子どもの頃はクロスステッチ刺繍をしていました。初心者用キットをいくつか買って取り組んでいたのですが、完成させるのがなかなか難しかった記憶があります。小学校高学年くらいまでは、むしろそういう静かな作業の方が好きで、今のように体を動かすことに価値を置いてはいませんでした。
思春期以降は、完全に逆の方向に振れていきました。
ダンスやスキーのような身体性の強いもの、語学のように負荷がかかるもの、達成感や成長が実感できるもの。そういうものをストレス解消として選ぶようになり、それが自分に合っていると思ってきました。
だからこそ、今になって手芸に戻ろうとしているのは、少し不思議な感じがします。
新しい趣味を探しているというよりは、「今の体で成立する回復手段」を探した結果、たまたま過去にやっていたものに行き当たった、という方が近い気がします。
同じ手芸でも、子どもの頃とは意味が違います。
当時はそれしか知らなかったからやっていたのに対して、今は他の選択肢を一通り経験した上で、それでも今の自分にはこれが合いそうだと思って手を伸ばそうとしています。
妊娠してから、「好きなことをする」というより、「消耗しないことを選ぶ」という基準で物事を考えるようになりました。
それは少し寂しい変化でもありますが、同時に、こういう調整の仕方もあるのかもしれないとも思います。
妊娠中、ストレス解消の方法がまったく変わってしまったと感じているのは、私だけではない気もしています。
もし同じような時期に、どうやって過ごしていたのか、どんなことが回復につながったのか、みなさんの経験談があればぜひ教えてください。
